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iPadPro 12.9 第1世代の充電口交換で電源が入らない故障が改善!郵送修理ポストリペアならデータが消えることはありません!

初代iPad Pro 12.9インチの充電口修理ご依頼を頂きました。
2015年に発売されたiPad Pro 12.9 第1世代ですが、郵送修理ポストリペアならまだまだ修理対応可能です。
今回お送り頂いたiPad Pro12.9inch 第1世代は、すでに充電残量を使い切っており起動出来ない状態でした…。
それでは実際に充電口交換作業を開始します!

画面を剥がしている充電口修理中のiPad Pro 12.9 第1世代

初代iPad Pro12.9インチは画面側から分解する機種なので、ヒートガンやピックを使って粘着を剥がす必要があります。
画面が12.9インチと非常に大きいので粘着が剥がすのも一苦労です…。
特に角は粘着が強力なので、粘着を弱め足りないと割れてしまう恐れがあります。
ヒートガンで入念に温めて慎重に粘着を剥がすことで…

粘着を剥がして画面を開いたライトニングコネクタ交換中のiPadPro 12.9インチ 第1世代

画面を開いて分解することが出来ました。
iPadPro12.9第1世代の画面パーツは2本の薄いケーブルで基板に接続されています。
画面パーツコネクタはプレートで固定されているので…

画面パーツコネクタを取り出したUSB充電端子交換作業中のiPadPro 12.9inch 第1世代

ネジを外して取り出します。
iPad Pro 12.9 第1世代の画面パーツコネクタを固定しているプレートはプラスネジ3本で留められています。
プレートを取り出すことで画面パーツコネクタにアクセスできます。
セラミック製のヘラを使って基板からコネクタを外すことで…

基板から画面を取り出したドックコネクタ交換作業中のiPadPro12.9 第1世代

12.9inchの大型フロントパネルを取り出すことができました。
iPad Pro 12.9 第1世代はホームボタンが付いている分縁が太いので画面が非常に大きく見えますね。
画面パーツを取り出したら本体内部のネジを外す作業です。

基板上のパーツを取り出したライトニングUSB端子修理中の初代iPadPro 12.9インチ

iPadPro 12.9inch 第1世代の基板はアルミプレートで覆われています。
無数のプラスネジで固定されているので全て外す必要があります。
場所によってネジの長さが違うので、どこにどのネジが留まっていたか分かるようにしておく必要があります。
全てのネジを外してプレートを取り出したら、基板に接続されたケーブル類を全て外します。
iPad Pro 12.9 第1世代の基板に接続されているコネクタは…
・ラウドスピーカー×4か所
・インカメラ
・イヤホンジャック
・電源ボタン等のフレキシブルケーブル
・マジックキーボード
・Wi-Fiアンテナ

など無数にあります。
全てのコネクタを外すことで…

本体フレームから基板を取り出したUSB充電差し込み口交換中の初代iPad Pro 12.9インチ

本体フレームから基板を取り出すことが出来ました。
ただiPad Pro 12.9 第1世代の基板を取り出す際に注意すべきは…

基板の裏に無数のICチップが点在しているiPadPro12.9第1世代

この基板裏のICチップです。
iPad Pro 12.9 2015年モデルに限ったことではありませんが、ICチップを一つでも飛ばしてしまうと何かしらの不具合が発生するので要注意です。

充電口パーツが基板にはんだ付けされているiPad Pro 12.9 第1世代

初代iPadPro12.9インチの充電口パーツは基板下部にはんだ付けされています。
はんだ小手を使って取り出す必要があるのですが、初代iPadPro 12.9の充電口パーツはケーブル部分が非常に固く、取り出す際に基板側の接点を剥がしやすいです。
ただパーツを取り出す作業でも高い技術力を求められます。

基板から充電口パーツを取り出したiPadPro 12.9 2015年モデル

慎重にはんだ作業を行うことで、故障したドックコネクタを取り出すことが出来ました。
基板側に古いはんだや粘着が残っていると、新品のドックコネクタを正常に接続出来ません。
特にiPad Pro 12.9 第1世代ははんだの接点周辺に粘着テープが残りやすいので、接点洗浄液を使って入念にクリーニングする必要があります。

充電口のはんだの接点をクリーニングしたiPadPro 12.9 第1世代

この通りクリーニングが完了したら再度はんだ作業です。
iPadPro 12.9inch 第1世代はUSB充電端子は上部に31か所、下部に32か所、合計63か所ものはんだの接点があります。
どこか1か所でも隣同士くっついてしまうと、正常に充電出来ません。

新品のライトニングコネクタを基板にはんだ付けしているiPad Pro 12.9インチ 第1世代

もちろん、全ての接点を基板に接続できていなくても、充電やPC接続を正常にできないので、慎重にはんだ作業を行います。
全ての接点をはんだ付けしたら、はんだの接点に絶縁テープを貼ります。
基板を本体に戻したら組み上げて最後に画面パーツを接着します。
今回お送り頂いたiPad Pro 12.9 第1世代は充電残量がなくなって起動出来ない状態でしたが…

ドックコネクタ交換修理が完了したiPadPro 12.9 第1世代

充電口交換により無事起動できるようになりました!
これでiPad Pro 12.9インチ 第1世代の充電口交換修理完了です。
今回のようにはんだ作業が必要な機種でも、郵送修理ポストリペアなら難なく修理対応可能です。
iPadの充電口故障でお困りの際は、ぜひ郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!

お問い合わせ


メーカー:Apple
機種名:iPad Pro 12.9 第1世代
モデル番号:A1584 / A1652
症状:充電ができない
交換パーツ:充電器挿し込み口
修理費用:iPadドックコネクタ交換修理料金表
修理時間:
60分
保証期間:3カ月


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