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勤務275日目 SSRパワハラ部長を引く

郵便局の四月といえば上司ガチャ。

郵便局、転勤がよくあるのです。
何十年も同じ局で働く人もいますけれど、課長や部長は五年くらいで別の局に異動だそうで。

仏の部長が転勤することになり、噂によると次の部長はパワハラで有名な人だとか。

ぶっちゃけた話、仏の部長は他の社員に嫌われていました。
上司が嫌われるのは宿命だとも思うのですが、ぼくも時折、仏の部長に疑問を抱くことがあって、けれど基本はずっと感謝していました。
仏の部長は自分の仕事にたいへん責任を持っておられる方だったので、最初の新人対応が本当に丁寧で、10年無職だった不安は部長のおかげで和らいだものです

一つ残念なことを挙げると、仏の部長は自分だけの仕事しか興味がなかった方なので、それが嫌われる理由の一つだったのだと思います。

過去にいたよい部長の話を聞いたことがあるのですが、その部長は、現場の仕事を手伝い、班員の状況をきちんと把握して無理をさせないよう指示を出し、時には冗談を言って、あるいは班員に冗談を言われてからかわれ、笑い合っていたような感じだったらしいです。

上司の重要な役割の一つに、「社員のストレスをいかに減らしてあげるか」というのがあると思うのです。
特に配達の仕事というのは、ストレスが誤配や事故にもつながるので、配達業務に集中できるよう、そして無理をさせすぎないよう、配慮することが大事だと思うのです。


4月のパワハラ部長がどんな人かわかりませんが、職場のみなさんにとってストレスの種にならないよう願うばかりです。

ところで、なぜパワハラ上司はパワハラを行うのでしょう。

パワーハラスメントとは、かなり簡単に言うと「職務上、優位な地位にいる者が、職場環境を悪化させる行為をすること」ですが、おそらくパワハラ上司本人はその逆のつもりで、職場環境をもっとよくしようとしているのだと思います。
しかしその行いが、部下にとって苦痛になってしまっている。

パワハラ上司は他のやり方がわからないのだと思います。
力関係を利用して威圧し従えさせるやり方しかわからない。

「与える」「許す」「理解する」を知らない。
わかっていても上の立場というプライドがゆるさない。

これができないというのは、「厳しい人」というわけではなく、単に人間として幼いだけなのだと思います。

そんな人が上に立つ者として指導できる。
下はそれに長年従わざるを得ない。

上司ガチャに失敗とはそういうことなのです。

果たして、ぼくはパワハラ上司に耐えてこの仕事を続けられるだろうか。
そもそも再び夏の配達を乗り越えられるだろうか。

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