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坂本勇人の怪我と、吉川尚輝の逆襲
今夜、今年一絶望的なLINE通知が届いた。
「坂本勇人 右手親指骨折で離脱へ」
ふぇぇ、、坂本が離脱だしその間はぼくも仕事離脱したぃ、、、
そう思った方も多いのではないだろうか。(ちなみに僕はそう思いました。)しかしそうは言っても試合は続く、巨人軍は坂本抜きでも戦って行かなければいけない。「2番・坂本」「ショート・坂本」の穴を埋めねばならないのだ。
そこで鍵になるのが吉川尚輝の活躍だろう。二遊間を守れる選手は廣岡、若林、増田などいるが、圧倒的な守備範囲とポテンシャルを秘めた打撃からして、坂本の代役ショートとしての吉川尚輝の起用は決定的と思われる。
では、坂本の抜けた2番はどう埋めればいいか?
9梶谷7ウィーラー8丸5岡本3スモーク4若林6吉川2大城1投手
絶好調ウィーラーと、調子を上げつつある丸佳浩で2,3番を組むのが現時点でのベストオーダーになるだろう。対応力のあるウィーラーを2番に置き、ジグザグで上位打線を組める。2,3,4番をコアとする現代野球のトレンドにも合う打順ではないだろうか。
しかしこれはあくまで現時点でのベストオーダーだ。僕はこれではなく、次のオーダーを推したい。
9梶谷6吉川7ウィーラー5岡本3スモーク8丸4若林2大城1投手
そう、2番吉川尚輝だ。坂本の抜けた2番にそのまま吉川尚輝を入れたい。
坂本勇人の後継者問題
19歳でショートのレギュラー定着、戦線離脱もほとんどなく弱冠31歳で2000本安打達成。巨人軍のショートには10年以上もの間坂本勇人が君臨している。こんなにも偉大なショートの後継者が簡単に見つかるだろうか?簡単に世代交代ができるだろうか?
僕はこの怪我が、世代交代のきっかけにならないかと心のどこかで思っている。そしてそれが、今シーズンこれからの吉川尚輝の活躍に懸かっている。
正直、怪我が治れば「ショート・坂本」は帰ってくるだろう。しかし、「2番・坂本」はどうだろう。吉川尚輝がここで2番に入り「打率3割以上・出塁率4割近く」を目安とした好調をキープすれば、復帰した坂本は5番もしくは下位打線に入ることも考えられる。吉川尚輝の活躍がシーズンを通して続けば、様子見で下位打線に入った坂本がそのまま5番に定着してしまう、そんなシナリオも考えられるのではなかろうか。
坂本勇人の怪我は絶望、悲劇以外の何物でもないが、吉川尚輝にとってはこの上ないチャンスである。2018年のチャンスはヘッドスライディングによる骨折で逃した。2019年開幕のチャンスは腰痛で逃した。3度目のチャンスが今目の前に来ている。若林の復帰により逃しかけたチャンスが、坂本の怪我により舞い戻ってきている。尚輝にとってこのチャンスを生かさない手はない。3度目の正直だ。
ライバルは若林、廣岡、増田、そして復帰後の坂本だ。もちろん坂本も黙ってはいない。10年以上巨人のコアを務めてきた実績もあり、吉川尚輝の活躍が並程度のものであれば、すぐ離脱前のポジション「2番ショート」に戻るだろう。しかし、他球団には見られないほどのライバルに勝ち切ってこそ、読売巨人軍のコアになれると、僕は思う。
秋山翔吾も認めた天才バッター・吉川尚輝の逆襲に、近未来の読売巨人軍の命運が懸かっている。