CleanSpark (CLSK) IR Day / 12/18 決算
はじめまして、
2020年 流行語大賞にノミネート中の、あの 『CLSK! CLSK! CLSK!』
でおなじみのCleanSparkでございます。
今日は自分がIR Dayと決算プレスリリースで語ったことを整理したいと思います。
12/7 IR Day
CleanSparkのCEOは Zachary Bradfordさんです。
-2020年売上予測は$10M、2019年の4.5Mから122%増
-Project back logは$6.4M
-従業員は20人から45人に増加
-FY20に二つの買収を実施
マイクログリッドの定義
-ソーラーパネルは過去5年で20%削減された
-Guidehouse Insightsによれば2029に向けてリチウムイオンバッテリーのコストは46%削減される
-この二つはマイクログリッドの主要なコスト。これが下がればより多くの顧客が投資回収が容易になり採用が増加する
-ジェネレーターとも連動する。バッテリーに電力がなくなった場合、ジェネレーターから電力供給を制御する
-マイクログリッド市場はCAGR 28%で成長しており、CLSKは100%で成長している
-すべてのマイクログリッドはソフトウェアを必要としている。CLSKはEnd to endのマイクログリッドマネジメントソフトウェアを提供する
-mVSO : セールス時に使うモデリングソフトウェア
-mPulse : マイクログリッドを制御・運用するソフトウェア
-Canvas : 買収したサービス。グリッドオペレーター用の負荷分散ミドルウェア
-Plaid : コントロール/IoT機器会社で使われる負荷分散ミドルウェア
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-What configuration do I need? What assets need to be part of it? How much does it cost?
-上記をソフトウェアで支援する
-それらを顧客用のレポートにまとめる
-特定のベンダーに依存することなく、オープンに多様なメーカーのデバイスに対応
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-2018年に業界で10位
-Automated Demand Response solution
-EV Charging stationと連携
-競合他社からAggregateする
-Federal levelで
-EV charging companyは、数千のチャージャー、どの会社も1社ではすべてのチャージャーのDemand response 電力を賄うことはできない
-Aggregateするビジネス機会がある
-Perpetual License or Software as service
-2020 : Software and Service / Hardware : 30%/70%
-2021 : Software and Service / Hardware : 50%/50%
-TGT : Software and Service / Hardware : 70%/30%
-すべての個々のマイクログリッドを自社で販売するのは効率が悪い
-よってパートナーシップを確立する
-例えばSunshine Energy, コスタリカとの提携を発表。Sunshine Energyの販売するマイクログリッドは全てCLSKのシステムを使う。20M backlogがあると言われている
-USAでは地域ごとにパートナーを確立していきたい
-EV関連。
-2nd life battery。フォードと連携。利用済みのEVのバッテリーをマイクログリッドとして使う
-EV charging station
-Communication protocol
Q/A
-EV市場に注力する?
=>Yes. EV stationに注力。Software as serviceに注力。
-Double revenue?
=>来年も100%成長はConfident
Acquisition budget?
=>20Mまでの買収がターゲット
Revenue by country?
=>2019年は米国。今年と来年はラテンアメリカも増えてくる
新規採用は営業?
=>25人追加のうち、ソフトウェアエンジニア、エレクトロニクスエンジニア、10月からの増加は主にセールスチーム。3-5名くらい増員したはず
Business vertical?
=>セグメントレポートをSEC提出書類に記載する
Growing market segment?
=>ソーラーが一番成長市場。来年はResidential 市場が立ち上がってくると思われる
EV charging business?
=>このセグメントは拡大していく。チャージング企業の買収は考えていない。ソフトウェアに集中していく
Scaling back on software?
=>AI使ってる
US election impact?
=>選挙結果はポジティブ。
12/18決算
■決算
-Keyの数字を抜き出しました
-まだまだ利益には程遠い
-売上122%増 vs PY
-GP改善:15% => 21%。
-人員倍増の割には、Operation ExpenseがKeepなのはなぜ?
-うーむ、正直言ってソフトウェア会社の財務諸表は読めん。開発費の計上もよくわからん
-買収による一時的影響等よくわかりませーん
■Outlook
-受注残:前回発表 $6.4M => 今回発表 $6.5M
-パイプライン:前回$10M => $今回 25M
-売り上げはシーズナリティあり。2Q, 3Qが一番強く、4Qが一番弱い
-既存事業の売上予想は$20M
-買収したALT Data Centerから最低8Mのビットコイン採掘を見込む
-データセンターでのMicro Grid事業に関して可能性があるが、ポテンシャルはまだ評価できていない
雑感
正直言って、財務的にはよくわかりません。数字だけ見ても疑問だらけで???が頭の中に巡りまくりです。
収穫はパイプラインが10M => 25Mとかなり厚くなってきていることかな。これには買収したビットコイン採掘企業の売上ではないと理解だが、それも確認しないとわからんな
Earnings Callを聞いて理解したいと思います。
戦略ストーリーは好きです。EV charging stationの複数会社間のリソースをAggregationしてAutomated Demand Responseを実現するサービスとか、いいじゃん!とか思います。また会社からビットコイン会社買収の明確な狙いに関して全く説明ないのでよくわかりませんが、勝手な個人的な想像では、この会社のデータセンターでの電力の運用をマネージすることによって、データセンター向けのマイクログリッド制御の製品開発を行い、データセンター市場に攻め入る、というのも良いのではないかと思います。
自分は別業界ですが、こんな感じのソフト会社が、確固としたポジションを築いていくのを目の当たりに見たことがあるので、そのイメージにすごく似ていて可能性を感じます。財務的にきっつい感じはするけど。
以上です。
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参考資料
IR roadshow 2020 12月
https://www.cleanspark.com/uploads/ir-presentation/CleanSpark-IR-Presentation.pdf
決算発表
https://ir.cleanspark.com/news-releases/?qmodStoryID=5397767442457989
Annual Report
https://app.quotemedia.com/data/downloadFiling?webmasterId=103727&ref=115504352&type=HTML&symbol=CLSK&companyName=CleanSpark+Inc.&formType=10-K&formDescription=Annual+report+pursuant+to+Section+13+or+15%28d%29&dateFiled=2020-12-17&CK=827876