アメリカで家賃が高騰 上昇率は最大36%!
今、全米で家賃が高騰しています。
どのくらい高騰しているかというと、過去1年間で全国的に13%も上昇しており、過去2年間で最も高い伸び率となったそうです。
家賃が急上昇した都市圏トップ10
アメリカの不動産サービスのレッドフィンのレポートによると全米の平均家賃は1858ドルで、2020年10月から12.5%も上昇しています。
2021年9月に発表された「全国賃料統計」によると、日本の家賃の上昇率の全国平均はわずか0.2%と言われています。
日本と比べとても差が出ていることが分かります。
<家賃が急上昇した都市圏トップ10>
また日本経済新聞によると、
ニューヨークに住むある人は、毎月1945ドル(約23万円)だった家賃が3月末の契約更新で800ドル(4割)も上がるという通知を受け取ったそうです。
このように家賃が急騰しており、仕方なく立ち退きを決める人が相次いでいるようです。
崩れた需要と供給のバランス
こんなにも家賃が急騰した理由は何でしょうか?
注目すべきは需要と供給のバランスです。今回は特に、需要が上がってしまったことが考えられるでしょう。
アメリカでは新型コロナウイルスの感染者が減少し、オフィスワークが復活しつつあります。
そのため都市部には人が戻り始め、賃貸需要が上がったと言われています。
またアメリカでは中古物件であっても家賃を上げることは一般的であり、毎年続くインフレ(物価上昇)も相乗効果となり、このような家賃上昇が続いています。
以上のように、インフレやアフターコロナの影響も相まって家賃上昇が起きており、それだけ不動産市場が不安定とも言えます。
弊社キャピタルマーケット部社員はこのように語っています。
「海外の投資家から日本の不動産が人気な理由の1つは安定さです。
それは、政治的に見ても、経済的に見ても、治安的に見ても安定という意味です。香港の暴動や政権が変わるごとに大きく情勢が変わる国に比べると、投資家が日本を選ぶ理由も分かります。」
このように安定している国で不動産を持てるというのは、安心ですね。