2022年路線価発表!路線価を見て東京の地価を知ろう
7月1日、国税庁は令和4年分の路線価を発表しました。
ランキングや東京の地価に注目してみましょう。
似ているようで違う 路線価と公示地価の違い
今回は路線価を取り上げましたが、4月にアップした記事では地価公示も取り上げました。
令和4年地価公示・コロナの影響は?|ポスト・リンテル株式会社|note
地価公示地価も路線価も、「1㎡に対する土地の価格を表しているものなんじゃないか?」となんとなく一括りにしている方も多いかもしれません。
しかし、それぞれ調査する機関や目的などが少し違うんです。
一番大きい違いでいうと、「目的」の部分です。
公示地価は土地の価格の目安にするためで、売買取引などの参考値として使われます。
対して路線価は相続税や贈与税の算出の際に使われる値ですので、使われる用途が少し違うことが分かるかと思います。
令和4年分の路線価は?ランキング1位は不動の銀座「鳩居堂」前
全国32万地点の標準価格は、平均で前年に比べ0.5%アップしました。
理由としては新型コロナウイルスが落ち着きはじめ、街に人の流れが戻り始めたことが影響しているとのことです。
特に観光地や繁華街でプラスに転じたり、全体的に下げ幅が縮んだことで2年ぶりの上昇に転じたそうです。
ランキングでみると、最高路線価は37年連続トップの「銀座 鳩居堂」前。1㎡あたり4,224万円となりました。
2位は大阪市北区御堂筋で1,896万円/㎡。3位は横浜駅西口ターミナル前通りで1,656万円/㎡でした。
東京都区部トップ10の路線価を見ると、
2位は新宿3丁目で2,952万円/㎡、3位は渋谷の宇田川町21丁目で2,872万円/㎡でした。
いずれも全国2位の大阪北区御堂筋の1,896万円/㎡を大幅に上回ります。
東京は他の都市よりも大幅に路線価が高いことが分かります。
路線価からも、東京の不動産の価値が他の都市よりも高いことが分かります。