勤務758日目 郵便局の電動バイク『ベンリィe:II』。
ホンダが作った電動バイク、ベンリィe:II(郵便屋仕様)。
110㏄相当のスクーターなので、免許の区分はAT小型二輪から乗れます。
噂では都会の配達はすべて電動バイクでやっているそうで。
ウチの局でも電動化が進み、距離のある田舎の区を担当するぼくも試しに通配で使ったんです。
結論からいうと、バッテリー100パーセントで走れる距離は35キロ前後で、難しかったです。
乗れないことはないのですが、荷物の重さで距離が変わり、午前走って残り数パーセントで帰局だったので、これはやめたほうがいい。
イレギュラーなことが起こり距離が伸びたら、帰れません。
電動バイクはバッテリーを二つ入れないと走らないのですが、満タンのバッテリーを一つだけ入れ換えてもバッテリーが回復することはなく、充電されたものを二つ一緒に交換しなければだめです。
なので、予備を持っていくならクソ重たいバッテリーを二個積む必要がある。そこまでして電動に乗りたくない。
でも、すごく楽なんです、電動。
総合的な速さではエンジンのついた110㏄に敵いませんが、初速は力強く、ギアチェンジがないので足に負担がありません。ギアを選択する煩わしさもない。
スロットルも軽いので回し続けることの負担も軽減される。
ガソリンスタンドにいく必要もない。
作動音はすごく静かで、遠慮なく人の家の敷地に突っ込める。
シートが広く柔らかいのでおしりが全然痛くならない
赤カブと比べてデメリットがあるとしたら、バッテリー劣化でいずれ走行距離が短くなることと、中速とでもいうのでしょうか、時速60キロまでグッと伸びる力がないです。
少しでも負担をなくしたい方は免許を取得して乗れるようになると、運転難易度も下がるのでよいです(※2024/05/19追記 局に50cc電動バイクが続々増えてきました)。
バッテリー容量がもっとよくなってくれればもっといいのだけれど。
時計がついてるのも地味に便利です。トリップメーターもあります。
時計の設定ですが、時計の画面に変え、ボタンを長押しすれば設定開始できます。
トリップメーターも長押しすれば0キロにリセットできます。すると出発登録の際は0キロで入力できるのでちょっと手間が省けます。
バックギアもあるのですが、両手じゃないとバックできないのが欠陥。
サイドスタンドしまわないと動かない仕様もどうかと。カブのときはスタンドを出したまま次のポストを目指せるのですが、それができない。
サイドスタンドを出す回数が増え、スタンドをしまって動き出す時間も地味にかかる。一日何回サイドスタンド出し入れすると思っているのか。
ホンダさん、改良版作るときは頼みますよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?