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美しさと実学について

自分の世界観は割と自分の内側にきちんと持ってたんだな〜って一周まわって元からの好みに落ち着いてきて思えた。
BLA入る前からお気に入りの写真だけをアップしてたInstagramのフィードは今見ても結構お気に入り。


足りなかったのは、自分自身のビジュアルを底上げすることと、その方向性に納得して突き進むこと。

インプット足りない自覚はあるけど、それでも割と芸術に触れて育ててもらえたし、自分自身も美しいものが好きだなぁとは思ってた。

その「私」が崩れ始めたのが就活とか議論好きな男の友人と話す上で、「実学」つまり役に立つものしか意味がないと思い込むようになったから。

「美術館行ってインスタ載せる人とか、美術館に行ってる私が好きとしか思えない。」「そもそも美術って何の役にも立たない」そんな意地悪な言葉を言われて、それをきちんと自分の言葉で説明できなかった大学1年。

そのときの私は「心が豊かになる」くらいしか言葉で説明することができなくて、当時それがすごく悔しかったのを覚えている。

でも実際、美容や芸術を本業として仕事にしていくのは狭く難しい道。
だから、その事実だけを捉えて美しいものを軽んじるようになってきていた。

正確には、あくまで仕事は左脳で、右脳的なものは趣味で楽しむ。好きなことを仕事にすると嫌いになる。そんな風に考えていた。

一見すると感覚的で説明のつかない「美」が、
「美しいもの」に興味のない理論的な人にも納得してもらえて伝わるような説得力がほしい。

スティーブ・ジョブズのApple製品だって「美しさ」が大きな強み。

機能性とか論理的とか、左脳部分を鍛えて説得力を持たせたうえで、差別化を図るにはやっぱり美しさ。

どっちも必要。

結論、
「美学」は即効性のあるものじゃないからじっくりと自分の中で育てて温めて大切にしていく。
すぐに役に立つものじゃない、けどトータルの長い人生で見たら絶対に必要なものだから決して捨てない。

まだまだだけど、自分の美学を持っていたいし、左脳派の人にも右脳派の人にも理解してもらえるような中庸のバランス感覚を持ち合わせていたい。

2025.01.05

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