3D-EITに関する論文が国際学術雑誌に採択されました
この度、弊社の研究開発品である3D-EITに関する論文がアメリカの国際学術雑誌 Cureusに採択されました。
この論文は、弊社の特許技術である3D-EITを使用したケースレポートになります。実際の医療現場において肺炎の患者を対象にCT断層画像と3D-EITの断層画像を比較しており、2名の医師のよって肺炎の様態を高精度に画像化できていることが評価されました。
また、3D-EITはCT画像より解像度の面で劣っていますが、肺炎患者における呼吸の動的な様態をモニタリングできる点が評価されました。本研究での肺炎の様態は両下葉部に炎症がみられましたが、3D-EITによるモニタリングで空気の流入は上部のみであり下部の炎症部には空気の流入がないことが確認されました。現状、研究レベルを除いて、空気の動的な様態を3次元的にモニタリングできる機器はないため、3D-EITの特筆する点として論文中で紹介されています。
論文名:A Clinical Case of Three-Dimensional Electrical Impedance Tomography (3D-EIT) Measurements
Cureus 16(11): e73291. doi:10.7759/cureus.73291
3D-EITは、非侵襲的に3次元的な肺の動態を測定できるEIT装置です。
一般的なEIT装置は、1層(1スライス)で肺の動態を測定するために肺の一部しか画像化できませんが、弊社の3D-EITでは4層(4スライス)使用して画像化し3次元的に再構成することで肺の全域を動的にモニタリングすることが可能です。
現在、3D-EITは開発パートナーを募集中しています
ご興味のある方は、以下のリンクからお問い合わせください。
https://www.posh-wl.co.jp/contact/