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冬も股間が痒くなる

11/23(木)
天気:うん


「冬も股間が痒くなる〜♪」

僕はずいぶんと汗っかきなもんですから

涼しくなったこの時期にもかかわらず、デリケートゾーンに赤み・痒みが発生。

そんなひどくないけどちょっと不快なので、薬を買いにドラッグストアへ行った。

んで、陳列棚の前でどれが良いのか迷ってると

「何かお薬をお探しですか?」

と後ろから声が。

見ると、医薬品登録販売者さんだった。

(ちなみに医薬品登録販売者は、すべての医薬品を取り扱える薬剤師と異なり、第2・3類医薬品のみ取り扱える立場らしい。はじめて知った。)

「一緒にお探ししましょうか?」

と優しく聞いてくれたので、喜んでお願いした。

んでさっそく患部を聞かれ、一瞬迷いつつも、いや、別に恥ずかしがることじゃないしな!

とは思ったのだが....

「まあデリケートゾーンです。」

と回答。

いざとなるとなんかちょっと恥ずかしくなって、「まあ」とか言っちゃった。

そしたらおそらく販売者さんもそれに勘付いたのか

「ああ、えっと皮膚の痒みとかかぶれには...」

と、「皮膚」という言葉を使うことでオブラートに表現してきたのだ。


くそう、なんか恥ずかしい。


なんか、僕の実際の恥じらいを、なんかちょっと大きめに見積もられてる感じがして、それも恥ずかしかった。

そこまで恥ずかしがってないからね僕!

すると、さらに販売者さんが

「これでしたら皮膚が弱い部分でも使えますよ、顔とか頭皮とか。」

と続けたのだが、僕には

「これでしたら皮膚が弱い部分でも使えますよ、顔とか頭皮とか(つまりはデリケートゾーンも使えるってことですよ、あなたが恥ずかしがってるから気遣って遠回しにお伝えさせていただきました!)。」

と言ってるように聞こえたので、ついとっさに


「ああでも患部は股間ですよ!」

と強めに主張してしまった。


今思えば、本当に要らんことをしている。

これこそが愚行、一番恥ずかしい。

小さな恥じらいが大きな恥じらいを生み、それを誤魔化そうとした結果、最も恥ずかしい行動に出てしまったのだ。

販売者さんが「失礼しました」と言いながら浮かべていた、あの戸惑った表情を

僕はきっと忘れないだろう。


そもそもなんも失礼じゃないしな。


そして昨日の愚かな僕は、改めて

「股間にはこれが一番良いってことですね、うんうん」

とかごちゃごちゃほざいたあと、レジへと向かって行った。


今日になってみて、この一連が本当に恥ずかしい。

ご迷惑をおかけしてしまった販売者さんに、ちゃんと謝りたい。

股間の不快感を取り除く前に、販売者さんが抱える不快感をまず解消すべきだろ!


と、自分を叱責するぽてとであった。

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