インテルの危機
K.O。
ネッラズーリはサッスオーロに29本のシュートを浴びせるも敗北。これまでの貯金は消えた。
今、新しいチャンピオンシップが始まる。
シモーネインテル最初の危機。
過去5試合で5ポイント。
今日はコンシーリの亡霊が出るドアに向かって29ショットを打つが、ゴールもなく、シモーネは激怒していた。
アタランタでの0-0、ヴェネツィアの苦戦、ダービーの切腹、ナポリに引き分け、サッスオーロ戦での敗北(笑えるくらい素晴らしい結果!)
これではチャンピオンシップに勝てるわけがない。
疲れとクオリティ不足。
金曜日、ジェノアのホームで新しいチャンピオンシップが始まる。
そして、これ以上間違う余地はない。
この複雑な月、今まで貯めていた勝点の貯金は無駄になる。
バストーニの代わりはおらず、ダルミアンはダンフリースのレベルにはなく、そしてサンチェスは品質がない。ディマルコは防御にて弱すぎる。
ハカンは焦点が合ってないのか、彼は最初のゴールにつながるボールを失った。
バレッラは爆発力が低く、とりわけ立ち位置(ブロゾの代わり)がずれている。
問題は2ヶ月間もゴールから離れているラウタロ、あまりにも稚拙にゴールを逃し、その責任から逃れるためか周りや審判に抗議することがあまりにも頻繁に行われている。
インテルの危機はまた別な意味もある。
ネッラズーリはサッスオーロ等の中小クラブには滅法強かった。
しかし、今後これが期待出来ないとなると、他のスクデットを狙うクラブと差を広げることが出来ない。
ナポリとミランが激突する時と延期のボローニャ戦で巻き返せるのか?
周囲からのプレッシャーは高まり、それをコントロールすることが重要となる。
コンテはそれが得意であった。
シモーネは出来るのか?
インテルの危機。
以下私見。
ここ5試合でたった5ポイント。
私は、ダメなチームはしっかりと批判されるべきだと考えていますし、選手は頑張ってるからという偽善的な態度は大嫌いですので、はっきりと言います。
今のインテルは恥です。
ビッグゲームでも勝てず、サッスオーロにも負けていては何が残るのか。
今日の相手はリヴァプールだったのか。
シモーネはCL戦の後、選手に「このようなプレーで試合を続けていれば、どのチームと戦っても良い結果になる」とチームを鼓舞したようですが、その次の試合が「コレ」です。
0-2のホームでの敗北です。
全く同じ。
ミランに敗れ、ナポリに情けない試合をし、リヴァプール(この試合は戦えていた)に敗北。
遡れば、ビッグゲームではスーペルコッパのユベントスと前半戦のナポリにしか勝てていません。
シモーネについて話します。
この試合も振り返れば、何故、自信喪失中のラウタロを引っ張ってしまったのか。
ガリアに前線に飛び出すプレーを求めるなら、ベシーノで良かったのではないか。
バレッラを底にするなら、ヴィダルと組ませて前者を本来の位置でプレーさせるべきではないか。
何故、このような試合で有用なセンシを放出し、ガリアやベシーノに頼ることにしたのか。
シモーネはカイセドを忘れてしまったのか。
次に選手達についての不満です。
ラウタロは酷すぎる。しかし、彼は本来であればワールドクラスの選手。
本来の力を出せば、サッスオーロの守備陣を手玉にとって然るべき選手です。
ただ、今のラウタロは酷すぎる。
ポストプレーも出来ず、前を向いては控えめに仕掛け、シュートはポンコツ、常に怯え、まだファンダイクの亡霊が見えるのか、アイハンやキリアコプスをスーペルな選手に見せてしまう。
最後の決定機のミスは笑ってしまいました。
次は、チーム全体。
何故、このようなゲームになり、必死な形相で戦うのがシュクリニアルだけなのか。
シュクリニアルが不器用ながらも攻め上がり、守備の際は必死に戻り、相手が数的有利でも果敢に挑み、懸命にボールを取り返そうとしていました。
もちろん、シュクリニアルだけが必死だったわけではありませんが、何か淡々とプレーする選手(ラウタロとサンチェス)の中、彼が目立ったのはどういうわけなのか。
はっきり言ってハンダノビッチのプレー振りもその立ち位置や性格(静か)からではカピタンは無理。
チームが苦しい時に鼓舞する選手がいない。
チームが常勝ムードの時に「自分はライオンだ」や「エル・トロ」のポーズをすることは誰にでも出来ます。
苦しい時に結果を残す選手を見たいのです。
もう残り13試合、一度も負けは許されません。
追い込まれました。
自分達で自ら追い込まれたのです。
狂おしい。
もう何もする元気がありません。
次のジェノア戦、次で彼等がこの試合からどのように学んだのかがわかります。
土曜日の朝に期待して…頑張れインテル。