都内の新線計画情報!都内で魅力が底上げされる街とは?
6月9日、東京都は東京メトロ南北線を延伸させ品川駅と繋げる構想を発表しました。
東京には今計画中の新線計画は合計4つあります。
今回はそのうち3つの計画と、これから魅力が底上げされる街も合わせてご紹介します。
新線計画①「東京メトロ南北線」延伸計画
まずは東京メトロ南北線の延伸計画です。
東京都による公表だと白金高輪駅から品川駅を結び、品川駅は初の地下鉄となります。
その距離2.8キロ、総事業費はなんと1310億円にも及ぶ計画で、開業予定は2030年代半ばを目標にしています。
これにより盛り上がりを見せる街は、東京メトロ南北線沿線の駅。
東京メトロ南北線は、浦和美園をはじめとする埼玉県から、王子や駒込など北区を通り、六本木一丁目など港区などの都心に下りてくる路線です。
今まで新幹線の通る東京駅や品川駅には乗り換えが必要だった、王子駅や飯田橋駅、市ヶ谷駅や白金台駅などの賃貸需要は上がることが予測されます。
新線計画②「東京メトロ有楽町線」延伸計画
有楽町線の延伸が発表されたのは、東京メトロ有楽町線の豊洲から都営新宿線・東京メトロ半蔵門線が通る住吉駅の間。
中間には東京メトロ東西線の通る東陽町駅も通過駅として予定されています。
豊洲・住吉間は4.8キロ、総建設費は約2690億円にも上るそうです。
豊洲と住吉が直通することにより、所要時間は約20分から9分にまで短縮され、城北・城東エリアのアクセスが更に向上されます。
特に東陽町駅は今まで東西線しか通っていませんでしたが、この延伸で有楽町線も通り2路線が通る駅にグレードアップするため投資価値も更に高まることが期待されるでしょう。
新線計画③「羽田空港アクセス線」開通
JR東日本発表した「羽田空港アクセス線構想」。これは、以下の4つのルートで構成されると明らかにしています。
・羽田空港新駅(仮称)~東京貨物ターミナル駅間の「アクセス新線」
・東京貨物ターミナル駅と東京駅方面を結ぶ「東山手ルート」
・東京貨物ターミナル駅と新宿駅方面を結ぶ「西山手ルート」
・東京貨物ターミナル駅と房総方面を結ぶ「臨海部ルート」
そのうち「アクセス新線」と「東山手ルート」が2029年開業予定として示されました。
「東山手ルート」が開通することで、羽田空港新駅からの所要時間は約18分。
東京駅を経由する形で、宇都宮線・高崎線・常磐線方面が結ばれます。
そのため、上記3線が直通の場合は、浦和や赤羽、日暮里や北千住などの駅でも羽田空港に1本で、更に時間を短縮してアクセスすることが出来るようになります。
「西山手ルート」は大崎・新宿方面、「臨海部ルート」は新木場・房総方面に向かいます。
今後更にアクセスが良くなると見込まれる羽田空港アクセス線。
コロナ禍も落ち着きインバウンド・アウトバウンドの傾向も回復することで、周辺地域では出張の頻度が高い人や空港勤務の人の賃貸需要も見込めるでしょう。
このように東京では、着々と新線の開通や延伸計画が進められています。
これから不動産投資に取り組む人は、その周辺駅も狙ってエリアを選定すると良いかもしれません。
また既に周辺のマンションを購入していた人は、完成が近づくタイミングで売却を考えるのも良いかもしれません。