インテルの宝石箱+優秀な若手の育成方針
ガゼッタ
シモーネは長い旅を始めるために、ギヴが指導するプリマヴェーラの助けを借りるかもしれない。
今、そのプリマには5人の才能がおり、彼等は代表ウィークなどの主力が抜けた際、チームに残った多くはベテランのトップチームの選手と共にトレーニングを行っている。
順にその宝石を紹介しよう。
まずはブルガリア🇧🇬出身のニコラ・イリエフ君。
この若いブルガリア人はドリブルとボール運びや連携で最高の武器を持ってる。
ギヴのスタッフは、彼に対し、主に身体的な側面に取り組む必要があり、まだ未成熟で筋肉を必要としているためそのトレーニングを課しているが、才能と技術は疑いがない。
両足の精度も熟練しているため、トップチームの観点からはまずウイングとして、またはハカンとセンシのデュオの代わりとして役立つ可能性がある。
ミラノでの最初の年に、彼は着実な進歩を遂げ、1年前にアヤックスとの競争に打ち勝ったネラッズーリの経営陣に喜びを与えている。
今年、この少年は準備を整え、インザーギからの連絡を待っている。
次はイタリア🇮🇹のカサレ・カサデイ君。
2003年にラヴェンナ県(イタリア中部、ミラノから南東)で生まれた少年は、昨シーズン、ネラッズーリのユース部門で3番目の6つのゴールを記録。
秩序正しく戦術的に訓練されたカサデイはセントラルMFが好きな役割であっても、フィールドの中央のほとんどすべての役割をカバーできるユーティリティな選手。
流行中の得点が出来るMFの役割もアピール出来るため、インザーギの3-5-2では、バレッラとハカン、さらにブロゾビッチの代わりになれる可能性がある。
次はミラノ出身🇮🇹のマッティア・サンガリ君
カサディより1歳年上のマッティア・サンガリにも同じことが言える。
ミラノ出身の彼は、カサディと同じく中央MFを好むが、彼の場合、相手の攻撃の封じ込めや試合の組み立て段階のスキルが際立っている。
理論的には、彼はディフェンスの前で快適にプレーできるので、ブロゾビッチの理想的な代替となることが出来る。
次はDFの2人。
まずスロベニア🇸🇮のサモ・マテヤ君。
2004年に生まれた左利きのマテヤは、プリマの強化を目的とした昨年の夏の市場で最も高価な購入品。
スロベニアで生まれた彼は、日本円で約7000万と引き換えにスパルから到着し、卓越した運動能力と身体能力で経営陣の注目を集めた。
マテヤは190センチの高さであり、左利きであるため、バストーニと比較され、デフライやバストーニの有効な代替手段として左CBで起用されるかもしれない。
最後はコソボ🇽🇰とスイス🇨🇭国籍を持つアンディ・ホティ
彼はイギリスのウスターで生まれ、二重国籍(コソボとスイス)。
2003年に生まれたホティは、チューリッヒのユースアカデミーで育った後、2020年1月にミラノに上陸し、U16からU18までの全プロセスをインテルで過ごした。
空中戦で威力を示す191センチメートルであることを考えると、その物理的特徴の点でインザーギが起用することを阻害するものは何もない。
しかし、ホティは足元も優れており、長い足にもかかわらず優れた敏捷性を示す。
彼が補完出来る場所?
それはデフライ、特にシュクリニアルのポジションとなるだろう。
以下私見。
しっかりとその動向を追っていなければ知らない間に行方不明になるインテルの若手達。
エスポジトやピロラ、ムラティエッリ、サルチェドやピナモンティまで。
少し前の記事には、マロッタ等の経営陣がいかにインテルの若手のレンタル先を熟慮し、出場機会が保証されるクラブに彼等を送り出しているのかということが書かれていました。
また、エスポジトがスイスで躍動していますが、そのバーゼルのディレクターはセリエについて「DF陣が老獪であり、FWの成長は難しい。得点出来ないのだから自信がつくはずがない。」とコメントしていました。
対してDF陣についても各クラブのFWはそのリーグの特殊性から相手が百戦錬磨のベテランであることが多く、成長の余地はあるとコメント。
ただ、そのディレクターはマレス(インテルに移籍し、ジェノアにレンタルも泣かず飛ばずでスイスに帰還)を成功例として挙げていたのは「??」と思いましたが…まぁスイスリーグで成功できればという意味だったかも…
とにかく、20歳でセリエAに移籍し、重圧に屈せずに結果を出し、不動のインテルエースになったラウタロの化け物感と、インテルがレンタルという選択肢を排除してその才能にかけるサトリアーノに期待し、今季のインテルや若手の成長を楽しみにしています。