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名作と呼ばれる映画を色々観た_その2


無事に新しい仕事が決まり、はや1ヶ月半。新しい職場で、趣味はなんですか〜?と聞かれる度に「映画が好きです〜!」という事にしているが、まだ趣味が似てる人には会えず、みんなに「ふ〜ん」と言われている。
映画を観る事が趣味は珍しいのかあ。ふ〜ん🍂


『タクシードライバー』(1976) アメリカ

夜のNYが終始 幻想的

デニーロ主演のスコセッシ映画、若いデニーロは危うさの表現がなんか凄い。70年代のNYの夜がよく写っていて、キラキラした光と街の匂いがしてきそうなスモッグ。アートフィルムばりにきらめいていて良いと思った。キラキラしている。

(映画の中で選挙事務所のシーンがあるという点で)映画『リコリス・ピザ』を思い出し、不穏な気持ちになったりした。デニーロが選挙事務所の外から、ほぼストーカーのような、いやむしろ堂々としたストーカーという感じで登場したから、結構冷や冷やした。🧊

意中の女の職場に乗り込んだり、少女に対して謎の父性を全開にしたりと、やりたい放題ではあるが。この映画は70年代に作られた、リアル70年代の映画なんだぞ!と自分に言い聞かせて落ち着いた。ふう🍵
(私自身、『リコリス・ピザ』のような 後の時代から作られた70年代映画が結構好きで、リアルな70年代の倫理観とかはこれから勉強したい部分の一つです)

『激突!』(1971) アメリカ

ひたすら鬼気迫る、シンプルすごい映画

なんでこんなに面白いの!!!

意味もなくひたすらトラックに追い詰められ、鬼気迫る。という話なのだけど、こんなシンプルな主題でここまで面白く作れるなんて!ただただ放心状態。。。

図書館でDVDを借りて観たので、特典映像を観ることができた。相当時間の無い中での撮影をし、編集時間もかなり短い中で完成させたらしい。まだ新人の頃の若いスピルバーグ作品。(新人といっても、追い詰められて力を出せる凄い監督だな。。。と普通にびっくりした)

先に『フェイブルマンズ』を観た私は、スピルバーグの幼少期に受けた衝撃(列車が激突するシーンが怖くて眠れなくなる)を思い出して、なるほど。。。🚂 只今感心した。

シンプル面白いってこうゆう事かあ。。。

『卒業』(1967) アメリカ

このシーンのバタバタ具合になんか笑う

10年前に観て少し内容忘れてたので、見直した。
見直してびっくり。前半の内容を一切覚えてなくて、こんな映画だったかあ!!
ダスティン・ホフマン演じるベンジャミンの、燃え尽きているような、ぎくしゃくしている様子が新鮮だった。後半にかけて、なぜこうなる!の連続でびっくりし続けたし、ラストの大袈裟な教会でのシーンはもう爆笑した。何故こうなる!!!

でもラストの2人の脱走シーンは良いシーンだな〜と思うし、おしゃれさも感じる。

(何で10年前に観たのか考えていたのだけど、当時大学の教員だった先生と話している中で"ダスティン・ホフマンの映画のさ〜"という話題が出たからだ。その時私はダスティン・ホフマンが俳優だという事は知らず、岡村靖幸の曲『聖書』の歌詞に出てくる人だ〜!と思い、先生にも勧められて気になって映画を観たのだった。。。そうだそうだ🙄 その先生にはあと『ブリキの太鼓』を勧めてくれたのだけど、未だ観ておらず。。反省)


『サンセット大通り』(1950) アメリカ

チャップリンのモノマネ披露シーン

過去の栄光にすがる女優の愛憎劇!
あんまり色々考えずに観てしまったから、
意外とサスペンスみのある、怖さもある内容に少々引いてしまった。
何より主演女優のグロリア・スワンソンのドヤ顔が怖かった。(何度も出てくるドヤ顔)
目を見開いて顎を上げるポーズは もはや歌舞伎?時代劇?(でも凄い顔なので観てほしい)
過ぎゆく時間と時代に抵抗する女優と、巻き込まれる男2名(この2人が可哀想なんだ実に。。。)

ちなみに画像は、ノリノリになってチャップリンのモノマネを披露してくれるシーン。
たのしそう(しかも上手い)

『シャイニング』(1980) イギリス

建築が凄すぎる

大学の授業で少し観て、その後家でしっかり観て、課題のレポートを書いた記憶があって。。。大学生だった当時、あまりの構図のかっこよさに痺れてしまい、構図がカッコいい!建築とセットがすごい!!のテーマだけでレポートを書き切った気がするが。。。😭(私は一生、勢いの文章を書くんだなきっと)。。。

時間は過ぎて現在。今回観ての感想は、何だこの変な人間関係!そして役者チームのすごい演技!表情!!
(むしろなんで今まで気づかなかったんだ私は)
演技と建築・役者のオーバーな演技のスケール感が比例していて、こっちまで麻痺してくる。段々とじわじわ笑えてくる。っていうか、コメディ?

又は、ジャック・ニコルソンの眉毛だけを観る。という鑑賞方法もあります。


『私生活 4Kレストア版』(1962) フランス/イタリア

イタリアのシーンはずっと、ノコノコしてる

BBこと、ブリジット・バルドーの人生そのまま?映画。(実際はフィクション)美しさと猫のような気まぐれさ爆発のブリジット。前半はスウェーデン→パリ、後半は舞台がイタリアに移るのだけど、イタリアに移った途端にリズムが変わるというか。石畳の道に、BBを一目見たい!と思い集まってくる市民たち。(この様子は、パリでパパラッチに囲まれるリズム感とは全然違う空気感があって、イタリアってこういうテンションなんだな〜と面白く観た。)

映画の中で、BBのファッションを真似する女性たちが街にいるシーンが面白かったし、ファッションがかわいく素晴らしかった。
ヒールではなく、レペットのフラットシューズを好む事が有名な彼女、それは足が細く長いからこそ似合うのだなあ!と改めて思い知らされました。。。


『スティング』(1973) アメリカ

終始、観客は彼らに騙される


テーマ曲が、誰もが聴いたことあるであろう、『The Entertainer』〜♪
冒頭からラストまで観客は騙され続ける内容で、ずっと面白かった。できれば何人かでテレビを囲んで観たいな〜と思ったり。
アクションも満載だけど、このテーマ曲の落ち着きと品の良さが凄い効いてる!

舞台が1930年代のシカゴ。みんなネクタイが太い!あと、ハットに巻かれているリボンが太い!
ハンチングとジャケット&パンツスタイルも、私には新鮮にみえました〜。へへえ!


以上7本でした〜!
余談にはなるけれど、最後に最近嬉しかった発見を書きます〜。
友達に教えてもらったゲーム『コーヒートーク』のゲーム実況を見てた時。キャラクターに"人狼のガラ"という男性キャラが居て、『俺は昔、60年代はタクシーの運転手やってたんだぜ』というセリフが流れてきた。このキャラクターは退役兵で今は医療事務という設定で『タクシードライバー』のデニーロじゃないか。。。と嬉しくなってしまいました。。
『タクシードライバー』は70年代だし、場所もゲームはシアトルで、映画はNYなので違うのですが、ゲームの作り手が少し寄せて作ったのかな〜と思うと嬉しかったり。。🌕🐺

右が人狼のガラ

なんて、にやにやしているうちに2024年も終わって、年が明けてしまう〜!と若干の焦りを感じ始めているのですが。。。

またこのテーマで書けるように、
映画をたくさん観ようと思います〜

🌝

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