iPod touch4のバッテリー交換で起動しない故障が改善!電源が入らない・電池劣化でお困りなら郵送修理ポストリペアへお任せを!
iPod touch 第4世代の電池交換修理ご依頼頂きました。
今回お送り頂いたiPod touch第4世代は長年放置した結果、電源が入らなくなってしまったとのことです。
iPod touch 第4世代に内蔵されているのはスマホやタブレットと同じリチウムイオンバッテリーです。
リチウムイオンバッテリーは使用していなくとも劣化が進みます。
同じように「数年放置した3DSやPSPの電池パックがいつの間にか膨張していた」というニュースが話題になったことがありました。
上記は放置している間も劣化が進んだ結果で、バッテリーを内蔵している機器を放置するのは危険です。
今回お送り頂いたiPod touch 第4世代はどうしても内部のデータが欲しくなったということで修理のご相談を頂いたのですが、郵送修理ポストリペアなら内部データを消すことなくパーツ交換をすることが出来ます!
iPod touch 第4世代はライトニングコネクタでもType-Cでもなく、幅広いドックコネクタですが、専用の充電ケーブルを常備しております。
修理前に接続してみるも…
30分程度経っても一切反応がありません。
何も表示されず、音も聞こえません。
更にPCに接続してみるも認識されません。
iPod touch4に限ったことではありませんが、郵送修理ポストリペアでは修理前にしっかりと動作確認を行っています。
もちろん動作確認に使用する充電ケーブルなどは、他の端末でも使用できる正常品ということも確認済みです。
起動しないことを確認したら作業を開始します!
iPod touch4は画面側から分解する機種です。
iPod touch4以前の世代は、プラスチックフレームに画面パーツが接着されている構造でした。
ただiPod touch4に限っては、本体フレームに画面パーツが直接接着されている構造です。
画面はガラス製で、強引に剥がそうとすると割れてしまいます。
ヒートガンで粘着を弱めたら、クラフトナイフやピックを使って慎重に粘着を剥がします。
iPod touch第4世代も第5世代以降と同様に、画面下部の左右に強力な粘着があります。
この辺りを意識して粘着を剥がすと比較的分解しやすいのですが、気をつけるべきは液晶部分です。
ピックやヘラを深く入れ過ぎると液晶画面が損傷します。
上記のように、iPod touch第4世代は画面を剥がして分解するだけでもなかなか大変な作業です…。
粘着を剥がすことで…
画面を開いて分解することが出来ました。
iPod touch 第4世代の画面を開くと、内部はほぼ全体銀板で覆われています。
銀板の下に基板やバッテリーが収まっているので、銀板を固定しているネジを外す必要があります。
iPod touch 第4世代の銀板を固定しているネジは場所によって長さがことなります。
どこにどのネジが留まっていたから分かるようにして、ネジを全て外します。
ただiPod touch 第4世代の銀板を固定しているのはネジだけではありません。
本体上部に粘着テープが付いており、基板に接着されています…。
強引に銀板を剥がそうとすると基板が割れてしまったり、粘着テープ近くにあるケーブルを断線させてしまう恐れがあります。
隙間から粘着剥がしを使って丁寧に剥がす必要があります。
銀板を取り出したら次ははんだ作業です。
iPod touch4は基板がコの字のようになっており、下部にバッテリーケーブルがはんだ付けされています。
はんだ小手を使ってはんだの接点を外します。
ただiPod touch4のはんだの接点上は薄くコーティングされていて簡単にはんだが乗らないようになっています。
コーティングを剥がしてからはんだ作業を行うのですが、ピンセットなど通電する素材の工具で作業をすると基板がショートする恐れがあります。
プラスチック製もしくはセラミック製など、通電しない工具を使ってコーティングを剥がす必要があります。
はんだの接点を外したら劣化したバッテリーを取り出す作業です。
iPod touch4はバッテリーを取り出すだけでもなかなか大変です。
というのも、iPod touch4のバッテリーは本体フレームに強力に接着されています。
粘着剥がしやヘラは必須と言えます。
バッテリー下部には薄い銅板のようなパーツがあり、それらにもべったりと接着されています。
それにより、他の機種よりもバッテリーが取り出しにくくなっています。
少し粘着を剥がせたらまただ粘着剥がしを足して…という作業を繰り返します。
全ての粘着を剥がせたらバッテリーを取り出すのですが、iPod touch4のバッテリーケーブルは基板と本体フレームの間に通っています。
電池パックの接点にはんだが残っていると、基板と本体フレームの間につかかってしまってケーブルを引き抜くことが出来ません。
なのではんだ吸収線を使って劣化した電池パックの接点に残ったはんだを除去する必要があります。
これらの作業でやっと劣化した電池パックを取り出すことが出来ました。
新品の電池パックを基板に接続するのですが、元々のはんだや接点周辺の粘着を除去する必要があります。
はんだ吸収線やフラックスを使って接点を整えたら、接点洗浄液でクリーニングを行います。
新品のバッテリーを接続して本体を組み上げたら…
これでiPod touch 第4世代のバッテリー交換修理完了です!
バッテリーを新品に交換することで無事起動して操作出来るよう改善しました!
充電器を接続したらしっかりと充電反応があり、充電残量が増えることも確認しています。
長年放置していても内部データは消えることなく残っています。
まるでタイムカプセルのようですね。
今回ご紹介させて頂いたように、郵送修理ポストリペアなら10年以上前に発売されたiPod touch 第4世代の修理でも難なく対応出来ます。
バッテリー劣化以外の不調でも幅広く対応できますので、iPod touch 第4世代の故障・不具合でお困りの際はぜひお気軽にお問い合わせくださいませ!
メーカー名:Apple
機種名:iPod touch 第4世代
モデル番号:A1367
症状:電源が入らない
交換パーツ:リチウムイオンバッテリー
修理費用:iPodバッテリー交換料金表
修理時間:60分
保証期間:3カ月
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