ポストコロナon-line会議 #26「ポストコロナ時代の日本の観方(2020年総集編)」
令和2年12月17日(木)「第26回 ピンチをチャンスに大反転ポストコロナon-line会議」を開催いたしました。198名の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
開催報告
開催日時 令和2年12月17日(木) 19:00~21:00
参加者数 198名
#26 「ポストコロナ時代の日本の観方(2020年総集編)」
1.はじめに
開催趣旨説明
2.COVID-19による世界・日本の現状
世界・日本の感染者増加状況など
3.「2020年と2021年の切断と接合」
AI和合クリニック院長 長岡美妃先生
4. トークライブ「~年代別主義主張~ポストコロナ時代の日本の観方(2020年総集編)」
21世紀の悟り人 令和哲学者Noh Jesu先生、長岡美妃先生、ゲストの皆さま
グループディスカッション
5. Noh Jesuの観る2020年
グループディスカッション
質問コーナー
6.まとめ
インフォメーション
ナビゲーターの21世紀の悟り人 令和哲学者 Noh Jesu(ノ ジェス)先生、ファシリテーターの嶋中 いくえ(しまなか いくえ)さん、共同発起人のAI 和合クリニック院長 長岡 美妃(ながおか みき)先生、ゲストスピーカーの外国語大生ひかりさん、組織のChange Agent 宗平 雅巳(むねひら まさみ)さん、研修講師 中村 舞(なかむら まい)さん、人間シェアスペース 有永 佳子(ありなが よしこ)さんにご出演いただきました。(以下 敬称略)
今回のテーマは「ポストコロナ時代の日本の観方(2020年総集編)」。コロナ禍の中で、各世代の皆さんがどんな思いや視点を持っているのかを深める機会となりました。
1、はじめに
ファシリテーターの嶋中いくえ氏による、開催趣旨の説明がありました。以下、概要です。
「新型コロナウイルスにより世界がパニックに陥っています。そこに対して、正確な問題の診断・正確な処方を追及し、共有したいという思いでポストコロナon-line会議を発足致しました。私たちは、問題を生み出したモノの見方「現実」から考えるのではなく、それらを一掃した「理想」から考えていきます。そして、体のコロナ(生命破壊)、経済のコロナ(生活破壊)、心のコロナ(尊厳破壊)という3つのコロナを同時に解決する英雄産業を創建し、世界をリードする日本を目指します。そのために、1000人の侍の結集によるコミュニティづくりを通した英雄産業をおこそうと取り組んで参ります。」
2、COVID-19による世界・日本の現状
世界・日本の最先端の状況を共有し、理解を深めました。
世界の感染者数:73,969,003人、死者数:1,644,589人
日本の感染者数:187,704人、死者数:2,623人
2020年のニュースを振り返りました。一部をご紹介します。
1月 中国武漢にて原因不明の肺炎から始まり、WHOが新型コロナウイルスを確認
2月 横浜港に感染が確認されたクルーズ船が入港
3月 東京都 小池知事「都市封鎖(ロックダウン)」に言及
4月 緊急事態宣言、4月の訪日外国人旅行者99.9%減少
5月 黒人暴行死、デモ全米に拡大
6月 世界銀行 経済成長率 第二次世界大戦以降最悪の見通し
7月 俳優の三浦春馬さん死去
8月 安部首相が辞任表明
9月 コロナ抗体検査開始。菅内閣発足
10月 アニメ映画「鬼滅の刃」国内最速で興行収入100億円突破
11月 バイデン氏勝利確実
12月 Go Toトラベル一時停止
3、「2020年と2021年の切断と接合」
長岡先生より2020年を振り返って、そして2021年をどう観ているのか、お話していただきました。
長岡 激動の2020年でした。脳神経シナプスが全て切断され、接合していくように、私たちも2020年を切断して、2021年へと接合していく必要があります。
そもそも私たちは脳で見ている、これを大前提として進めていきますね。脳の中で物語を見ているわけですが、2020年はどんな物語を見たでしょうか?トリックスターの登場です。トリックスターとは二面性をもつ存在であり、社会秩序を混乱・破壊させて物事を展開していく。つまり、新型コロナウイルスです。
トリックスターは何をするのでしょうか。例えるならば、私たちは秩序、良識、監修、一般的見解といった傘をさして生きているようなものです。トリックスターである新型コロナウイルスは、この傘に切り込みを入れて破りました。既存のシステムや慣習がことごとく崩れ去っていき、今までの傘が使えなくなったのが2020年でした。
では、2021年はどうすればよいのでしょうか?私たちには3つの選択肢があります。
①傘を継ぎ接ぎする:さらなる格差社会となり、無用者階級の量産
②傘を新調する:超管理社会
③傘を畳む:「世界の中にありながら世界に属さない」共同体が可能になる。
ポストコロナオンライン会議では③を選択しようと、と言っています。哲学者のジル・ドゥルーズは、「新しい空間を発生すること」に言及しています。それは認識空間の拡張です。これが2021年の人類の挑戦です。私たちは時空間と存在が同じであることに気づき、さらに拡張していくと全てがつながっていきます。そして究極には「0=∞=1」の世界へたどり着きます。これは無の世界にもつながるものであり、ここまで認識空間が拡張すると、存在ではなく無が当たり前になります。2021年は私たちのそんな変化を起こしていく時ではないでしょうか。
4、トークライブ「~年代別主義主張~ポストコロナ時代の日本の観方(2020年総集編)」
Noh先生、長岡先生、4名の各世代のゲストと共に、2020年の世界や日本について語り合った一部をご紹介します。
<20代代表>
ひかり
侍、外国語大生、仕事、3つのわらじを使いこなすバリバリ大学生
東京浅草エッジ志伝流
<30代代表>
宗平 雅巳
組織のChange Agent/検討スキームデザイナー
<40代代表>
中村 舞
心中事件を乗り越えたプロコーチ&研修講師
<60代代表>
有永 佳子
人間シェアスペース
Q:2020年、新型コロナウイルスが世界に与えているメッセージとは何でしょうか?
・一度ストップしてみて、本当に大事なことを見直してみよう。
・克服したと思っていた感染症の問題がまだ終わっていない。
・外側を変えるのではなく、自分を変えていくこと。
・目に見えるものばかりを追ってきた。目に見えないものにどう対応するのか。
・今までの生き方が限界だった。
Q:2020年新型コロナウイルスを経て、どんな世界の変化、日本の変化、個人の変化があったと思いますか?
有永 日本の中にいて幸せを感じにくかったですが、日本に住んでいて良かったと感じました。そして世界に目が向いて、日本についてもっと知っておこうと思うようになりました。
長岡 世界においては、資本主義経済という土台が割れた変化だったと思います。日本でいうと、日本は危ないと言いながら、欧米と比べると何か乗り越えています。日本人の倫理観や独特な感覚に目を向けても良いのではないかという方向に行ったのではないでしょうか。そして私個人の変化では、時代が変わるチャンス到来!という気持ちになりました。
中村 日本ではコロナにまつわる対応に対して批判や偏見もたくさんありましたが、そうではなくもっと愛を持って共同体でやろうという思いを持った人が増えたのではないかと思います。個人の変化は、自分に何ができるのかと思い、メッセージを発信し始めました。本当の自分で話すことができて、これが私にとってはとても大きかったです。
宗平 世界の変化は、民主主義の終焉が加速するのではないかと思います。コロナウイルスが広がっている国が民主主義が強い国であり、中国などの共産主義国家はコロナウイルスをある程度抑えることができました。日本においては、危機管理に対する政治の意思決定システムは考え直す必要があると思います。組織企業レベルでは、ダイバーシティが再考されると考えます。個人レベルでは、家族との関係性を見つめなおしました。子どもにどんなメッセージをするのかなどを考えるようになりました。
ひかり 世界に対しては、有名かどうかに関係なく一人ひとりの発信力が上がったと思います。日本の大学生として思うのは、個人の力が強くなっていると感じます。自分にしかできないことを持つ人が強くなっていき、その能力の差はこれからもっと広がっていきます。個人としては、情報の信用性を見直しました。目の前にある情報にそのまま騙されないよう考えるようになりました。
Q:新型コロナウイルス以外で覚えている世界の大きな事件は何ですか?
・黒人差別の事件
・大阪都構想
・働き方の変化
・三浦春馬の死
・アメリカ大統領選挙
Q:2020年を一言でいうなら何ですか?
ひかり「縁」
宗平「個」
中村「変容」
長岡「破壊」
有村「つながり」
5. Noh Jesuの観る2020年
Noh先生から2020年を振り返っていただきました。
Noh 私は日本から心の時代が始まると25年前から言ってきました。エネルギーを生み出す心であり、数学物理学を統合できる心です。新元号「令和」が出た時、「やはり日本はやるんだ」と確信しました。それで自ら「令和哲学者」と名乗り、「令和」が何なのかをブログに書き続けました。「令和」は人間が生み出した中で一番素晴らしい言葉であり、77億人を一つにまとめるパワーを持っています。
2019年 天が開き、2020年 地が開いて、2021年は人が開きます。つまり2021年には心が目覚めた日本人が大量に生まれてくるのです。新型コロナウイルスも、最初は驚きましたが、よく観てみたら、脳のウイルスは限界であり、700万年間のパラダイムを変えようというメッセージでした。
全体主義を完成させた日本だからこそ、個人を完成させ、共同体をつくることができます。船民族でチームプレイが大好きな日本人にぴったりだと思いませんか。
今、観光産業がつぶれています。さらにIT後進国の日本。未来産業をつくらないと本当に危ないのです。スペシャリストで1000年企業であることを誇っていたやり方は手放して、ジェネラリストになることです。かつて命より大切な刀を手放し、西洋を超えた勇気ある日本です。けれど、1945年5月15日から諦めてしまい、建前しているんです。今の日本には日本の本音が入っていません。でも、どう観ても世界を救済するのは日本です。世界が日本のメッセージを待っています。
「鬼滅の刃」もこの現実は脳が見せる錯覚だと示しています。刀を取り戻して、鬼を切ることです。700万年間の脳のウイルスの時代を終わりにすることです。科学技術は終焉を迎えます。日本から教育産業を始めましょう。呼吸するだけでも美しく、人が好きで自分が好きでたまらなくなるような教育。全世界の基軸教育となります。そんな大決断をする、それが2020年の日本です。
6、まとめ
ひかり 何が正解か、不正解かを決めるのは私たちです。現状に不満を言うのではなく、自分たちがどう考えるか、そんな方向に皆さんと向かいたいです。
中村 日本の素晴らしさは自己責任力にあると思います。さらに自分たち自身を大事にするように変容したら良い時代になるのではと思いました。
有永 子どもたちに「間違っていいよ」って言います。そうすることでお互いに助け合える。そんなつながる時代だと思います。
長岡 自分たちが何をしてきたのかをストップして考え直す時です。そして気づいたら何をするのか。物質文明から心の時代を切り開いていきたいです。
Noh コロナウイルスが危ないのではなく、医療崩壊が危ないのです。そして医療崩壊が危ないのではなく、気づかないまま脳に依存して目で見ている世界が絶対と思っていることが一番危ないことです。脳のウイルスシステムから細胞システムへ、観点の天動説から観点の地動説へ、スペシャリストからジェネラリストへ。700万年間繰り返してきたことを手放す時であり、それは日本からしか始まりません。世界を0化して立て直す、それが日本が行く道です。本日はありがとうございました。
ライブ配信アーカイブ@YouTube
ポストコロナon-line会議
#26 「ポストコロナ時代の日本の観方(2020年総集編)」
on-line会議後の2つのお楽しみ!
1)21:10から60分間の参加型交流会やってます!
ポストコロナon-line会議後に、60分間の参加型(Zoom)交流会をご用意しています!出演者と皆さんと一緒に会議の内容をより深めていきたいと考えています。主催者一同、心より皆さまのご参加をお待ちし、交流を楽しみにしています。詳細とお申し込みは、WEBサイトをご覧ください。
2)オンラインコミュニティ場あります!
パーフェクトストーム(COVID-19、経済大恐慌、心の不安)が到来する今、全ての問題を一掃するポストコロナ時代の新職業・新産業・新経済を研究する参加型onlineコミュニティです。今私達にできることは何なのかディスカッションを行い、プロジェクト2つ(未来産業創出研究プロジェクト、日本式ロックダウン研究プロジェクト)を立ち上げ、実際に活動していきます。詳しくは、ポストコロナon-line交流会にて!
ポストコロナon-line会議@WEBサイト
ポストコロナプロジェクト2020@Facebook
インフォメーション
令和哲学チャンネル@YouTube
令和哲学カフェ
月曜日〜金曜日21:00〜22:30
世界基軸教育28日間プログラム
おわりに
当日の会に参加した皆さまから「危機ですがチームで超えていきたいです」「幅広い世代を通してお話が聞ける贅沢な会でした」「本当に必要なつながりを見直すきっかけになりました」といった感想が寄せられ、実りのある会となりました。たくさんの方々のご参加ありがとうございます。
出演者(敬称略)
ナビゲーター(代表発起人)
21世紀の悟り人 令和哲学者 Noh Jesu(ノ ジェス)
プレゼンテーター
AI 和合クリニック院長 長岡 美妃(ながおか みき)
ゲストスピーカー
外国語大生 ひかり
組織のChange Agent 宗平 雅巳(むねひら まさみ)
研修講師 中村 舞(なかむら まい)
人間シェアスペース 有永 佳子(ありなが よしこ)
ファシリテーター
嶋中 いくえ(しまなか いくえ)
グループディスカッション
原田 卓(はらだ すぐる)
塚田 武宏(つかだ たけひろ)
口野 理恵(くちの りえ)
甲田 絵夢(こうだ えむ)
スタッフ
ディレクター 高村博子、池田真梨子
サブディレクター 土岐直美、大村祐子
ビデオカメラ 岩永えり、中田健一
配信スイッチャー 三笠惠美
音声ミキサー 森川祐子
スチールカメラマン 森智樹
現場サポート 土岐直美
Zoom操作 平井健太、小松屋翔、三浦健、坂中有子
YouTube操作 中田健一、樋口智美
タイムキーパー 大村祐子
資料作成 樋口智美
note記事編集 小水 嘉
WEBデザイン・マーケティング 池田 真梨子、三笠 惠美、若林 みき
WEB・Facebook編集 高村 博子、小田原 千草、西尾 佳子、大村 祐子、池田真梨子、三笠 惠美
監修 Noh Jesu(ノ ジェス)