日常に、徳原旅行という選択を
日常になんだかモヤモヤを抱えるあなた、
この夏、結局どこにも行けなさそうやなぁと嘆くあなたに
徳原旅行という選択を。
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こんにちは!お笑い大好きメモリです。
好きな芸人さんは?と聞かれても、答えられません。
たくさんいらっしゃるので、、、
でも、「今、オススメの芸人さんは?」と聞かれるとマセキ芸能社のピン芸人、徳原旅行さんと答えるでしょう。
今日は徳原旅行さんをオススメする理由について、彼のネタでしか味わえない4つの経験をもとに、書きたいと思います。
会話するような没入感
ピン芸人さんのネタは、フリップや音、映像で補いながら進行するネタが多いです。
しかし彼のネタは、基本的に喋りを中心とするコントで、音と小道具が最低限使われる程度です。
このネタのように、ちょっと嫌なやつを演じられることが多いです。
そして、こちらに向かって話しかけてくる。
その喋りがめちゃくちゃ自然なので、
見ている私が話しかけられている、
もっと言うと責められているような気になります。
なんならちょっと どもったり噛んだりするぐらいが計算内?と思うほどリアルです。
彼の上司にも部下にも、友達にもなれる。
映像越しのコントなのに没入感がある。これが徳原旅行という体験。
言ってやった感
でも、不思議と嫌な気持ちにはなりません。
毒のあるネタも多いですが、誰かを傷つけることはないんじゃないかと思います。
ここが凄いところです。
嫌な気持ちになるとしたらそれは、
見ている私に、そしてあなたに、
心当たりがあるからでしょう。
このネタのように、嫌なやつは嫌なやつでも、
今度は徳原さんに乗っかって、
言いたいことを言ってやることもできます。
1つ目に紹介したネタ「人生」もそうですが、日常のちょっと引っかかる出来事を拡張して、
いかにやってやるか、みたいなところがあります。
「卒業式」のネタように、持ち続けるのはめんどくさいけど、絶対に許したくないことってありますよね。
その感情を肯定してくれる、この生殺し感がたまらない。
日常で悪口を言いたくなった時、たまには性格悪くなりきって、笑って迎えるスッキリ感。これこそ徳原旅行という感覚。
何度でも初めまして
どのネタも、さほど衣装も変えずに、喋り方も徳原さんなのに、違うネタを見ると違う人に出会えます。
年相応の若い男性に見えたり、中年の風格が出てきたり、小学生のような幼稚さのあるヤバさが滲み出たり。
このネタを見ると、嫌なやつが急になんだか良い男に見えませんか?
そのテンションでこちらを見てください。
見てくれも話し方も変わっていないのに、一瞬でも惚れた意味がわからないでしょう?
何度でも初めまして、何度でも嫌いになって、何回かは好きになる。だから何回も見たくなる。これが、徳原旅行という出会いなのです。
終わってほしくないのに終わってほしい
とにかくどのネタも落ちが良いです。
「人生」の落ちもかなり好きですが、
特に落ちが好きなネタを紹介します。
この落ちのセリフを聞いた時、秀逸すぎてにんまりしてしまいました。
私がアルバイトをしていた頃のヒリヒリ感や、
仕事で新人の頃に感じていた感覚そのもので、言語化されるとなんだか気持ちよくなりました。
このネタの他にも、落ちでとんでもない快感が来るので、
途中から落ちを楽しみにしてしまいます。
しかし、もちろんネタ自体がおもしろくてずっと見ていたいし、その葛藤があります。
たぶんどれだけ長くても飽きずに見てられると思います。
気持ちの良い落ちに向かってボルテージが上がっていく、これが徳原旅行の旅程です。
まとめにかえて
「おもしろい」という感情の表面を撫でていくのではなく、
心にズカズカ入ってくるお笑いも欲しいですよね?
ネタを見ることが、
ザラついた感覚と微量のえぐみを持った「経験」となる、
これが徳原旅行さんの魅力です。
絶妙にファンタジーなやりすぎ感もあって、
だからこそ生々しくなく、かと言って妄想として冷めることもないバランス。
バカになれないそこのあなた、一緒に徳原旅行しようぜ。