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キングオブコント2024!

キングオブコント2024観ました、感想を書きます。

ロングコートダディ

1本目の方が私は好きです。
セットなし、花束だけのやりとり。
セリフひとつひとつは全くおかしくないのに、状況で笑えるところがおもしろかったです。
どこかの店で起こってそうな話。
2本目もおもしろかったです。
観ている側のもどかしさと連動するようなセリフの畳み掛けに笑っちゃいました。

ダンビラムーチョ

可愛らしかったし、ベタな展開でも笑える優しいコントでした。
ソイヤって言ったら止めるんだよ、が
落ちまで効いてて、アニメみたいなおもしろさがありました。

ニッポンの社長

あ、こういうことね、と一瞬でわかるわかりやすさが私は大好きでした。
コントという「嘘の世界」と「現実」を繋ぐセリフは少ない方が良いけど、
わからなさすぎてもおもしろくないと私は思っているので。
漫画みたいに気持ちよく壊れるモノを笑ってみてられるのは
ケツさんの無敵感、喰らってない感のお陰です。

コットン

ぬいぐるみの大きさとチョイスが絶妙すぎておもしろかったです。
コントの中のコントに夢中になっていたけど、
最後一重目のコントに戻された時の
びっくり感はきょんさんと同じ温度で感じました。

ファイヤーサンダー

ハズレなしすぎる!
1本目、毒舌吐きすぎて訴えられたから?みたいな期待からのスカウト裏切り、からの新たなスカウトへの期待を裏切り、、、
全て予想外の方向に転がるのに、
なぜか臨場感を持って見てしまうおもしろさがあります。
2本目、今度はこうなると分かっていても笑ってしまう細かさにお手上げです。
私のお気に入りは「…地面と平行に…」です。どこをやねん。

や団

いつも思いますが、や団は、
ほかのどのコンビ(トリオ)よりも舞台が小さく見え、その閉塞感と密室感に不穏さが見えて怖くなる、
というおもしろさがあります。
でもその先をもっともっと見たくなる私側の狂気もまたおもしろくて。
3人のキャラクターを余すところなく使っていて本当に凄いと思います。

シティホテル3号室

初めて拝見しましたが、めちゃくちゃおもしろかったです。
気まずさと緊張、一気に緩む空気と
観ていてドキドキしてしまう展開でした。
通販番組を観たいと思ったことなんて今までなかったけど、早くお昼のBSが観たくなりました。

cacao

部屋練に行きつく必然性が素直に感じられて、リアリティがありました。
あの部屋練シーンがやりたいだけなら
「悪ふざけ」という設定でも良いところ、
やむなくあの形になって、
やっているうちに何の違和感もなく「部屋練」という呼称が付いているところも、説得力があっておもしろかったです。
あの子たち、授業受けて行事参加して、放課後はあそこに集まってるんやなぁと思うと切なくて。
早く9人で部屋練したいなぁって
本末転倒すぎる落ちも笑っちゃいました。
あと、浜田さんにちょっとイラッとしてたので、
浦田さんが言ってくれて嬉しかったです。

隣人

私の優勝予想&応援コンビでした。
天才チンパンジーと暮らしている設定自体のぶっ飛びは私の中ではなぜか全く引っかからず、
むしろこのふたりの暮らしを覗いているような現実味を持って観てしまったので、
妄想警察(造語)の私にとって凄く好きなネタでした。
ツッコミどころ満載なのにツッコミ不在でいけるのって実は凄いことだと私は思います。
阪神のニュースに身を乗り出してみたり、
パソコンで会話したりって
たぶんふたりにとって「日常」になってて、
だからこそ改めて節目の日にこういう会話になるんだろうなというおもしろさがありました。
ふたりのこれまでの暮らしとかこの先の人生(猿生)をちょっと想像するとちょっと切なくて、
健気さが可愛くて、大切で、
でもどこか不穏で迫り来るもののある
不思議な時間だったなと思います。めっちゃ笑いました。大好きです。
浜田さん、じろうさん以外の審査員にもはじめからちゃんと聞いてほしかったです。

ラブレターズ

1本目、どんぐりひとつだけで夜が加速していく感じがドラマティックでした。
おそらく逃げ続けてきた父親が息子と向き合おうとするところがよかったです。
2本目、確かに手前で髪を剃り続ける女性、背景は大物を釣ろうとする金髪の男性、ってだいぶおかしかったですよね。ここまできて好きなネタで勝負かけて優勝できるって凄いです。おめでとうございます。

まとめにかえて

今年もキングオブコントにたくさん笑かしてもらいました。
私個人的には、「妄想だ」と思った瞬間に笑えなくなるので、
なるべくリアリティというか必然性があってほしいんです。
今回、コントという世界で切り取られた世界の中で生きるいろんな人(猿)の生き様を感じられておもしろかったです!

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