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iPod nano 第5世代のバッテリー交換でまだまだ使える状態に!充電器を抜いたら電源が落ちるなどお困りなら郵送修理ポストリペアへお任せを!
iPod nano5の電池交換修理ご依頼を頂きました。
2009年9月に発売されたiPod nano5は修理難易度が非常に高いこともあり、修理を受けているお店は年々減っています。
そんな中、郵送修理ポストリペアなら難なく対応可能です!
よくご相談を頂くのがバッテリー劣化による不具合です。
・充電持ちが異常に悪い(満充電から10分ほどで充電切れになる等)
・充電器を外すと即電源が落ちる
・電源が入らない
・ガラスが剥がれてきている(バッテリー膨張)
など症状は様々ですが、上記はバッテリー交換で改善する例が非常に多いです。
iPod nanoシリーズの最高傑作と名高い第5世代は、薄く小型なのにスピーカーやカメラが付いています。
これらの機能も失うことなく、購入時と同じように使用できるよう、実際にバッテリー交換を開始します!
まず下部から分解です。
![](https://assets.st-note.com/img/1731184326-YrmBs0ICS8nd6pGJHNkc2fXt.jpg?width=1200)
iPod nano 第5世代には上部にも下部にもプラスチックパーツが付いており、それらを剥がすとネジが隠されています、
下部には3つのプラスネジが付いており、外すとアルミフレームパーツを取り出すことが出来ます。
これらを取り出したら次はクイックホイール(操作盤)を取り出す作業です。
クイックホイールは内部で接着されているので、外側から取り出すのが困難です。
ヘラを奥に挿して中から押し出すのですが、基板上のICチップを傷つけないよう注意が必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1731184326-OaCqVgeZBIxdPw5nFSRzUv9j.jpg?width=1200)
押し出すことでクイックホイールを取り出すことが出来ました。
iPod nano 第5世代のクイックホイールの下にはプラスチックパーツやバネが収まっています。
これらも取り出すのですが、バネが非常に紛失しやすいので要注意です。
マスキングテープなどで作業台に固定しておきます。
iPod nano 第5世代のバッテリー交換をするには本体部分をアルミフレームから引き抜く必要があります。
クイックホイールと内部のパーツを取り出したら裏返して…
![](https://assets.st-note.com/img/1731184326-JU3Mj0BFxfXeoaQm4qLRTuVs.jpg?width=1200)
カメラレンズを剥がします。
iPod nano 第5世代のカメラレンズはテープで接着されているので、クラフトナイフなどで剥がす必要があります。
この際、フレーム部分を傷つけないよう注意が必要です。
カメラレンズを取り出したら、内部のプラスチックパーツを取り出すことが出来ます。
iPod nano 第5世代はこのストッパーを取り出さないと本体部分を引き抜くことが出来ません。
これで本体下部の作業が完了したので、次は本体上部の作業です。
iPod nano 第5世代は本体上部も様々な作業を行う必要があります。
まずは表面ガラスを剥がす作業です。
iPod nano 第5世代は内部の液晶と表面部分のガラスが別々のパーツです。
ガラスは本体フレームに強力に接着されていて、ヒートガンなどを使って粘着を弱める必要があります。
ガラスは当然割れる素材なので、強引に剥がしてはいけません。
![](https://assets.st-note.com/img/1731184326-TYEbX3JMUNlKjeprqiSLu6dz.jpg?width=1200)
郵送修理ポストリペアではヒートガンやクラフトナイフ、そしてピックを使って丁寧に粘着テープを剥がしています。
粘着を切ることで液晶画面を覆ったガラスパーツを取り出すことが出来ました。
iPod nano5はガラスを取り出すと液晶画面が剥き出しになる構造です。
液晶画面に触れてしまうと指紋や汚れが残るのですが、除去するのは非常に大変です。
表面に触れてしまわないよう注意しながら作業を進めます。
iPod nano5は下部と同じように、上部もプラスチックパーツを剥がして内部のネジを外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1731184326-3zqtO5lyj92G7PWhmw8VQMEo.jpg?width=1200)
ホールドスイッチも失くしやすいので要注意です。
上部のネジを外したらアルミプレートが浮きます。
iPod nano 第5世代はこのアルミプレートにホールドスイッチケーブルが接続されています。
引っ張って断線してしまったら交換するのは非常に困難です。
ここからの作業は絶対にホールドスイッチケーブルは断線させないよう細心の注意を払いながら進める必要があります。
iPod nano 第5世代はここまで作業を進めてもまだまだバッテリーにアクセスできません…。
次に行うのは、バッテリーと本体フレームとの粘着テープを切る作業です。
iPod nano 第5世代は背面側内部に粘着テープが付いています。
それでバッテリーと本体フレームに接着されているのですが、ヘラに粘着剥がしをつけて…
![](https://assets.st-note.com/img/1731184326-8sXKu9MljzrQcYNP4bRkmqL5.jpg?width=1200)
現時点では見えない粘着テープを剥がします。
iPod nano5は液晶裏にバッテリーが収まっているのですが、この作業の際に液晶に圧力が加わって破損する恐れがあります。
ヘラは極力真っすぐ挿して真っすぐ抜くように、液晶画面に負荷をかけないよう注意します。
ここまでしてやっとアルミフレームから本体部分を引き抜く準備が出来ました。
本体上部のホールドスイッチケーブルを断線させないよう注意しながら慎重に少しずつ…
![](https://assets.st-note.com/img/1731184326-R3pvkQwaAomrW6NXTUs9cnPd.jpg?width=1200)
本体部分を下部へ押し出します。
iPod nano 第5世代はクイックホイールが収まっていた箇所に、液晶画面ケーブルや、液晶画面周辺のアルミフレームが引っ掛かりやすいです。
強引に引っ張るとケーブルの断線、液晶画面の破損など取り返しのつかない破損を引き起こします。
本体部分を引き抜く作業に限っても非常に困難です。
本体部分を取り出せたら…
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電池パックを持ち上げて粘着を剥がします。
iPod nano5はバッテリーにホールドスイッチケーブルが接着されています。
無理に引っ張ると断線する恐れがあるので、粘着剥がしを使って慎重にバッテリーから剥がします。
ここまでしてやっとバッテリーコネクタにアクセスできます。
iPod nano5のバッテリーははんだの接点3か所で基板に接続されています。
劣化したバッテリーを取り出すにも、新品のバッテリーを接続するにも、当然はんだ作業が必須です。
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iPod nano 第5世代のバッテリーコネクタの接点は3か所だけなので難易度は高くないですが、基板側の接点を剥がしてしまうと起動不良になります。
1か所ずつ慎重に作業を行って古いはんだを溶かします。
3か所全てのはんだを外すことで…
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劣化しきったバッテリーを取り出すことが出来ました!
今回電池交換修理ご依頼を頂いたiPod nano 第5世代は、少しバッテリー膨張していたこともあり分解が非常に困難でした。
それでも郵送修理ポストリペアなら分解してバッテリー交換を行うことが出来ます。
新品のバッテリーを基板に接続したら、本体部分をアルミフレームに戻して取り出した全てのパーツを元通り組み上げます。
作業工程が多いiPod nano 第5世代ですので、組み上げるのも大変です。
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バッテリー交換をすることで、今から15年以上も前に発売されたiPod nano 第5世代でもまだまだ現役で快適に使用できるようになりました!
iPod nano 第5世代はiPodの中でもトップクラスに分解が難しい機種です。
・修理店が見つからずに困っている
・自分で修理しようと思ったけど断念した
など、iPod nano 第5世代の修理店をお探しなら、ぜひ郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!
メーカー名:Apple
機種名:iPod nano 第5世代
モデル番号:A1320
症状:バッテリー劣化により駆動時間が短い
交換パーツ:リチウムイオンバッテリー
修理費用:iPod電池パック交換料金表
修理時間:90分
保証期間:3カ月
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