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「最近の若者」って主語がデカすぎませんか。

はいこんにちは!ポジティブ先生です🔥

本日はよく聞く「最近の若者は〜」という言葉について思うところを言っていこうかなと思います。

「最近の若者はなっとらん!」ってよく聞きますよね。ご年配の方がよく言ってます。

みなさんはあの言葉を聞いた時、どういう印象を受けますか?

そうだそうだ!と思う方や、反発的な気持ちになる人もいるでしょう。

私は、正直この言葉は好きではありません。

理由は大きく二つ。

まず、主語が曖昧かつ広すぎます。

若者って何歳から何歳までのことですか?

中学生のことなのか、20歳までのことなのか、30歳までなのか全く分からないので、具体的にどの年代がというのが見えてきません。

年代が見えてこないので、言われている当事者も自覚を持つことができず、改善に至ろうとするステップまで行くことができません。

また、例えば若者を20代までと区切ったとしましょう。
この中には小学一年生と29歳そこそこオッサンも含まれます。
この二つを同じように一括りでまとめるのは、少し無理があります。

せめて「最近の大学生」とか「最近の新卒3年以内の社員」のように限定しなければ、議論の発展はあり得ません。

二つ目は、サンプル少なすぎ問題です。

たいていこれを言っている人は、自分の経験から「最近の若者は」と言っています。
ただ、「若者」とくくるのであれば、自分の経験を何らかのデータで一般化しないといけません。

そして、最近の若者は、、と言っている人で具体的なデータを示した人はあまり見たことがありません。

それもそうですよね。

自分の経験上あれ?と思うことを言葉にしているだけなので、実際のところそれが若者全般に言えることなのかどうかは分かりません。

「最近の若者は考える力がない」と言っても、もちろん考える力がある若者も多数います。

この考える力のある若者を全て無視して、「最近の若者は〜」と言ってるようなものです。

「全国の大学生のIQが年々下がっていて、昭和より平均して6%低い」などという具体的な数値が出てくれば、信ぴょう性も増しますが、このようなデータを出しているところは見たことがありません。

データでまとめて論文で言ってほしいですね。

つまり、これら二つの理由から言えそうなことをまとめます。

「最近の若者は」というのは、基本的には

【ご年配の方が自分より年下の誰かに対して、自分の理想となんか違うと思った】

そんなところでしょう。

気にせず生きていきましょう。

この、「最近の若者は〜」というフレーズは、鎌倉時代からずっと言われ続けてきているらしいですよ。

自分の経験から形成された「正義」を、誰かに知ってほしい。自分の正義で誰かに影響を与えたい。

きっと深層心理ではそのような願望があるのだと思います。

伝達という行為もある種、生きた証をのこすことになりますからね。

自分に厳しく、他者に優しく生きていきましょう。

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