ポストコロナon-line会議 #19「ポストコロナ時代に必要な日本のリーダーシップとは」
令和2年9月13日(日)「第19回 ピンチをチャンスに大反転ポストコロナon-line会議」を開催いたしました。241名の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
開催報告
開催日時 令和2年9月13日(日) 19:00~21:00
参加者数 241名
#19 「ポストコロナ時代に必要な日本のリーダーシップとは」
1.はじめに
開催趣旨説明
2.COVID-19による世界・日本の現状
世界・日本の感染者増加状況など
3.「ポストコロナ社会のリーダーシップ」
AI 和合クリニック院長長岡美妃先生
4.トークライブ「ポストコロナ時代に必要な日本のリーダーシップとは」
21世紀の悟り人令和哲学者Noh Jesu先生、長岡美妃先生、3名のゲストの皆さま
5.まとめ
インフォメーション
ナビゲーターの21世紀の悟り人 令和哲学者 Noh Jesu(ノ ジェス)先生、ファシリテーターの安田 真理(やすだ まり)さん、共同発起人のAI 和合クリニック院長 長岡美妃(ながおか みき)先生、ゲストスピーカーの株式会社デジタルトランスフォーメーション研究所代表取締役 荒瀬 光宏(あらせ みつひろ)さん、株式会社コーデュケーション代表取締役 石川 英明(いしかわ ひであき)さん、株式会社森のエネルギー研究所代表取締役 大場 龍夫(おおば たつお)さんにご出演いただきました。(以下 敬称略)
今回のテーマは「ポストコロナ時代に必要な日本のリーダーシップとは」。アメリカンファースト、Brexitとなり、世界がリーダーシップを喪失している今の時代に日本がどんなリーダーシップを発揮していく必要があるのか、じっくりと考える会となりました。
1、はじめに
ファシリテーターの安田真理による、開催趣旨の説明がありました。以下、概要です。
「新型コロナウイルスにより世界がパニックに陥っています。そこに対して、正確な問題の診断・正確な処方を追及し、共有したいという思いでポストコロナon-line会議を発足致しました。私たちは、問題を生み出したモノの見方「現実」から考えるのではなく、それらを一掃した「理想」から考えていきます。そして、体のコロナ(生命破壊)、経済のコロナ(生活破壊)、心のコロナ(尊厳破壊)という3つのコロナを同時に解決する英雄産業を創建し、世界をリードする日本を目指します。そのために、1000人の侍の結集によるコミュニティづくりを通した英雄産業をおこそうと取り組んで参ります。」
2、COVID-19による世界・日本の現状
世界・日本の最先端の状況を共有し、理解を深めました。
世界の感染者数:28,519,058人、死者数:915,910人
日本の感染者数:74,544人、死者数:1,423人
<近況>
・世界の感染死者数90万人:最多は米国の19万人
・コロナワクチンの治験、英国で再開。当局が安全認める。
・東京新型コロナ、新たに276人感染確認。200人超は今月3日以来
・8月の自殺者、大幅増加で1800人超。コロナ影響か分析へ
・紅白歌合戦、無観客開催へ。NHK前田会長が発表
・次期首相「誰がふさわしいか」、菅氏50%、石破氏30%、岸田氏20%
3、ポストコロナ社会のリーダーシップ
長岡 人間の体を見ていると組織がどういうものか、とても繋がるものがあります。まず、物理学の熱力学第二法則についてお話したいと思います。熱力学第二法則はエントロピー増大の法則です。これは、時間とともに秩序は無秩序化していくというものです。ここにエネルギーをかけて力を働かせることで再び秩序化されます。つまり、リーダーシップを発揮するとは、意志、エネルギー、力を働かせて、組織を統率することです。エントロピーを秩序化して減少させ、人の結集を起こして1つのビジョンに向かわせます。リーダーシップとは結集と生産なのです。
さて、この世界にはクローズ系とオープン系の2つがあります。クローズ系は人間が脳を介してみている世界であり、エントロピーが増大していきます。オープン系は、エントロピーの増大と減少が同時に起き、固定せず常に動いている世界です。細胞もオープン系であり、自然界を見てみると、オープン系なのがわかります。フィボナッチ数列はまさしくその動きを現しています。
では、組織について考えた時、自然を見習ってオープン系の組織がこれから必要となります。今までの組織はクローズ系で物質的であり、構造を強化してヒエラルキーをつくってきました。これからは生命的で、動的な組織になっていきます。
物質的(固定)→生命的(動的)
生命的で動的になった組織は、
「One for all, all for one」
になります。今まで個人を見て、存在させていたところから、存在と存在の間を観るにようになり、個が全体そのものになっていくことです。それを可能にするのが認識技術です。
4、トークライブ「ポストコロナ時代に必要な日本のリーダーシップとは」
Noh Jesu先生がファシリテートをしながら、ポストコロナ時代に必要な日本のリーダーシップとは何なのかを4人のゲストの皆さま、そして視聴者の皆さまと共に深めました。以下、内容の一部をまとめたものです。
荒瀬 光宏
株式会社デジタルトランスフォーメーション研究所 代表取締役
石川 英明
株式会社コーデュケーション 代表取締役
大場 龍夫
株式会社森のエネルギー研究所 代表取締役
ポストコロナon-line会議共同発起人
Q:組織とは何でしょうか?組織の用途・機能とは?
人の結集が起きるように、問題や課題を解決できるビジョンを提示することです。そのビジョンを中心にして人が集まり、より良い方向性へと変化しながら生産を生み出していくという、結集と生産がキーワードだと言えます。
Q:リーダーの一番重要な役割とは何でしょうか?
リーダーの役割としては、時代の変化、社会の変化を見ながら未来を予測し、メンバー全員が組織全体の方向性をわかるようにさせることが重要です。そして、メンバー1人ひとりが可能性を発揮できるように、相互交流を活性かさせることです。社会の中で、自分たちの組織が今どういう状態、どういうポジションなのかをメンバー全員が明確に分かるようにさせていくことです。
Q:コロナウイルスが来て予測不可能な今の時代に必要なリーダーシップとは何でしょうか?今までのリーダーシップのスタイルと比較をしながらお話ください。
基本的に「全てうまくいく」という土台の上で、失敗を恐れずどんどんチャレンジしていくことです。チャレンジした結果をしっかりと精査しながら、道なき道をマイナスではなく、全てをプラスに持っていけるでしょう。人類の未来に確信をもって、メンバー全員が楽しくチャレンジができる雰囲気をつくるリーダーシップが必要です。
Q:ポストコロナ時代に必要なリーダーシップの本質を10-15文字以内でまとめると何でしょうか?
長岡 One for all, all for one.
荒瀬 決断すること
石川 愛
大場 変化への意志
Q:コロナ禍で人の心が不安になる中、組織メンバーたちのやる気・モチベーションを持続させていくにはどうすればよいでしょうか?
長岡 私の場合は患者さんですね。自分が人生のハンドルを握っていて、自分が自分の人生を生きているのだと思わせることが大切です。自分の病気であり、自分が病気をつくりだし、治していくんだと主体性を持たせることでモチベーションが上がってくると思います。
荒瀬 自分がこの受けた生をもって何を解決したいのか、何を成し遂げたいのかを持つことだと思います。これからルーチンワークはロボットがやるようになり、人間がやることは新しい課題解決、価値創造へと向かいます。その中で、自分が何をしたいのか、興味があるところにどんどん入っていって、皆が自分が成し得たいことを見つけられるようにしていくことです。
石川 必ずしもやる気を無理に維持しなくて良いのではないしょうか。人間なら交感神経・副交感神経が両方あって、波はありますから。世のため、人のために正しいことをしようとばかり思っていると本当は自分が何をしたいか感じるスペースがなくなることがあります。ですから、ある意味自分を甘やかして、ぼーっとしながら何を感じているのかを見つめる時間をとってみてはどうでしょうか。そして、自分がやりたいと思うことに出会ったり、気持ちが湧いてきたら思いっきりやったらよいと思います。
大場 やる気・モチベーションは一番重要な課題です。小手先でモチベーションを挙げる方法は色々ありますが、それでは上がったり下がったりしてしまいます。持続可能なモチベーションになるにはどうすればよいのかが問題です。そのためには、今の問題が何か、深い問題意識と自分がしっかり繋がっていることです。そして、自分の問題なり、自ら解決できるというビジョンや発見があって、そこに向かっていける状態になっていることです。深い問題意識と繋がる中からやる気の泉に到達できると思います。
Noh 日本の明治維新が歴史の中で一番強烈なモチベーションが高まった時だと観ています。精神レベルでいえば、最高の境地に到達したのが明治に日本集団のあり方だと思っています。ですから、日本がもう一度集団で高まった時、One Worldになると思います。でも、現実から見たら世界で一番やる気がない人で溢れているようにも見えますが、2025年には今のアメリカ以上に影響力を持つ日本になっているという私なりのビジョンと実践を持っています。
Q:やる気がない状態だと言える今の日本の現在地をどう見ていますか?
荒瀬 課題は規制です。個人情報を漏らしたらダメだという規制があって、サービスが展開できません。これをやっても良いという許可が降りたことしかできず、チャレンジができません。まずは何がどう問題になるのかを議論する仕組みをつくることです。
石川 希望を見出せないことは問題だと思います。自分がどうしたいのかを考える余裕がないのです。そういう時に、その人に寄り添ってスペースになれるのか、だから愛が大切だと思うんです。身近な大切な人を大切にして会話をすることで「これがやりたかった」という思いが出てくると思います。
大場 仕事はエネルギーです。木のエネルギーを電気にする時に似ています。木は乾いている状態で熱を与えると燃え上がります。熱を与え続けて乾かしていき、着火点を迎えると自分で燃え上がってしまうんです。日本は湿った状態になっていますから、日に当てて癒して乾かしながら、本当のことがわかっていけば解き放たれていくと思います。
長岡 アメリカにも世界にも敵わないという諦めがあると思います。私の周りにあるのは全てアメリカから生まれています。でも、日本が世界にアピールするものはあります。それが和の心です。それは意識の開発にも繋がります。そのミッションがあれば日本は元気になっていくでしょう。
Noh 明治の時、朝鮮や中国はスコップしかつくれない時に、日本は空母をつくりました。強烈なチームプレイで日本全体が着火点に到達し、白人優越主義の格差を超えました。そして今、再び着火するタイミングです。アメリカンファースト、イギリスも自国を優先していて、世界をまとめるリーダーがいません。一方、日本はIT後進国、やる気がない、少子高齢化と課題だらけに見えますが、それが逆に燃え上がるチャンスです。危機こそチャンス。西洋が開発してきた数学、物理学、哲学といった学問は人間の可能性を潰してしまっています。日本出発の本当の学問で、人間とは何か、心とは何かを世界に教えていくことです。AIが出てきて、意識と知能が分離している今の時代は心と脳の戦いです。2021年には心をマスターした日本のリーダーたちがたくさん生まれ、世界を引っ張っていくでしょう。
5、まとめ
長岡 先生方のお話に刺激を受けました。今まではクローズ系だけで組織をつくってきましたが、クローズ系とオープン系の両方があるのがこれからの組織であり、リーダーシップだと思います。そんな今まで誰も成し得たことのない組織のあり方、そのパラダイムシフトは日本から始まると、確信を持った会となりました。
Noh 日本は国1つが文明です。日本が変わったら世界が変わります。令和元年~5年で日本は大きく変わる絶好のチャンスです。今まで見たことのない組織、リーダーシップが日本から生まれ、組織システムで世界をまとめるようになります。その土台は世界基軸教育です。世界基軸通貨が神の見えざる手なら、世界基軸教育は神の見えざる目です。心の目を持った日本人が着火されて、心の時代のリーダーシップをとっていきます。「令和」は戦争反対ではなく、戦争不可能な状態。その心を教え、人間が、現実がどのくらい美しいのかを世界に見せることです。日本からのメッセージを世界が待っていますから、ぜひ力強く発信していきましょう。本日はありがとうございました。
ライブ配信アーカイブ@YouTube
ポストコロナon-line会議
#19 「ポストコロナ時代に必要な日本のリーダーシップとは」
on-line会議後の2つのお楽しみ!
1)21:10から60分間の参加型交流会やってます!
ポストコロナon-line会議後に、60分間の参加型(Zoom)交流会をご用意しています!出演者と皆さんと一緒に会議の内容をより深めていきたいと考えています。主催者一同、心より皆さまのご参加をお待ちし、交流を楽しみにしています。詳細とお申し込みは、WEBサイトをご覧ください。
2)オンラインコミュニティ場あります!
パーフェクトストーム(COVID-19、経済大恐慌、心の不安)が到来する今、全ての問題を一掃するポストコロナ時代の新職業・新産業・新経済を研究する参加型onlineコミュニティです。今私達にできることは何なのかディスカッションを行い、プロジェクト2つ(未来産業創出研究プロジェクト、日本式ロックダウン研究プロジェクト)を立ち上げ、実際に活動していきます。詳しくは、ポストコロナon-line交流会にて!
ポストコロナon-line会議@WEBサイト
ポストコロナプロジェクト2020@Facebook
インフォメーション
令和哲学チャンネル@YouTube
令和哲学カフェ
月曜日〜金曜日21:00〜22:30
世界基軸教育28日間プログラム
おわりに
当日の会に参加した皆さまから「メンバー1人ひとりが生かされる場が組織だと思いました」「世界のリーダーシップというのは自分とかけ離れたことのように思うけれど、切り離すこともできないと思いました」「皆さんの意見をまとめるNoh先生のファシリテート力がすごいと思いました」といった感想が寄せられ、実りのある会となりました。たくさんの方々のご参加ありがとうございます。
出演者(敬称略)
ナビゲーター(代表発起人)
21世紀の悟り人 令和哲学者 Noh Jesu(ノ ジェス)
プレゼンテーター
AI 和合クリニック院長 長岡 美妃(ながおか みき)
ゲストスピーカー
株式会社デジタルトランスフォーメーション研究所代表取締役 荒瀬 光宏(あらせ みつひろ)
株式会社コーデュケーション代表取締役 石川 英明(いしかわ ひであき)
株式会社森のエネルギー研究所代表取締役 大場 龍夫(おおば たつお)
ファシリテーター
安田 真理(やすだ まり)
グループディスカッション
原田 卓(はらだ すぐる)
熊倉 恵子(くまくら けいこ)
古川 いずみ(ふるかわ いずみ)
亀井 薫(かめい かおる)
スタッフ
ディレクター 池田真梨子
サブディレクター 高村博子
ビデオカメラ 中田健一
配信スイッチャー 目黒秀綺
音声ミキサー 宮崎羊子
スチールカメラマン 中田健一
現場サポート 竹内あかね
Zoom操作 平井健太、平井まや、坂中有子、藪内隆憲
YouTube操作 中田健一、樋口智美
タイムキーパー 高村博子
資料作成 樋口智美、森貴司
note記事編集 小水 嘉
システム運営 太田 啓之
WEBデザイン・マーケティング 池田 真梨子、三笠 惠美、若林 みき
WEB・Facebook編集 高村 博子、小田原 千草、西尾 佳子、大村 祐子、池田真梨子、三笠 惠美
監修 Noh Jesu(ノ ジェス)