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75. 英語と日本語どっちが難しい?

アメリカに留学生としていると、3番目くらいによく聞かれる質問があります。それは、「日本語と英語どっちが難しい?」です。

私はいつも「私にとっては英語」と答えています。今日もそれが授業後に起こりました。教授とちょっと話していたらクラスの子が「君が日本で育って日本語を自然に習得したのは十分わかるんだけど、でも、、!やっぱり日本語と英語ってどっちが難しいの?」と。

私はいつも通り「英語」と答えましたが、さすが教授。すかさず「なんで?英語は音が44種類だけだよ?」と。”え!44もあったっけ!?というか難しさの基準、音の数??”とびっくりしながらも、たしかにそれでも日本語よりは少ない。日本語は拗音なり濁音なり含めたら50は超えるから。

ただ英語を勉強するだけなら、もしかしたらほかの言語よりも簡単かもしれません。なぜなら世の中にたくさんのリソースがあるし、たくさんの人が話すから。そして、色々なタイプの英語があるから、外国人としてその言語を話すハードルがとても低いからです。

日本語は、勉強して日本語で日本人と話そうとしても、場合によって使い分けられる表現やひらがなカタカナ漢字の使い分けなど、挫折しそう。第2言語として学ぶなら、私はきっと日本語は選ばなかったでしょう。

でも、今の私にとっては、英語の方が断然難しいのです。文法もよくわからないし、教科書と違うし、読み方だってなんだかんだ単語によって違うし、ぜんぶローマ字で読みづらいし!!!

昔、お父さんが話していたことを思い出します。その時、言語を学ぶ話をしていて、私が「英語も中国語も全部話せるようになって世界中の人と友達になりたい!」みたいなことを言ったのだと思います。すると、父は「う~ん。でもね、よく考えてごらん。文化とか違う人と友達になるってすごく難しいんだよ。言葉が話せても、分かり合えないことってたくさんあるよ。」と。確か父は、ビジネスをするならもっと大変、みたいなことも一緒に言っていたと思うのですが、”言葉だけでは仲良くなれないの!!?”ということに衝撃を受けたのをよく覚えています。

そして、今。まさにその通りだと思うのです。今私が自信をもって「英語」の方が難しい、と答えてしまうのは、第2言語なだけではなく、それを使ってもっと良いコミュニケーションをとりたい、と思っているからかもしれません。日々努力を惜しまずに英語を使いこなせるようになりたいものです。

そんな今日も、優しい理解者たちに支えられて自由な構文と好き気ままに選ばれた単語たちの羅列で会話は進んでいきます・・・自分に厳しく、!!

☆本日の英語☆
・nourish: 養う。
・intimate:親密な
・Reserved:これを She is so reserved. などのように人に対して使うことがあります。おとなしい、みたいな意味で、口数が少なくて用心深い、みたいな人に対して使います。