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胸が痛い

日本では既にシャッター通りと呼ばれるエリアが結構あると思う。
90年代に、米国の要求に屈して大店法を改正した煽りをモロに喰らったのだ。
時代にそぐわないと言うのは簡単だが、そこでずっと長いこと商売していた方にとっては急に新しいことをやれというのは難しい。
こういった小規模ビジネスも、首相のブレーンの一人であるデービッド・アトキンソンにとっては“生産性が低い”と蔑む対象なのだろう。彼は中小企業叩きを行っており、今後は統廃合が進むかもしれない。ハゲタカ来襲againになるか?

さて、シェアされてきた岐阜繊維問屋街の映像を観て、僕は胸が痛くなった。
街が死んでいるのだ。
撮影が土曜らしいが、殆ど人気が無い。
一瞬出てくる廃墟のシーンは撮影スポットになっているようで、ツイッターで検索するといくつも作品が出てくる。

僕が幼少の頃にも、近所に廃墟があった。
友だちと何度も忍び込んだ。街頭用の飾りなどが無造作に置いてあったのを覚えている。
後年、そこは高校に改修された。

建築中の人の家に入って遊んでいたところ、何度も見つかったこともある。
僕でも、そんなことろがあるから、人気の無い建屋に惹かれる気持ちはよく分かる。

でも、本当は朽ちていく様相を呈する街並みより、
賑やかで明るい方が好きだ。
胸の痛みを忘れるから。


★追記
これで、100日連続投稿達成となった。
noteはさりげなく、投稿を促すところが上手い。

今年は何度か途中で忘れて悔しい思いをしたが、取り敢えず自己ベストを更新中。






  

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