【シャニアニ2nd】8話アルストロメリア回薄桃色にこんがらがって

シャニアニ2nd2章をみました。今回はその中の8話(薄桃色にこんがらがって)について感想を綴っていきます。
良かった点や悪かった点について個人的な感想ですのであしからず。

アニメ感想

内容はほぼenza版と同じだが、enza版では描かれなかった表情や声の感情が良く表現されていてとても楽しく見ることができた。
甘奈が受けるオーディションが自分が愛読していたアプリコットと知ったシーンで明らかに動揺する千雪や、千雪の本心を感じとってしまいレッスン室で取り繕い方が分からずギクシャクしてしまう甘奈、オーディションの結果が元々決まっている出来レースと聞いてしまっても2人を応援したいと葛藤する甜花、これらのシーンはenza版で好きなところなのでやってくれてよかったと思う。

特にこの物語の本質である「反対ごっこ」についてアニメならではの空気感、臨場感、彼女たちの葛藤や覚悟がダイレクトに伝わってきてenza版ではなかった迫力が描かれていて今までの評価を覆すような内容になっていた。

EDのアルストロメリア新曲「with you」で「言葉にしてあげなくちゃ」という歌詞、薄桃色にこんがらがっての為に作った曲やん。。。。ってなりましたね。終わり方は改変された終わり方だったがうまくまとめられていてよかった。

補足と総括

最後河原での反対ごっこの後にEDに入っていたが、個人的にはもう少し話を深掘りしてほしかったという感想である。
1つ目はアプリコットのオーディション。
enzaでは実際にオーディションを受ける千雪、雑誌をルーツとしてアイドルをやる前に雑貨屋で働いていたこと、それを元に今やっているアイドル活動について熱く語るシーン。その裏で甘奈が本当に合格かどうかオーディションの先生に、甘奈の姉として、アルストロメリアの一員として、自分の観覧席を譲ってでも正確に見定めてほしい思い奔走するシーン。

これらはenzaでも見ごたえがあるところなので省かれたのは少し残念。
アニメだけ見た人は甜花が最後まで何も行動せず終わったと思われても仕方ない。

2つ目は甘奈のランウェイショーを見る千雪と甜花。
アニメでは笑顔で見ていた2人だが、enza版では負けた千雪が自室で甜花と甘奈を応援しつつも負けた悔しさを露わにし涙するシーン。ここはこの物語の最後の見せ場でもあるので是非組み込んでほしかった。

3つ目は後日談。
面接に全力で立ち向かった千雪、落ちてしまったがその面接に立ち会った関係者からの次の仕事のオファーが来るシーン。1本のアニメに入れるのは不可能ではあるが、出来レースを知りながらもオーディションに立ち向かった千雪の勇気を覚悟が実を結ぶ場面だが話を分けてでも入れてほしいと思った。

総評として、メインストーリー＋サブストーリーで1時間半以上ある話を1話分で要点を抑えてわかりやすくまとめられていると感じた。
特に河原のシーンは特に力を入れているのかほぼenza版と言っても差し支えない内容だったし、表情や声などの迫真さが表現されてとてもよく思えた。

省かれた部分や改変についてenza版が好きな人には賛否があると思うが、個人的にはうまくまとめられていてよかったと思う。省かれた部分を考慮しても最後の河原のシーンはよかった。