昔聴いたCM曲の空耳を思い出して調べてみたらよくわかんない結果になった
幼い頃、あるいは若い頃に見聞きして「何だこれ?」と思ったものの、ろくに調べもせずに忘れたものというのは、きっと数え切れないほどあるのでしょう。それらは普段まったく認識していないのですが、ある日何かをきっかけに、それまで抱え続けていたかのように呼び覚まされます。
当時と今の何が違うかと言えば、分からないことの答えを簡単に調べられること。インターネットとロボット型検索が普及して20年ほど経ちますが、最近は断片的な単語や誤った単語でも、こちらの意図をある程度汲んでくれるのでありがたいです。たまにその配慮が邪魔にもなるんですが。
ということで、今回ふと思い出して気になったのは、こんな感じ。
塾とか専門学校とかのテレビCMだったと思う
1993~1996年頃
B'zが歌ってたCMソング
空耳で「♪願書なら君は救われる~」と聞こえてた
当時小学5年生から中学2年生くらい。
「願書」というのが名前を聞くんだけど一体何なのか分からず、どうやらそれだと救われるらしいぞ、稲葉さんがそう言ってんぞ、と子供心に印象に残っていたのでした。
そんなわけで「B’z」「塾のCM」と検索を掛けたらすぐ引っ掛かりました。見ていたテレビCMはベネッセコーポレーションの「進研ゼミ 中学講座」のもので、掛かっていたのはB'zの「MOVE」でした。
発売は1996年3月なので、時期はだいたい合ってます。両A面シングルでのリリースで、1曲目は「地獄先生ぬ~べ~」のED曲「ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~」で、2曲目がこれだったようです。ぬ~べ~は当時ほぼ毎週見てたし、曲もだいぶ覚えてたんですが、もう片方がこの有様とは。
そんで、実際のCMもYoutubeにあがってました。
肝心の歌詞は、今聴いても「願書なら君は報われる」って聞こえる。たしか今年で40歳になったはずなんだけど、頭は中学生のままなのか。
歌詞を調べてみたのですが、一体どこを歌っていたのかさっぱり分かりません。「何でもありの人生の中で」と続けて歌っているのは聞き取れるから、「何をとまどうの ボクは今?」が最有力であるものの、いくら稲葉さんの発音だとしても全然そうは聞こえません。
結果、どうやらラスサビの「がむしゃらな日々は報われる」が正解だと思われるんですが、そこから「何でもありの人生の中で」に繋がる構成は、発表された楽曲の構成とは異なります。
ちょっと調べてみてもこの辺の情報は見つからなかったのですが、可能性としては次のどっちかなのかなあと。
CMが流れるのが先でシングルのリリースは後追いだろうから、当初はこの構成であり、これでCM用に納品したものの、後々シングル向けにレコーディングした際に構成が変わって現在の形になった
当初から曲の構成は現在の形だったものの、進研ゼミのCMに起用されるにあたって「がむしゃらな日々は報われる」というラスサビの歌詞を頭に持ってきた方が趣旨に合っているため、特別バージョンで納品した
なんとなく後者の方がかっこいいんで、そういうことにしといてください、B'zの皆様。
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