オランダはなぜ居心地がいいのか
前回の投稿から2か月経ってしまいました。
例年にない猛暑でバテ気味だったというのはただの言い訳…定期的にアウトプットできるように習慣化していきたいと思います。
わたしが推している「ポジティヴヘルス」はオランダ発祥の健康概念ですが、これはセルフケアとかセルフマネジメント、つまり自分でなんとかする、自分で自分をコントロールする、を実践することであります。
なぜこれがオランダから出てきたのかといえば、オランダネイティヴの人々は、もともとこれが当たり前のことだからだと思っています。
昨日、オランダの教育について講演を聞く機会がありましたが、そこで講師は「オランダは個人主義の国だから、オランダの教育手法を集団行動が基本の日本にそのまま持ってきてもうまくいかないだろう」と話されていて、なるほどなと思いました。
ちなみに、オランダでは子ども同士でけんかしたとき、どのような気持ちでその行為をしたのかを尋ねることはあっても、仲直りすることを強要することは必ずしもしないそうです。
「みんな、元気に、なかよく」がモットーの日本の教育現場ではちょっと考えられないかもしれません。
わたしは2度しか訪蘭していませんが、行くと居心地の良さを感じます。入管の対応やレストランでの接客など、お世辞にも丁寧ではないですが、お互い対等な人同士、という意識が伝わってくるんですね。
個人主義というと利己的な振る舞いを連想するかもしれませんが、そうではなく、かけがえのない個人を尊重することが自然にできている、ということだと思います。
周りの目を気にして「迷惑をかけてはいけない」ことを考えながら過ごしがちな日常だからこそ、またオランダの居心地の良さに浸りたいと願ってしまうのかもしれません。