コモディティーブームは落ち着くかも-210601②

キャシーウッド氏の分析を2回紹介しました。インフレ懸念より、デフレ気味になる世界を見据えて投資をした方がいいという彼女なりのポジショントークです。

コモディティーブームとは、たくさんモノが売れるからたくさん原料が必要だということです。

つまり景気がいいということです。不景気だとモノを買えませんから。


今はどうでしょうか。

まだコロナを克服したわけではありません。

しかし、財政政策や金融政策により不景気感は少ないように感じます(特にアメリカ)。

このため、モノや家がたくさん売れています。



それでは、コロナが収束したらどんな世界になるでしょうか。

多くの人が旅行に行ったり、大勢で集まると思います。

モノを買うことにお金を使うより、娯楽にお金を使うと思います。

そうすると、ガソリンやジェット燃料は使われるかもしれませんが、銅や木材はたくさん使われるわけではありません。


市場は景気を先取りすると言われるので、今どんな動きがあるか、ブルームバーグの記事を読んでみましょう。

ヘッジファンドが商品市場で「強気ポジション」を縮小
ヘッジファンドは商品市場から3週連続で資金を引き揚げており、商品価格がピークに達した可能性が示されている。
市場では穀物や銅、天然ガスなどさまざまな商品で強気のポジションが縮小。ヘッジファンドの保有は今週、ブルームバーグ商品指数を構成する23銘柄のうち20銘柄で昨年11月以来の大幅な減少となった。


まとめ

コロナ克服後の移動需要は大きくなると思うので、石油については短期的に強気です。

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しかし、コモディティー全般については落ち着くと思いますし、インフレ懸念も落ち着くと思います。

むしろ、景気が思った以上に回復しないことに注意しておきたいと思います。




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