荒井隆志著「病気の時にどう祈るか」より

その創造の時に持っていた人間の弱さが、堕落によって生じた内的な変化と、環境の変化とに耐えられなくなってしまったのです。神との生きた交わりの断絶、みごもりの苦しみ、人間関係の破壊、労働の苦しみ、そして死。そういったものが、人間の全存在を圧迫するようになったのです。そして創造のときの弱さが、これらの圧迫に耐えられなくなって、あらゆる病気、病弱、苦しみを生み出していくのです。

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