超芋まつり参戦記 〜前編〜
11/1-4で超芋まつりに参加しました。2日目は雨が降りましたが、割と良い天気に恵まれて多くの人が訪れた良いイベントだったんじゃないかと思います。
1日目
まず思い出に残っているのが溜池山王駅です。最寄りから武蔵小杉まで行くのは溜池山王駅を使うのが一番楽だし安かったです。「なるほど、ここが8番出口のモデルになった通りなのか。」と思いながら通過しました。違いました。モデルになったのは清澄白河だったらしいです。記憶違いでした。僕は何を見たんでしょうか。
さてさて、武蔵小杉から20分ほど歩くと等々力緑地が見えてきます。でかい。最初にサッカー場が見えて、そこを抜けると野球場が見えて、その奥に催し物会場がありました。敷地についてから会場に着くまでまた20分かかりました。着くだけで一苦労です。後から来たみなさんによると、バスを使うと楽だったみたいです。明日からはバスを使おうと固く決心しました。
着いて真っ先におさつ隊長のちびぬいを購入。これで今回の個人的なノルマの大部分は達成です。大きいのも欲しかったけど初日で3300は流石に出せませんでした。ここで3300使ったら、また芋に17000使った前回冬のさつまいも博と同じになってしまう。ご利用は計画的にです。無事ちびぬいを手に入れた後は、芋を食べながら平穏にブースの守り神をしていました。ブースからステージが見えるのですが、とき宣のステージが見えて嬉しかったです。白い。細い。輝き。いまだにジュリあきがこの世のものとは信じられない自分がいます。とき宣のクイズ企画参加していいですか?って運営のお姉さんに訊いたんですが、「関係者なのでだめです」と言われました。セミプロがこの手のものに出るのが興醒めであることは痛いほど理解しているけど、でもサイン入りのおさつ隊長欲しかったなと思いながら指を咥えて見ていました。はあ。かわいい。すき。
そして、さつまいもアナウンサーの鳥越さんにお会いしました。鳥越さんは昨夏の夏のさつまいも博でお見かけしていたのですが、実際にお話しするのは初めてでした。遠くで見てもオーラのある方なのですが、近くで見ると一層すごくお綺麗でとても緊張しました。正直、どんな会話したかあんまり記憶にないくらいです。世の中にはこんなにも綺麗な人がいるもんなんだなと肌で感じました。少しでもあの美しさを分けていただきたいです。
ここまで芋じゃなくてぬいぐるみと女性の話しかしてないですね。でも私普段あんまり女性絡みの話とかしないのでたまには許してください。こんだけ書いてて食べた芋まで語り始めると本当に止まらないので割愛します。1日目はそんな感じでした。
2日目
利き干し芋選手権に出場しました。干し芋はすっごく美味しいしもらったらめっちゃ喜ぶけど、そんなに好きじゃないです。作るの時間かかるし、一つの芋からあんまり作れないから高いし、なのに開けたら割とすぐに食べないとパサパサになって美味しくなくなるし。作り手の努力が消費者の怠慢で台無しになるのはかわいそうです。とにかく、1にも2にも割高だし自分で作るの面倒なので自分ではあんまり買わないし食べないんです。利き干し芋もかなり苦手です。そもそも端の方と真ん中の方で結構味違うし。
さて本題。今回も昨夏と同じ形式です。べにはるか、シルクスイート、安納紅、ふくむらさき、くりこがねの五種類の芋を食べて、その後に問題の三つの芋を食べる形式です。
最初のテイスティングのざっくりとした感想。はるかとシルクはペタペタした食感でほか3つは少し表面が粉っぽくて硬めの食感でした。前2つはよく食べ慣れたようなちょい高めの干し芋って感じがして、後ろ3つは違う会社が作ってるか、そういう特性なんだろうなと勝手に思いました。干し芋を品種別で作っている会社はあんまり多くないので。そして正直、申し訳ないけどはるかとシルクの違いはわかんねえなと思いました。ちなみに昨夏の選手権でもはるかとシルクの2択を外しています。いつかわかるようになる日が来るんでしょうか。来るといいな。
後ろ3つは割と味に違いがありました。安納紅は割と硬めでパサパサしてて、干し芋にするとこんな感じなのかと驚きました。ふくむらさきは口に入れたらほのかなアントシアニンの苦みがあるような気がしました。栗こがねはお芋の香りがするこれまたオーソドックスな昔ながらの干し芋って感じで、お芋の良い香りがしました。昔食べた玉豊とか泉13号の干し芋がこんな感じだったような気がします。でも全体的に香りは風も冷たかったのであんまりわからなかったです。
さて、本番。
一つ目に口に入れたお芋は、粉っぽくてさらさらした表面で、後ろの3択だなと思ったけど、正直わからんなと思いました。
二つ目は触った瞬間ペタペタしたお芋でした。2択です。ぱくり。むむ、甘い。ちょっとカロテン臭があるようなないような。うーん。わからん。でもカロテンってことはシルクな気がする。べにはるかはシルクスイートに比べるとカロテンの含有量が少ないのが特徴です。シルクもそんなに多いわけではないですが、はるかは白くて色の薄い肉色が特徴的で、一部ではそれが玉に瑕だと言われています。僕は白くても好きなのにな。それは置いといて、はるかだったら食べ慣れた感じがあるだろうし、自分を信じてカロテンが強いのはシルクという結論でシルクだと思いました。
三つ目は割とすぐに栗こがねだろうなと思いました。粉っぽい手触りで、昔ながらの干し芋って感じがしました。とりあえず1個目が2択に絞れました。わかんないしもうどんな感じだったか思い出せないけど。
窮地に陥った僕はここで、「普通一発目でふくむらさきなんて変わり種を食わせるだろうか?」というメタ読みを働かせます。この中だとふくむらさきは割とアントシアニン感が強くて比較的わかりやすい品種だと思ったので、最初にふくむらは流石になかろうと思いました。安納紅かな。
正解発表。1は怪しいけど2,3は当たるやろ。そんなことを思いながら発表を待ちます。答えは、ふくむらさき、安納紅、栗こがね。結局1はふくむらなんかい。運営委員は思ったより攻めてきてました。
ていうか2番は安納紅???いやいやいや、めっちゃペタペタしとったやん。まじですか。これだから干し芋は……。これだけはいまだに納得してないです。
でも周りを見てもみんな外してました。一問しか正解してないのにサドンデスに残ってしまいました。なんて低レベルな争いなんでしょう。干し芋当てるのなんてやっぱ無理なんだって、と一瞬思ったけど、昨夏干し芋を全当てしたお姉さんがいるので私にはもう何も言うことがありません。精進します。
さてサドンデス。ペタペタしたお芋でしたが、触覚がアテにならないことは安納紅が教えてくれました。ぱくり。あ、よく食べ慣れた感じのお芋だ。てことは多分はるかなんだろうな。シルクかもわからんけど。そう思っていると、鳥越さんが「割とビビッときた」と一言。「あ、はるかなんだろうな」と確信しました。サツマイモにはたくさんの品種がありますが、べにはるかはやはりその中でも一際輝くスターです。どんな調理をしても強い輝きと存在感があります。僕は確信がなかったけど、鳥越さんはスターの片鱗を感じ取ったんだろうな、流石っす姉さんと思いました。答えはシルクでした。いや、わからんて。無理だって。鳥越さんは何にビビッと来たんでしょうか。控室に戻ってから、2人であれははるかだったよねと愚痴り合いました。ぼくがはるかとシルクの干し芋を区別できるようになる日は来るんでしょうか。もはや因縁です。まだまだ芋のプロフェッショナルにはなれそうもないです。まだまだ鍛錬が必要ですね、頑張ります。
写真が少なくて随分と読みにくいものになってしまいました、すみません。もっと本当は4日分書くつもりだったけど、干し芋のレビューをしてたら思ったより長くなったのでここで一旦終わりにします。後編に続く。