辞めたいと何度も頭をよぎるが踏み切れない。8年働いた大企業を飛び出し見えたこと
POSIWILL CAREERを利用し、生き方・働き方の方向性がみえ、新卒から8年間勤務した会社を退職したMさん。「辞めたいと何度も頭をよぎるが踏み切れない」と悩まれている状態から納得のいく自分軸を決めるまでのストーリーを伺いました。
辞めたいと何度も頭をよぎるが踏み切れない
ーーまずは簡単な自己紹介をお願いします。
29歳(申込当時)のMと申します。アートビジネスを展開するスタートアップ企業にて、商業施設や大手企業などビジネスにアートを取り入れたいクライアントに最適な作品や空間、サービスを提案する仕事をしています。
前職では新卒から8年、鉄道系不動産会社に在籍。商業施設の現地運営室にて販促企画や新規開発案件の企画運営を行っていました。
そこからPOSIWILL CAREERを通して、現職に転職したという流れです。
ーー8年…!慣れ親しんだ大企業から、どうして転職を考えたのでしょうか?
「みんなで新しいことにチャレンジしよう」という気風がなく、ひたすら目の前のことをこなす社風。
担当している新規開発に対しても無関心な会社。
そうした雰囲気が慢性的に続いていることが辛くて…。
不満が積もり積もっていくうちに、「自分は何がやりたかったんだっけ?」を見失ったことが最初のきっかけでした。
また、もうすぐ30歳という年齢的なリミットや、他で通用するのか?といった面でも不安はありました。
ーーずっともやもやされていたんですね。
入社した時から社風が「ちょっと違うかも」と思っていたんですけど、忙しさにかまけて考える間もなくここまできてしまいましたね。
もう働きたくない、辞めたいと何度も頭をよぎるのですが、ぎりぎり踏みとどまっている状態で。転職サイトにも登録だけはしているけど、具体的なビジョンがないため行動できていませんでした。
友人でも家族でもない、プロに相談したい
ーーPOSIWILL CAREERとの出会いを教えてください。
ポジウィルが以前出演したメディアを見ていた時「キャリアの悩みは友達に相談すればいい」という意見があったのですが、そんなに簡単なものじゃないと思っていたんです。
以前、友達のキャリアについて切実に相談されていたのですが、自分としてはその子の悩みの解決に繋がるようないいアドバイスが全くできなかったんです。
友人はあくまで友人であり、思考整理のプロではないと気付いた瞬間でしたね。
ーー「キャリアの悩みを相談するなら、プロに任せたい」と思う原体験があったのですね。
普通に考えると、仕事の相談って重いじゃないですか(笑)。
社会人になってお互い忙しいなか、重い相談に毎回付き合わせるって申し訳ないと思うんです。
それならば、友人でも家族でもない、プロに頼むのがいいんじゃないかなと。
ーー実際に無料カウンセリングを受けてみてどう感じましたか?
自分だけで考えるよりも思考が前に進む感覚がありました。
カウンセラーさんに悩みを聞いていただいくなかで、「こんなに悩んでいるなら、早く自分を変えてしまいたい」という思いが膨らみ、その場でサービスを申し込みました。
「やりたいことを見つけた」ではなく「思い出した」内省フェーズ
ーー実際のトレーニングはどうでしたか?Mさんはキャリア実現プランで「内面に向き合うトレーニング」と「転職活動に向けたトレーニング」を行いましたが、印象的なエピソードがあれば教えていただきたいです。
担当トレーナーの吉原さんは、命の恩人と言ってもいいくらいです。
最初は転職するかどうかも決まっていない状況でしたが、吉原さんと話すたび、漠然としていた悩みが整理されどんどんクリアになっていく感覚がありました。
たとえば、吉原さんに言われてなるほどなと思った”思考の癖”が下記です。
「原因はこれ」「だからダメだ」ではなく「じゃあ、解決するにはどうすればいい?」と思考を切り変えたほうがいいと助言いただき、ハッとしたんです。いつもその思考で自責の癖がついてしまい、自信をさらに喪失するという負のスパイラルに陥っていたからです。
▲トレーニングを担当した吉原の自己紹介note
ーー自分ではわからなかった「深堀りが得意」という長所が、吉原との対話を通して見つかったんですね。他にも印象的な気づきはありましたか?
三回目の面談で「私、やっぱりこれがやりたかった!」というテーマを思い出したことです。
それが、現代アートです。
ーー「やりたいことを見つけた」ではなく「思い出した」?
大学時代にとあるアーティストの展覧会に行ったことがきっかけで、現代アートに出会いました。子供の頃から絵や表現することが苦手で、なんとなく芸術分野への壁を感じていましたが、その展覧会で現代アートは「社会に対して多様な考え方を提示するもの」ということを知り、芸術に対しての考え方が大きく変わる衝撃を感じました。
アートに携わる仕事をしたいという思いがあったのですが、就職活動のタイミングでは、当時は狭き門、かつ安定性が見えない業界に飛び込む勇気を持てず、アートをそのまま仕事にすることには踏み切れませんでした。とはいえ、別の方法でアートに関わる仕事がないかと、結果的に選んだのが不動産業界です。
街づくりにアートを取り入れる流れが始まっていたこともあり、「ものすごく遠回りかもしれないけど場所を持っているからアートへの繋がりも作れそう」というわずかな希望のもと、新卒で入社したのが鉄道系不動産会社でした。
結果的にアートからは遠い仕事をしていましたが、吉原さんとの対話で、その原体験を思い出しました。
仕事に追われ、「アートに関わりたい」という思いを気付かぬうちに封印していたのがこの8年間だったんじゃないかと。
「ありたい姿」から逆算して考える
ーーPOSIWILL CAREERを通して、学生時代からあった「アートに関わりたい」という思いに向き合うことができたんですね。実際の転職活動はどうでしたか?
転職活動自体はとてもスムーズに終えることができました。実は、1社しか面接を受けていないくらいです(笑)。
転職活動の中で意識したことは、魅力的な求人をみつけた時、「転職する場合」と「現職残留した場合」それぞれのパターンを考えたことです。
結果的に、「ここなら理想の4Lを叶えられる!」という会社が見つかり、迷わず今の会社に応募を決めました。
自分の「ありたい姿」から逆算しても、前職は自分にとってメリットがほぼ無くて。
だからこそ8年間という在籍期間をもってしても、迷わず踏み切れたのだと思います。
ーー転職活動を終え、新しい環境はいかがですか?
めちゃくちゃ楽しいです!
社員一丸となってクライアントに価値を提供しよう、もっと良くしていこうという姿勢は心地いですし、的確なアドバイスをくれるメンターもいて、理想の職場環境が叶ったと実感しています。
ーーMさんが当初思われていたように、「自分は何がやりたかったんだっけ?」を見失う、ビジョンがないから行動できない、という方は多いのではないでしょうか。最後に、Mさんからメッセージがあればお願いします!
私自身ビジョンもなければ、何をしても楽しいという感情がほとんどなくなってしまった時期が1年半ほどありました。そうなると本当に辛い毎日が続くだけです。
でもどれだけ何かを変えたいと思っていても、何も動き出さなければ現状は何一つ変わりません。もし、ビジョンが分からなくて動き出せないという方は、改めて自己分析してみることをおすすめします。一度自分自身と徹底的に向き合ってみてください。
もちろん本を読んだり、誰かの意見を聞くことも非常に大切です。ですがそこから「じゃあ自分はどう生きるか」を見つけることができない人も多いのではないでしょうか。本や人からの情報はあくまでもヒントでしかなく、そこに本当に自分が求める唯一の答えはありません。人それぞれ歩んできた人生は全く異なるし、進め方もその人次第だからです。
もし見つめ直した先で自分で見つけることができれば自力で行動すればいいし、より深みにハマりそうな時はポジウィルの無料相談に申し込みされてみるのもいいでしょう。自分では評価できていない部分が他人からすると評価されるべきことかもしれないし、その逆もしかりで、今いる環境の外から自分を見つめることはとても重要だと感じました。
長く一つの環境だけにいると、上司からの評価やその会社でやってきたことだけが自分の全てだという錯覚に陥ることもあります。そして長く居続けてしまったからこそ外に踏み出すのが怖くなると思いますが、本当に変わりたいという強い思いがあれば、あとは勇気を持って一歩を踏み出すのみです。
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