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ドラマ「虹色のチョーク」を観た

先日放送された、「24時間テレビ46」中に放送された、
ドラマ「虹色のチョーク」を観ました。
おもしろかったです。

知的障がいのある人をたくさん雇用しているチョーク会社の物語です。

主人公の広翔が当初抱いた障がい者に対する不安も、
障がい者雇用に力を入れる社長の根底にある「エゴ」も、
障がい者のことしか見ていない社長に対する中島の不満も、
仕事で一喜一憂する従業員たちの「こだわり」も、
すべて共感できるものでした。

働くことでしか得られない幸せがある、ということがテーマでしたが、
本当にその通りだと思います。
そしてこれは、障がいの有無にかかわらず言えると思います。
もっと言うと、仕事に就ければ良い、と言うわけではなく、
役割があり、必要とされ、やりがいを持てて、十分なお金が貰える。

障がい者でもそうでなくても、働くことができない人がいます。
働いていても、十分なお金が貰えない人もいると思います。
このチョーク会社のように、というのはあまりにもキレイすぎますが、
より多くの人がやりがいをもって働けて、
そのお給料で生活できるようになればいいなぁと思いました。

それと、このドラマでの中島の姿が印象に残っています。
従業員たちが働きやすいように
様々なアイデアを出したり、従業員の変化に気を配ったりしていました。
その仕事がいつしか「障がい者のため」だけの仕事となり、
反発して辞めてしまいます。

「みんなにやさしく」というような耳触りの良いスローガンのもとに行われる活動が、時に「誰かを特別扱いすること」になってゆきます。
それはそれでまた、不平等、差別、我慢が生まれるのだと思いました。

「障がいのある人にしかできないことがあるなぁ」と言う人がいますが、
そんなことはないと私は思います。いわゆる健常者でも然り。
結ちゃんにしかできないことがあって、
中島にしかできないことがあって、
かっちゃんにしかできないことがある。
一人ひとりできることとできないことがあるのが当然だと思います。

誰と関わるときでも、人間対人間として
助けてほしいところは頼んだり、
足りないところを補いあったり、
喧嘩したり話し合ったりしながら生きていきたいと思いました。

おまけ:今季の純貴

戸塚純貴さん演じるかっちゃん、クセになるキャラクターでした!「やさしい」が彼の中での「カッコいい」に通じているんだろうなぁと。素敵でした!

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