同志少女よ、敵を撃て コミカライズされましたね

七月中に記事を書けば四ヶ月連続更新だよ♡がんばれがんばれ♡とnoteくんが言うので記事を書いているが書くことないと思った。と思ったがあった(あった)。
「同志少女よ、敵を撃て」を読んだ。

最近(年を食ってから5年以内は最近カウントしてる)爆売れして話題を掻っさらい、昨日鎌谷悠希にコミカライズもされた、乗りに乗ってる小説である。アガサ・クリスティ賞を全会一致で大賞受賞もしている。

いいコミカライズ。さすがは鎌谷悠希。プロだぜ鎌谷悠希。

こちらが原作試し読み。

そして以下、Amazonから引っ張ってきたあらすじだ!

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?

https://www.amazon.co.jp/dp/4152100648?ref_=cm_sw_r_mwn_dp_64S644BF1EM83XJ82EHE&language=en_US


実は私、スターリングラードって聞いてもピンと来ないほど歴史が弱くて。「こ……これはあの歴史の転換点の…!少女たちは地獄に赴くのか…」と思うところなんだろうが、なんも分からんがゆえに物語の進行と共に歴史についてちょっとずつ詳しくなっていきました。やばいかもしれないが自分の無知がどれくらいやばいかも分からん(堂々言うんじゃない)。

そんな日記ちゃんですが、それでもかなり読みやすかったです。恐らくあらすじから想像がつかないレベルで。
スターリングラード戦が始まったあたりで、若き美少年狙撃手・ユリアンくんという男の子が出てくるんですが、彼主人公のハーレム物ラノベが始まったのかと一瞬錯覚した。
題材が題材なだけに言いづらいが、エンタメ的な面白さがある。あとラストが衝撃。まじで何人がこのラストを予想出来たんだ。

これから読む人も多いだろうし、どうせ来月もnoteくんに「5カ月連続記事投稿目指しましょ♪」と言われるので、原作感想は来月書けたら書くとして(書けたら)、コミカライズの感想を最後に書きます。
といっても、まだ一話の半分までしか公開されていないんですが…。


胸に迫る1話だった。セラフィマの行く先も、どんな女性になるかも知っているからだと思う。
原作は実はさくさく読めたのだが、絵にされると辛さが増す。

惨殺される村の人たち。この村が再興されたとしても、それはセラフィマが生まれ育った村ではないんだろうと思う。

あといいなと感じたのが、セラフィマが子連れの鹿を撃つ場面は原作では重要だが、漫画ではモノローグを極力排し、母親からの指摘に留まっている。
鎌谷先生は、内面描写をファンタジックに描くのが上手な漫画家さんのイメージがあるが、このコミカライズにおいては現実的な描写を選択してる場面が多く、それが原作によく合っていると思う。まあまだ一話だから、二話からファンタジックな描写が出てきたらそれはそれで絶賛すると思う。

後半イリーナが出てくるからドキドキですわ…。

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