Google Pixelの水濡れ修理で電源が入らない故障が改善!起動しない、カメラレンズ内部の結露でお困りなら郵送修理ポストリペアへお任せを!
Google Pixel 7が水濡れにより電源が入らなくなった、ということで内部洗浄+乾燥作業ご依頼を頂きました。
Pixel7は防水性能を有しており、IP68という数値です。
ただ防水スマホといっても「絶対に水没しない」というわけではありません。
Pixel7に限ったことではありませんが、iPhoneもXperiaもGalaxyなども、今まで数多くの水濡れ修理のご相談を頂いております。
防水・耐水スマホでも過信は禁物です。
今回お送り頂いたPixel7は…
外カメラ内部に水滴が付いている状態でした。
本体内部の水滴なので、当然拭き取ることが出来ません。
Pixel7は画面パーツ側から分解するのですが、液晶ではなく有機ELを採用しています。
有機ELは液晶と比べて破損しやすいです。
強引に分解すると故障し、画面内に線が入ってしまったり、そもそも表示されなくなります。
分解の際は細心の注意を払う必要があります。
それでは今回は実際にPixel7の水濡れ修理を行います!
郵送修理ポストリペアではPixel7の分解の際に、吸盤を使って特殊な器具を使用しています。
この専用の器具によりPixel7の本体フレームを傷つけることなく分解することが出来ます。
画面パーツを開いて分解が出来たら基板から画面パーツを取り出す作業です。
Google Pixel7をはじめ、Pixelシリーズは画面パーツコネクタ周辺に無数のICチップが点在しています。
画面パーツコネクタを外す際にヘラを入れる方向を誤ると、基板上のICチップを破損させてしまうことがあります。
ICチップに不具合が生じると、タッチ操作不可、表示異常、最悪の場合起動しなくなるなど様々な不具合が生じます。
Google Pixel7に限らず、パーツのコネクタを外すにもある程度の知識と技術が必要です。
本体中央部に接続されているコネクタを外すことで…
画面パーツを取り出すことが出来ました。
Google Pixel7は画面パーツの下に大きなアルミフレームがあります。
これで基板が覆われているので、基板上のコネクタ類に簡単にアクセスできません。
Google Pixel7内部に採用されているのは特殊な形状のトルクスネジです。
六角のような形状で、外すには専用のドライバーが必要です。
パーツを外しながら本体内部を確認してみると…
このように水滴が随所に見られました。
防水スマホでもマイクやスピーカーなど、本体内部に通じる穴はあります。
水に浸かることで本体内部に混入してしまったり、お風呂に持って入ることで本体内部が結露する例も多いです。
このように本体内部に混入してしまった水を乾燥させるには、分解が一番安全で早い方法です。
目に見える水分は拭き取りながら分解作業を進めます。
水濡れ修理の際は基板を取り出すのですが、Google Pixel7はバッテリーの一部が基板に被さっています。
なので基板を取り出すにはバッテリーを本体フレームから剥がす必要があります。
粘着剥がしを使ってバッテリーを剥がしたら、ネジやコネクタ類を全て基板から外して…
このように本体フレームから取り出します。
これで基板を徹底洗浄することが出来ます。
Google Pixel7は充電口が基板と一定になっていて簡単に交換できない構造になっています。
充電口内部までしっかりと洗浄しないと内部の腐食を除去できないので要注意です。
洗浄前に基板上を確認してみると…
この通り所々緑っぽく変色していました。
Google Pixel7に限ったことではありませんが、基板やパーツが濡れた状態で電気が流れる(操作する、充電する)とショートします。
「水濡れした後使えていたのに突然異常が起き始めた!」というのは、上記の画像のようにショートしてしまっている場合が多いです。
なので水濡れしてしまった場合は早急に電源を切って操作をしないことで、ショートを防ぐことが出来ます。
水濡れ後に充電器に長時間接続するなどすると、取り返しがつかないほど基板が壊れてしまったり、最悪の場合発火したりするので要注意です。
徹底洗浄&徹底乾燥が完了したら本体を組み上げます。
取り出したパーツや基板を元通り組み上げます。
電源ボタンを長押しすると…
無事起動して操作できるようになりました!
水濡れしてしまったからといって内部データが消えてしまうことはありません。
郵送修理ポストリペアでは過去に何千台も水没復旧ご依頼を頂いておりますが、復旧したのにデータが消えていた、という例は一件もありません。
動作に異常が無ければこれでGoogle Pixel7の水濡れ修理完了です!
作業前にあったカメラレンズ内部の水滴も綺麗に無くなっています。
これで今後も安心してお使い頂けるかと思いますが、水没した事実が無くなったわけではありません。
今後何かしらの不具合が発生する恐れもあるので、受け取って頂けましたら早々にデータバックアップを取って頂くことをお勧めしております。
今回ご依頼頂いたGoogle Pixel7は洗浄&乾燥作業で復旧しましたが、パーツ交換や基板修理が必要なケースもございます。
ただ郵送修理ポストリペアならほぼ全てのGoogle Pixelシリーズのパーツ入手が可能で、かつ基板修理実績も豊富にございます。
もしGoogle Pixelの水濡れで起動しない、何かしらの不具合が発生しているなどお困りの際は、修理実績豊富な郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!
メーカー名:グーグル
機種名:ピクセル7
型番:GVU6C / GQML3
症状:水濡れにより起動不可
行った作業:内部の洗浄+乾燥
修理費用:Pixel水没復旧作業料金法
修理時間:120分
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