愛と憎しみと柔らかい銀行と暴力の名のもとに(2019 福岡ソフトバンクホークスシーズン雑感と、ぽてとさらだアワード)

どうもこんにちは、ぽてとさらだです。12月ですね。私の大好きな野球もサッカーも終了し、選手の移籍や年俸や契約条件の交渉といった「ストーブリーグ」の時期に突入しました。この時期はあまり好きではないんですよね。応援していた選手との別れはもちろん、ファンが荒れたり、ツイッターでキッズが荒れたり、いい歳したお前ら(もちろん童貞）が荒れたり、過ごしていてなーんか生きにくい季節ですね、スポーツファンにとって。そんな中、「球団側からの解雇通告等があった場合を除いては、一軍在籍年数等条件を満たさなければ自由契約の権利が与えられない」、つまりFA宣言できないプロ野球界は、サッカー界よりも穏やかにこの季節を迎えられていると思います。まぁ、要は今すっげーひま。なもんでなもんでなもんで、今年のホークスに関して雑感・・・は面倒くさいから、成績振り返りと個人賞みたいなものを設けて書いていきたいと思います。頑張って読んでね。

福岡ソフトバンクホークス２０１９
チーム成績…76勝62敗5分(勝率.551 蓬莱スコア）
順位...2位(くたばれ埼玉西武）

獲得タイトル...・セパ交流戦最高勝率(2年ぶり8回目）　　　　　　　

・日本一(3年連続10回目）

チーム公式スローガン...「奪ｓｈ！」

俺的スローガン...「#辻絶対泣かす2019」

チームとしては「パ・リーグ優勝奪還」、オレ個人としては「埼玉西武の辻監督をもう一回泣かして、その気持ち悪い泣き顔をつまみに酒を飲む」という目標を掲げて挑んだ2019シーズンでありました。

↑（2018年、CSファイナルでホークスに惨敗し、不細工な泣き顔で日本中のお茶の間をドン引きさせ、私を爆笑させた埼玉西武の辻監督。）

結果、憎き埼玉西武にまたもやリーグ優勝をかっさらわれる屈辱のペナントレースとなりましたが、CSでまたもや埼玉西武をフルボッコにして辻を泣かし（まぁ実際は謎の仏頂面やったけど）、日本シリーズで悪の枢軸・東京読売ジャイアンツに暴力をふるって3年連続日本一を達成しました。ふははははは、敗北を知りたい。いや、知りたくない。

そして、次からは「ぽてとさらだアワード（ホークス編）」と称し「ぽてとさらだ的MVP（1名）」、「ぽてとさらだ的優秀選手賞（投手1名、野手1名）」、「ぽてとさらだ的敢闘賞(投手1名、野手1名）」、を設けて、勝手に表彰していきたいと思います。

２０１９　ぽてとさらだ的MVP

千賀　滉大

今年の開幕戦、プレイボールの宣告と同時に投げた第1球目のストレートが鬼の161km/h、続く2球目も161km/h。そのストレートに圧倒された私をはじめとする多くのホークスファンは糞尿を垂らし、体中のすべての穴から体液という体液を流しながら思ったものです。「あかん、千賀30勝してまう。」と。しかしシーズン序盤は制球に苦しみ、ボールがあちこちに散らばり、ブレイクで置きに行った球をピンポン玉のごとくスタンドに放り込まれ、気が付いたら五回までで100球超えという平常運転よりも平常運転のようなピッチングで我々をイライラハラハラさせましたが、謎の打撃陣の援護で勝ってしまうという勝ち運を見せつけてくれました。

しかし中盤から終盤にかけては、千賀投手の看板である「お化けフォーク」の配分を抑え、「沢村栄治氏の亡霊が読売の選手と間違えて憑依したのか」と言わんばかりのストレート中心の投球でバッタバッタと相手打者を「たんてぃん、たんてぃん、たんたんてぃん（CV.長嶋三奈）」に切ってとり、積み重ねた奪三振数はインド人もびっくりの227（！！？）。投球回数180回１/3はパ・リーグno.1。「完投できないとエースとは呼べない」とかほざいた杉内さん、息してますか？？

9月6日の対ロッテ戦で達成した「令和初、且つプロ野球史上初の毎回奪三振でのノーヒットノーラン」は、もはや「お、お、お、お、お、御見それしやしたあああああああああ」としか言いようがありません。日本一はあなたの活躍なしにはあり得なかったでしょう。12勝6敗という数字はインパクトの割には物足りないと敢えて言っておきたいところ。しかしカカロット、おまえがぽてとさらだ的MVPだ！（メジャー行くならそのクソ軽い球、もうちょっと何とかしないと海まで飛ばされると思うぞ・・・・）

ぽてとさらだ的優秀投手賞

甲斐野 央

2018年のドラフトで、高校no.1内野手の呼び声高かった報徳学園高校の小園 海斗を競合の末に広島に持っていかれ、仕切り直しで指名した立命館大学の外野手である辰己 涼介も楽天に持っていかれ、外れの外れの1位で東洋大学から、妥協感と人並み以下の期待を引っ提げて入団した投手でしたが、オープン戦で投げさせてみた首脳陣に「あれ？思ったよりできるんじゃないの？」にとかいう、これまた微妙な期待感を持たれて新人ながら開幕一軍の座を掴み、いきなり開幕戦で中継ぎ登板すると、150km/h台を連発して2回を5奪三振とかいう末恐ろしいデビューを飾り、ファンに「甲斐野最高や！小園なんていらんかったんや！」と言わしめることに成功し、強心臓ルーキーの座を掴んだシンデレラボーイ。以来、勝利の方程式に組み込まれ、65試合に登板し26ホールドはお見事でした。失敗ドラフトとか言ってごめんね。マジでごめん。ただ、防御率4.14はルーキーだから目を瞑れる数字かなと。来年は3.34以下でおなしゃす！なんでや！阪神関係ないやろ！中田頑張れよ！

ぽてとさらだ的優秀野手賞

ジュリスベル・グラシアル

いやイケメンかよ！！！ふざけんなよ！！

カリブのイケメン。ホークス外国人史上1番のイケメンではないだろうか。見よ、このハリウッドスターのような甘いマスク。男のオレでも濡れてまうわ。

しかしそんなイケメンもバットを持つと大暴れ。シーズン途中の負傷離脱の影響で規定打席に３３打席足りなかったのがマジで悔やまれるものの、打率・３１９、２８本塁打は本当にお見事でした。しかもこの男、皆が打ってほしいと期待するシーンで本当に打つからね。グラシアスグラシアル。打席を見ていても、これまでの外国人打者とはタイプが違い、打てなさそうな球は振らずに、待ち球を静かに狙ってとらえるタイプのバッターで、これまでの「いや、なんでここでストレートが来ると思ったの！？バットとボールが５０㎝は離れてるけど！？」的な、助っ人外人の皮をかぶった大型扇風機とは違う。本物の助っ人であります！！きっと夜のバットも一定のリズムで振ってるんだろうなぁ。また、これまでのカリビアンと違い、普段は物静かなのに、工藤監督が「もうやめろ！」と止めるまで練習する練習の虫だそうです。柳田選手に「まじかっけぇ、あんな男になりたい。」と言わしめたイケメン。来シーズンも一緒に戦ってください！！あと抱いてください！！

ぽてとさらだ的敢闘投手賞

大竹　耕太郎

いやもうあんたしかいないよ大竹君。今シーズンは開幕の頭からローテに加わると、インステップ気味の球の出所が見づらいフォームと抜群のコントロールで、相手打者を翻弄し、相手のスコアボードに０を並べて見せる大活躍を見せたのに、大竹投手が投げる試合はこちらのスコアボードも０が並ぶとかいうムエンゴの被害を受け、珍しく打者が援護すると今度は後続投手がパパカスカ打たれるとかいう不運の持ち主でした。敵が身内にいたパターン。すまん大竹。後半は力尽きて打ち込まれることが多かったけど、来シーズンはフルで活躍できること期待し、敢闘賞を贈ります。

5/15の対埼玉西武戦、勝ち星が目前に迫る中、救援の森が撃ち込まれ勝利投手の権利がなくなった時の大竹投手の落胆の顔。テレビ越しに映るこの表情が忘れられません。

うるせぇゴミ。おめぇんところの未成年喫煙パチンカスと一緒にすんな。

ぽてとさらだ的敢闘野手賞

周東　佑京（名前が漫画の主人公みたい）

[５０ｍ 5.7秒、塁間10.71秒(12秒切ると俊足)]とかいう異次元の俊足を引っ提げ、支配下登録即１軍の切符を勝ち取ると、代走中心の出場だったにも関わらず、チーム最多の２５盗塁をマークしました。意味わからん、お前瞬足でも履いてんのか？（子供に大人気だった足が速くなるといわれた児童用靴）

速い。とても速い。その速さをファンも認知し始め、７回以降にデスパイネや内川あたりの鈍足が出塁すると、気の早いファンはソワソワし始め、代走周東のアナウンスがかかるとスタンドから地鳴りのような歓声が上がるのは、見ごたえあり。そして見事に盗塁を決めると、一部の周東選手を愛する鷹ガールから「周(東)くううううううん！！挿れてええええええ！！！」なる雄たけびが聞こえてくるとかこないとか。代走で湧き、脚で飯が食える稀代の選手です。シーズン終了後はその脚が認められ、まさかの侍ジャパン選出で、我々を喜ばせてくれましたね。私は代表選手一覧を３３４億度見しましたよ。なんでや阪神関係ないやろ！令和の赤星になれ！

ぽてとさらだ的流行語大賞

「福岡ソフトバンク暴力」

有名ツイッタラーの山田ドルゴルスレン先生から突如として発せられたホークスの新たな蔑称。シーズンでは謎にコケても、ポストシーズンでは全然負けない。相手をボコボコにして勝ち進んでいく今年のスタイルに相応しい愛称でした。一時はツイッターの検索に「ソフトバンク」といれると、「ホークス」よりも「暴力」というワードが上に出てくるほど、ツイッタラーの間で流行しましたｗというわけで、ぽてとさらだ的流行語大賞を贈ります!

（↑CSで阪神を倒し、ラスボスである福岡ソフトバンク暴力への挑戦に震える、とある讀賣巨人軍のファン）

以上をもちまして、ぽてとさらだアワード２０１９を閉会しますが、来シーズンの戦いはすでに始まっていると言ってしまっても過言ではないでしょう。２０２０年は悲願のリーグ優勝奪還へ。４年連続日本一へ。

行けホークス

頼むぞホークス

＃辻絶対泣かす２０２０＃への旅路のスタートだ！！！

m(__)m