郵便屋、自動車学校(普通自動二輪)に通う 1~2時間目「めちゃくちゃ評判の悪い教習所に行く」
人員削減により一人の物量が増え、負担がかなり大きくなったんですよ。
で、もう50CCでは戦えない状態になったんです。
やれないことはないのですが、給料が減ってもいいので早く終わって早く家で休みたい…。
なのでついに決断。
自動車学校へ入校しました。普通二輪です。
小型二輪免許でも110CCに乗れるのですが、どうせ取るなら、と普通二輪にしました(説明を省略していますが郵便カブには50ccと110ccがあります)。
で、地元には二校あったんです。
一校はバイク教習の評判がいいT学校。
もう一校は四輪の評判がめちゃくちゃいいけど二輪の評判は最悪のA学校。
どちらも値段は同じぐらい。
ぼくはとても悩んだんです。
T学校に訪問したところ、やはり評判がいいのか、予約が取りにくそうでした。
A学校に訪問したところ、なんだか予約が取りやすそうな空気を感じました。評判が最悪だからでしょう。
できれば早く取りたい。
それでA学校を選択してしまったのです。
いまではめちゃくちゃ後悔しています。
たとえば、ぼくは日々70キロ前後郵政カブを運転してて、それ以外のバイクは知りません。郵政カブの操作が染みついています。
事前の話し合いでも教官にそれをお伝えしたのですが、だからといってそれを一ミリも考慮してもらえない。
クラッチ操作に慣れる練習をしたのですが、それでぐるっと一周まわりなさいと言われたんです。
半クラで動くことは事前に調べて知っていたのですが、まさかクラッチを放すとかなりスピードが出ることを知らず、動かすにはアクセルが必要なのではと思い(じゃないとエンストするものではとも思っていた)、
「アクセルは使わないんですか?」
と聞くと、
「私はなんて説明しましたかぁ?! 話聞いてましたか?! アクセル使うなんて一言も言ってませんよ?!」
「なにをわけのわからないことを言ってるんですか??????!」
ってことを言われました。
「わからないことは聞いてくださいね」って言ってくれたのですが、初歩的なことを聞くと馬鹿にする感じで教えてくださるのです。
カブのギアと普通のバイクのギアは違うものなので、ギアに戸惑っていると、
「話聞いてました????! ちゃんと聞いててくださいね!」
なんて横から言われます。
まじで途中、バイクを降りて「ごめんなさいもうここ辞めます」って言って逃げようかと思いましたよ。
あまりにも威圧が続いてくるので、こちらが緊張していて頭が真っ白になってる、というようなことをお伝えすると、
「こっちはものすごい数の人間を教えてきたんでそんなことわかってますよ」
なんて謎マウントをとってくる始末。
もう自分には普通二輪無理なんだと真剣に悩んだのですが、操作方法がわかると、あきれるぐらい簡単でした。
毎日重さが変わる郵便バイクに比べたら容易い乗り物ですよ。
あと16時間あの教官に教えてもらうのかと思うとぞっとします。
彼にとっては死ぬほど観飽きた再放送が延々と続いててイライラするのでしょうね。
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