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ニオイ×QOL

6/12(水)
天気:晴れ

昨日はいよいよ夏が到来した感じがしたので、部屋の隅っこでぐうぐう眠っていた扇風機を引っ張り出してきた。

さあさあ、キミの出番だよ。

ひと通りほこりを拭き取ってから電源をつけると、待ってました!と言わんばかりの勢いで涼しい風を吐き出し始めた。

あぁ〜〜、清々しい。

扇風機の登場、それだけでQOL、クオリティー・オブ・ライフ、つまりは生活の質が爆上がりしたかのようだった。

ところが、しばらく風に当たってると気づく。

「なんかクセえ。」

鼻をスンスンするたびに、なんかクセえのだ。

別にすげえクサいってわけではない。

ただちょっと、なんとなくニオうのだ。

ほんのわずかなクサみのエッセンス。

ところがそのわずかな異臭を一度気にし始めたら最後

もうそればっかり気になって気になって仕方なくなってしまった。

そこまで大したニオイではないのに。

テンションガタ落ち。

さっきまでグングン上昇していたQOLが突如爆下がり。

はぁ〜〜。

もはやいつのまにか涼しさも感じなくなっていた。


まあそれだけニオイが生活に与える影響はデカいのよな。

ニオイとQOLでいえば、大学に入ったときを思い出す。

大学合格した直後、はじめての部屋探しで、何が何だかよくわからずに内見して決めた6畳1Kの部屋。

新生活、夢の一人暮らしのはずだったのに....


玄関がクセえ!


最初は気のせいだと思った。というか、信じたくなかった。

まさか自分の部屋の玄関が、下水のような生臭いニオイだなんて。

でもさすがにそのニオイが1週間続いたので確信した。

この部屋は終わっているんだ、と。


もう正直すぐにでも引っ越したかった。

しかし2年契約なので住み続けなければならないし、別に他の設備に不都合はない。

クサイだけ、ただその一点だけが不満。

だから気にしないよう努めたけど、やっぱりクサイのはめちゃくちゃ気になるし

その一点だけでQOLを下げるには十分だった。

結局なんとか契約満了して退去したが、さすがに入居者アンケートにはニオイに対する不満をめちゃくちゃ書き綴った。


ニオイはあらゆる場所に存在していて、勝手に感じてしまうもの。

生活においてニオイは癒しにもストレスにもなるし、とても重要だ。

部屋の芳香剤や柔軟剤など、生活の中に潜むニオイをしっかりと管理して

今後もQOLを高く維持していきたい。


※その後、扇風機はすぐ洗った。

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