急激なインフレは買う気をなくさせる-210612③
インフレ、デフレに惑わされるこのごろです。
消費者信頼感指数について、考えてみましょう。
消費者信頼感指数(Consumer Confidence)は、アメリカ合衆国の民間経済研究所であるコンファレンスボード(全米産業審議委員会)が発表する、消費者のセンチメント(消費者マインド)を指数化した景気関連の経済指標をいいます。https://www.ifinance.ne.jp/glossary/economy/eco003.html
米ミシガン大学が11日に発表した6月の消費者信頼感指数(速報値)は86.4と、5月確報値の82.9から上昇した。インフレ懸念が後退し、将来的な経済成長と雇用に対する楽観的な見方が増大したことで、予想の84.0も上回った。
傾向として、アメリカ経済は順調だと思います。
期待インフレ率は1年先が4.0%と、4.6%から低下。5年先は2.8%と、3.0%から低下した。
消費者のインフレ予想は、すこし収まってきたかもしれません。
ミシガン大学の調査部門ディレクター、リチャード・カーティン氏は「米経済はより力強い成長が見込まれる。失業者数の純減を予想する消費者は過去最多だ」と指摘。
【ここが重要】
一方で「住宅や自動車、耐久消費財などの市場価格に対する言及は1974年11月以降で最悪の水準に落ち込んだ。このような市場価格に対する好ましくない認識によって、自動車と住宅に対する全体的な購買姿勢は82年以降で最悪となった」と述べた。
急激な物価の上昇(予想)は、消費者の財布が締まります。
持続的なインフレは購買意欲を高めるのとは逆なのがおもしろいですね(ただし、時と場合による)。
まとめ
インフレ・デフレに振り回されない生き方をしたいものです。