Mad Money短信 2021/3/31
CNBCの投資情報番組 『Mad Money』。名物コメンテーター『ジムクレイマー』さんが番組で取り上げると、その後、取り上げられた株の株価が動くときがある?ため(筆者主観)、番組で取り上げられた銘柄の速報をこちらにアップしていきます
本編
-"Bye bye great reopening, Hello counter trading" と言えるだろうか?
-今日はTech growthが非常に伸びた。市場は突然変わったのか?それとも去年の勝者は一時的なSell offの猶予を得ただけ?
-Tech stockを保有している機関投資家は、保有する銘柄の公開をためらった。明白なLoserを保有していることを示したくなかったから。今Quarterはワクチンの進捗もあってともかくGreat Reopeningがトピックだった
-CLFを使って説明しよう。本日17%上昇。FAANGやクラウド会社とは違い、CLFはエキサイティングとは対極の製鉄の会社。全然セクシーじゃないが、景気が良くなるフェーズで、機関投資家はサービスナウやセールスフォースのようなセックスアピールがある銘柄は好まず、インダストリアルのEarnings beatをもたらしてくれる銘柄が好きだ
-あなたはこう言うかもしれない。「誰が鉄やペレットなんか気にするか。将来はデータセンター、半導体、IoT、SaaSじゃないのか?こんな哀れな製鉄会社なんかにエキサイトするか?」。
-こう考えるなら、あなたはウォールストリートと呼ばれる産業の中で重要とされるポイントをはき違えている。機関投資家は鉄なんて気にしてない。彼らは昨年との業績の比較に基づいた業績予想をBeatできるかを気にしている。Earning EstimateのBeatが大きいほど、株価の上昇は大きい
-Zoom, DocusignもSustainableじゃない方法でビートすることはできるが、機関投資家はこれらの銘柄はReopeningしたら、ビジネスが減速すると考えている
-Great growth 銘柄が少しのUpside Surpriseをもたらす可能性がある一方で、インダストリアル銘柄には大きなBeatをもたらす銘柄がある
-今日はインダストリアルがSell offにあい、Techが上昇した。今日テックが上昇した理由はEarningsのBeatを予想しているからじゃない。それらの銘柄は残念だが、Grand Reopening Storyじゃないんだ。そのため、自分は今日の動きをCounter trendと呼ぶ
-これらのテック銘柄は、ベテランのプロの機関投資家にとって割高過ぎる。彼らはEarnings ratioで割高・割安を判断する。Sales ratioではない。今日上昇したテックはこれから継続して大きく上昇できない。シンプルに言って、機関投資家が買うプロファイルじゃないからだ。ベストケースで数日の上昇と予想する。あなたは彼らに同意する必要はない。だが、彼らのプレファレンスをリスペクトするべき。なぜなら彼らは大きなお金を持っていて株価に影響を与えられるからだ。彼らは、非常に速く成長する経済で、大きなゲインを得られるインダストリアル銘柄を求めている。もしかしたら10%のGDP成長を記録するかもしれない。それだけじゃない。これから経済が動き出すにつれ、インフレ懸念が高まっていく。するとこれらのテック銘柄は10年先の利益をもとに株価が形成されているので、株価下落圧力がどんどん高まっていく。
-すべてを売れとは言わないが、立ち止まってポートフォリオを振り返って、2020年活躍したどの銘柄を残して、2021年活躍したどの銘柄を保有するかを考えてほしい。2Qが進むにつれ、更にインダストリアルにFavorになっていくと考えられる。あと銀行もよい。同時にテックとヘルスケアには悪い環境になっていくと考えられる
-自分はあなたに市場から退場してほしくない。あなたは既にテック銘柄で多くの損害を被っている。もし今日や多分明日のようなカウンターラリーに遭遇したら、そのチャンスを使って、テックを売って、Workする銘柄に移してほしい。すべてを売る必要はない。ただ特にEarningsが出ていないテック銘柄ばかり持っている場合、バランスを考えてほしい。
-機関投資家はエキサイティングなLong term growthストーリーなんて気にしていない。景気が過熱するフェーズでは、波に乗るシクリカルで、今一番大きなサプライズのBeatを提供してくれる銘柄に興味がある。将来の成長に依存、あるいは将来のその会社、そして競合のExecutionの仮定に基づいた株価を形成している銘柄ではない。
特集1
特集2
Lighting Round
Himax Technologies: “If we’re going to go down the Taiwanese semis, we’ve got to go to Taiwan Semi. Let’s stick with the biggest and the best.”
Cintas: “Cintas is terrific.”
ViacomCBS: “My take is you don’t need this one. I’d rather actually see you in Alphabet.”
M/I Homes: “M/I is fantastic. I like your call.”
Hyliion: “I don’t think you sell it here. I think you can get a bounce. These stocks are just way too low.”
雑感
昨日、今日で長らく続いた下げが少し緩和しているので、ほっとしている自分ですが、ジムクレーマーが本編で述べているような意見もあります。
まだまだ気が抜けないマーケットになりそうですが、少しは上昇相場を楽しみたいですね。
以上です。
最後に、少しでもお役に立てましたら、イイねボタンをクリックしていただけると明日も頑張ってアップロードする気力となりそうです。よろしくお願いします。
あとツイッターにフィードバックもらえると嬉しいです。
お断り
・全ての情報はMad Moneyからの『引用』です。筆者の分析・コメントではありません。本家サイトはこちらからどうぞ
https://www.cnbc.com/mad-money/
・Mad MoneyのLightning Roundという視聴者からの銘柄問い合わせに答えるコーナーでは、短時間で二言、三言でジムがコメントをします。
・銘柄がいいね、その銘柄だったらこっちの方がいいんじゃない、というコメントは良くありますが、その理由まで語られることは少ないです。
・筆者は、Native Speakerでないため、誤訳されている可能性もございます。ご容赦ください。
・更新は不定期で、忘れたり、サボったりすることが多々あると思われます。ご容赦ください。
・なお、あくまでこのコンテンツは個別銘柄や投資法を薦めるものではありません、ただの情報です。また雑感に書かれている内容も個人の意見です。各々の投資に関しては、個人の自己責任でお願いいたします。
サポートいただいたお金は、今後の記事のための情報収集に大切に使わせていただきます。