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【告知】「コロナとオリンピック:「国難」に背を向け、「共感」に抗う」(6月13日)

ポスト研究会第5弾は、「コロナとオリンピック」をテーマに、『ブラック・ボランティア』の著者である本間龍さん、『反東京オリンピック宣言』『やっぱりいらない東京オリンピック』でオリンピックを徹底的に批判してきた小笠原博毅さん・山本敦久さん、そして原発事故以降、政府とメディアがコントロールする情動権力を鋭く論じてきた伊藤守さんをお招きしてコロナ禍のオリンピック、ポストコロナ時代のオリンピックをめぐってトークを行います。オンラインで視聴(有料)することが可能です。参加の条件など詳細は、下記をご覧ください。


徹底トークイベント
「コロナとオリンピック:「国難」に背を向け、「共感」に抗う」
出演者:本間龍 × 伊藤守 × 小笠原博毅 × 山本敦久(MC)
日時:2020年6月13日(土) 18:00〜20:00
参加方法:zoom(
peatixより予約受付中/こちらからチケットをお買い求めください)
料金:
500円

【トークテーマ】
コロナ禍のこの数か月の間に巻き起こった延期論、囁かれはじめた中止論を検証しながら、ポストコロナ時代のオリンピックを批判していくための新たな視座と論点を提起する。

とはいえ、このトークイベントの出演者たちは「コロナ以前」から東京オリンピック/パラリンピックへの批判的なスタンスを貫いてきたきわめて稀有な論者たち。誰もがオリンピック開催に浮かれていた数か月前には到底考えられなかった「批判しても大丈夫」という世相のなかで、これまでずっとオリンピックを批判してきた出演者たちはいま何を考えるのか。

トークのポイント
・電通を介したオリンピックマネーの不可解な流れ
・「ブラック・ボランティア」という搾取構造と利権
・コロナ転向派とは誰か?
・原発ムラならぬ、「五輪ムラ」とは何か?
・人びとの情動を動員/制御しながら、「共感」を作り出すメディアの仕組みとは?
・原発報道とコロナ報道に共通するオリンピックの情動政治とは?
・コロナと国難から生み出されるポスト真実のオリンピックとは?
・ポストコロナ時代のアスリートの政治

「コロナだから」オリンピックを批判してもいいんだ、という風潮自体が問題含みであることを再確認し、「なんとなく中止」という空気感が醸成されつつある先にあるものを掴みだす。「なんとなく中止」という空気が漂いはするが、事態は確実に動いている。JOCという空っぽにされたただの箱を通り越して、IOCと安倍政権、そしてオリンピックの資本主義は、ポストコロナの新たなオリンピックを構想している。「コロナ」をひとつの条件や方法とした新たな政治運営と経済機構が動き始めていることに対して、新たな批判のはじまりを予告するのがこのトークイベントの狙いとなるだろう。

東京五輪批判の決定版!
延期、中止、そしてオリンピックの廃絶までを徹底討論。

記事自体は無料公開ですが、もしサポートがあった場合は今後の研究活動にぜひ役立てさせていただきます。