先達はあらまほしきことなり。
こんにちは、そうだんドットミー運営事務局です。
本日より、そうだんドットミー公式アドバイザーによるコラムを開始します!第一回は、西島悠蔵さんによるコラムです。ぜひご覧ください!
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皆さんこんにちは、こんばんは、おはようございます。そうだんドットミーアドバイザーの西島です。
甲子園が終わりました。暑い熱い夏でした。甲子園を見るたびに学生時代を回顧するようになったのは良い年齢になってきたからかもしれません。
振り返ると学校で学んで今でも覚えていることと言えば…
「赤い実はじけた」
「あおげあおげ、あおぐぞあおぐぞ」
「先達はあらまほしきことなり」
などです。
今日はタイトルの通り、先達のありがたいお言葉を元に転職をする時に陥りがちなことを書いてみました。穏やかな気持ちで読んでください。
『隣の芝は青く見える』んだから、もう仕方ないんだよ
普段の生活でもよく出会うこの言葉。
有名なことわざで、よく言ったもんだと本当に思う。
転職に、フリーランスに、働き方改革に…近年まれに見るほど、人は雇用とか働き方について注目している。いわゆる当事者が多い。だからこそ、誰かと比較することはよくあることだ。
転職をする時に、「あいつの会社は良いなー」とか、「あの仕事している人はかっこいいなー」とか思ったことも多々ある。
それは何もあなただけではない、僕もその一人だ。
彼女を連れて街中を歩いているのに可愛い女の子に目がいってしまうのはもう反射である。大脳を通過していない。彼女が好きなんだけどちょっとだけ、ほんの少しだけ隣の芝が青く見えただけである。いや、違うか…
実は、これは科学的にも証明されていて、芝は(やや上方)から見ると、枯れた芝が目立つ。つまり、青く見えづらい。
逆に芝は、ななめ横から見ると、青く立った芝が目立ち、下の枯芝が見えない。そう、青く見えるようになる。
つまり、科学的にも青く見えることは証明されているのである。
だから、この言葉を前提に色々と判断をしたほうが良いと思っている。
隣の芝が青く見えるのは普通なんだと。だから、本当にその意思決定で良いのか、隣が青く見えているだけではないのか、と自分に問いながら判断をすることが大事だと思う。
『石の上にも3年』もいたらケツがどうかなりますって…
たまに20代の若手の人からこんな言葉を受ける…
「いや、まだ2年しか働いていないので…」
「3年はいるって決めたんで!」
素晴らしい。ちゃんとコミットして頑張るんだね。粘り強いねっと。
もちろん、それはそれで良い。一つの頑張り方だと思う。
ただ、その根拠はあるのか?
粘り強さややりきるとかコミットすることは大事だ。
でも本当にその3年は意味があるのか?この辺を考えながら石に座ったほうが良い。
3年も一箇所にとどまることは逆にリスクでもあると言われるこの時代。
表面的な言葉ではなく、自分の意志の中で決めていてほしい。
僕なら石の上に三年座るなら、意思を持ってクーラーの聞いた部屋で3年ダラダラ過ごしたい笑
というのは冗談で、せっかく座るのであれば、しっかりと自分で意思を持って座ってほしい。時間を決めてなんて時間に支配されるより、自分で決めていったほうが人生はきっと楽しい。
『アレもこれもほしがるなよ』は本物
実家のトイレにこの日めくりカレンダーがあった。
この下の方に「えーなんでー?」という落書きがされていた。妹が書いたものだった。この文言が書かれた日めくりカレンダーになるたびに、僕はクスッと笑って笑みと尿をこぼしていた。失敬。
これは鼻で笑う人もいるが、本当に起きる現象である。
「イケメンで、細マッチョで、優しくて、穏やかで、年収2000万超えていて、浮気をしなくて、タワーマンション住んでいて…」
そんな男もいないし、
「美人で、料理上手で、気遣いができて…」
あ、もういいですね。そんな女性はいない。いたとしてもかなり少ない。
実は、結構これは転職にもあることで…
「給料が高くて、勤務地が東京で、仕事が楽しくて、やりがいがあって、社風が良くて、残業がなくて…」
そんな仕事はないし、あったとしたらものすごく倍率だ。しかもそれを叶えたところで幸せかどうかはわからない。
だから自分が何を大事に生きていくのかを深く考えていったほうが人生は楽しく生きられる。
お金のために身を粉にして働くでも良い。やりがいを求めて会社のブランドを捨てたって良い。大手に行くのだって良い。いちばん大事なのは他人からの評価ではなく、自分の納得感だと思う。
決めるのは自分。でも先達は必要。
つまり…最終的には結局「自分」で決めることが大事だと思う。
隣の芝は青く見えるし、仕事をどれくらい続けていくのか、何を持って幸せと思うかは自分の心が決める。
芯があって良いですねといろんなところで言われるが、僕も結構ブレる。
人生なんてそんなもん。だからブレても良いから色々と思考を張り巡らせることが必要だし、色んな人の意見を参考すると良い。
物や情報で溢れている世の中だからこそ、改めて自分が何で幸せを感じながら生きていくのか、仕事を選んでいくのかは大事な時代になったということです。先達はあらまほしきことなりとはこのことです。
学生時代は飲み会ばかりで、なんにも考えていなかったけど、こんなふうに最近思っています。
飲み会も甲子園も『ピッチャーが大事』(この伏線をどうしても回収したかった…)
今日はこのへんで。
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