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郵便屋、自動車学校(普通自動二輪)に通う 13~16時間目「修羅の街ホンダドリームシティ」「バイク購入」

13時間目は再びシミュレーター。
14時間目は課題を自主練習。

別の日に15、16時間を終えました。2時間シミュレーターでした(つまり4時間中バイクに乗ったのは1時間だけ)。

自主練の日は台風の影響でかなり風が強かった。
それと検定車での練習だったのですが、細かいミスをよくやりました。

他のバイクと違って坂道発進の感覚が違う。
ギアが硬い。ニュートラルになりやすい。

車両によって操作感が変わるのです。
これを検定日に初見で渡されたら多分落ちますよ。

風の強さも厄介でした。安定していた一本橋で一回落ちてしまいましたよ。
一本橋の脱輪は一発中止らしいので、本番がこの日のような突風なら初回卒業できないかもしれない。

教習時間は18時間まであって、バイクに乗れるのはあと2時間です。
一発合格できるとは思うのですが、人間、本番になると感覚が変わるもので、やらかさないよう甘いところを突き詰めていきたい。

中でもギアの硬さが苦手で、ニュートラルに入っていたり間違えて3速まで入れてしまったり1速まで落ちていなかったりと、そこから検定中止レベルのミスにつながることもあるので、毎回落ち着いて確実にギアを入れる意識が大事です。

卒検の日も決まっているので、休みをもらって免許を更新する日も決めたんです。
なおさらミスができない。面倒になってしまう。無駄に金もかかるし。

話は変わるのですが、シミュレーター教習の内容はすべて事故に関するものなんです。
路上に出ないので、免許取ってバイク買っていざ公道、となるとどんな危険があるかわからない。

なので、シミュレーターはとんでもなく危険な街を走ることになるんですよ。
やばいですよ、あんな街に住みたくない。
信号無視は当たり前、一旦停止無視、子供飛び出し、ウィンカーなし割り込み、優先無視などなど。
通称「ホンダドリームシティ」の走行は命がいくつあっても足りません(バイクシミュレーターはホンダが開発している)。

二段階一時停止をやらなかったがために人を轢いてしまいましたよ。
しっかり一時停止したんですよ? そのうえで左右確認もして左折したのですが、二段階一時停止しないと確定で事故が起こるシステムっぽかったです。

事故を経験させるのが目的のシミュレーターなので、実際の道路とは全然感じ方が違うのは当然ですが、でもすごく大事だと思います、ホンダドリームシティの走行。
車よりも技術を求められる車よりも断然危険な乗り物に乗って公道を知らないまま走ることになるのですから。

高校生が二輪の免許取って路上に出て死亡ってよくある話だと思うのです。
ぼくは車の免許より先に原付を取ったのですが(18歳の頃)、最初公道に出るのは怖かったものの、スクーターは軽いし扱いやすく無茶なスピードも出ないので、一度も(こちらが原因の)事故はありませんでした。

本格的な二輪となると、車体の重さ&ギア操作が加わって、安全に運転できるようになるにはある程度慣れないといけなくなる。それまでに路上で転倒することもあるはず。慣れるまでに死ぬケースがあるのです。
曲がりきれずガードレールに衝突して死亡、なんてよくある話です。

毎日バランスの悪いバイクに乗って雨や風の強い日でもあらゆる悪路を長時間走り尽くす奴隷活動をしているならまだしも、公道での転倒未経験の方なら、慣れるまでプロテクターをつけていたほうがいいですよ。

郵便屋はいい仕事とは絶対言えないけれど、二輪を乗る上ではタメになる仕事なんですよ。教習所に通ってそれが身にしみました。
最初からバランスが取れるしどんな条件でも転倒しない安心感がある。郵便局は安全運転の教育が筋金入りというか徹底しているので、特に深く考えず優先を考えた停車や安全確認のやり方を意識できます。

自慢ですがぼくは元々安全運転の意識は高く、無事故無違反だったのですが、一度だけぶつけられたことがありました。
キープレフトで走行中、ぼくを抜かそうとする乗用車に横からぶつけられ、歩道に投げ出される、という事故。
スピードはまったく出ていなかったので無傷でした(バイクは損傷)。

バイクに乗ることを考えている人がここを読んでくださっているかもですが、バイクは車以上に安全運転を極める意識が大事なんです。
自分は他の人よりも安全運転の意識が高いって自画自賛できるような意識が大切だと思うのです。

もちろん本物の安全運転しようってなったら、運転にメリハリがなくなっておかしいことになるのですが。

ぼくは自分でいうのもなんですが運転は荒いですし、集配やっているときなんてめちゃくちゃな運転しています。ドラレコつけさせられて専門役みたいな人にチェックされたときは「非常に危険な運転をしている」と言われました。

が!

絶対的に超えないラインがあって、それを徹底して守っているからこそ、こちらが原因の事故はないのです。
徹底したウィンカー点灯、徹底した一時停止、徹底した死角の確認、徹底した後方確認、徹底した車間距離など。
この徹底が一回欠けていたタイミングで偶然が重なってくるかもしれない。そのとき命がなくなるかもしれないし、誰かの命を奪うかもしれない。

だからぼくは常に徹底しているのです。
そしてこれからも完璧に徹底するのです。

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