室町時代の人気が低い
twitterで誰だよ?って総ツッコミだった
もう少年ではないので、昔読んでいた週刊少年ジャンプは購読していないのだが、年明けtwitterで北条時行がジャンプに掲載される、と聞いてマジかよ?って思った。
しかも作者はネウロや暗殺教室で有名な松井先生である。
歴史好きとしてはこれは読んでみなくては、と思って久しぶりにジャンプを買った。第1話で作風は分かったので、その後単行本待ちで時々twitterで情報を取得していたのだが、今週号のジャンプで巻頭カラーらしく、我慢できずにまたジャンプを買ってしまった。
全話読んでいるわけではないので、まだ評価には早いかもしれないが、個人的にはとても面白く読むことができている。単行本を追うことになる久々のマンガである。
室町初期で言えば、足利尊氏と後醍醐天皇くらいしか人名では一般に知られていない中、(多分)、護良親王がキチンと描かれててとても好感がもてた。物語なので、史実に沿う必要性は必ずしもないが、それでも史実を参考にすることの重要性は変わらないと思うからだ。足利尊氏のヤバイ感じも何気に史実の人物像を参考にしていると思っていて、それに松井先生の描写が加わっていい感じになってて笑う。
室町時代はマイナー
日本で人気のある歴史区分だと、まず第1に戦国時代、これはもう言うまでもなく、ゲームやアニメで非常に広く膾炙しており、他の時代の追随を許さないと思う。次に幕末もしくは平安末期~鎌倉初期のどちらかで、この3つの区分で人気を3分しているのではないだろうか。あるいは戦国時代と幕末の2強かもしれない。
室町時代はそんな中でも特に人気のない時代で、江戸幕府の将軍は高校の歴史であれば全部覚えるが、室町幕府の将軍の名前は全部覚えることはまずない。オマエだれだよ、っていう将軍が結構いる。
観音の擾乱や応仁の乱などの著作が結構売れたらしく、少しは知名度が上がったかもしれないが、それでもやっぱり人気がない。政治史中心の歴史教育では致し方ない面も多々あるが。
でもそんなことは関係なく、この作品をきかっけに室町時代への興味が喚起されるといいなー、と思いました。
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