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加藤いづみさんのキュート&切ない歌声

第3回目は「加藤いづみ」さんを振り返ります。

加藤いづみさんの曲といえばドラマ挿入歌でヒットした「好きなって、よかった」がとても有名ですね。また、テレビCMで流れていた「シャンプー」(♪シャンプー、するっするー )という曲も印象的で、覚えている方も多いのではないでしょうか。


1.当時を振り返ってみる

自分は当時ラジオを聴きながら深夜までテスト勉強や受験勉強をしていたのですが、確か金曜日の深夜1:00-3:00に「ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン」の放送があり、毎週楽しみに聴いていました。

その番組のあと深夜3:00から「加藤いづみのオールナイトニッポン」が始まり、たまたま流れでその初回放送を聴いていました。冒頭でいづみさんが自己紹介をされていたのですが、“職業、シンガー!”と元気よく語っていたことを覚えてます。

趣味はプロレス観戦と話されていて、プロレス好きのナンチャンと趣味が合い意気投合している回もありました。当時はいづみさんの顔も知らないまましばらく放送を聴いていましたが、番組内でかかる曲と歌声に魅了されてCDショップに向かい、そこでジャケット写真を見て、初めていづみさんの顔を知ることができました。


2.キュート&切ない歌声

加藤いづみさんの歌声ってなかなか例えるのが難しいですね。声質は可愛らしくて透明感がある、同時に声量があって力強くもあり不思議です。

聴く人によっては近年のアイドルのような単調な歌い方に聞こえるかもしれませんが、ポップな曲には伸びやかで明るく、バラード曲には切なく物悲しい歌い方が声質に合っており、聴く人を引き付けているのだと思います。

声質の良さを前面に押し出した直球ストレートな歌い方が最良であるため、逆にビブラートや抑揚のような変化球はあまり必要はなく、意識的に控えめにして歌われているように感じました。


3.令和の今、改めて聴いてみた

主に初期~中期のアルバムをメインに聴いてみましたが、全体的に良曲で当時を思い出す懐かしい曲がたくさんありました。「あくびの午後」などノリが良い曲は、当時は繰り返しよく聴いていました。

加藤いづみさんの曲は、楽しいJ-POP曲、甘く切ないバラード曲、カフェで流れていそうな西洋風の曲、ジャズっぽい曲など様々で、単調にならないように構成されていることがよくわかります。歌声も爽やかで心地よく感じられ、今聴いても色あせない良曲ばかりでした。


4.気になった、この1曲!

本当に良い曲ばかりで、全曲を紹介したいほどです。3rdアルバムの「星空のジェットプレイン」「おちょこの傘につかまって」の2曲がノリが良くて大好きなのですが、1曲を選ぶならやはり自分は「坂道」がベストかなと。

この曲は4thアルバム「skinny」の最後に収録されているバラード曲なのですが、加藤いづみさんの歌唱力と感情表現が際立った渾身の一曲だと思います。歌詞も理解していないのに、Bメロあたりで自分はもう自然に涙が出てきてしまうほどです。いづみさん自身のコーラスも綺麗にハモっていて、何とも言えない切なさを感じさせます。

当時はドラマとかCMにはこの曲は使われなかったのですかね?すごくよい曲なのにもったいないなー。


5.最後に

現在も活動されており、民放の音楽番組などでも見かけることもある加藤いづみさん。ファンとしてはうれしい限りです。3rdアルバム「Sweet Love Songs」は現在リマスター版も発売されていたのですね。いつか購入してじっくり聴いてみたいと思いました。

最後に今回私が聴いたCDは以下になります。
全てのCDを聞いたわけではないのでご容赦ください。

>オリジナルアルバム
・1st「テグジュペリ」
・2nd「星になった涙」
・3rd「Sweet Love Songs」
・4th「skinny」
・5th「French Kiss」
・6th「bossa」
・7th「Sad Beauty」
>ベストアルバム
・1st「IZUMI〜SINGLE&MORE〜」

ここまで読んでいただきありがとうございました。


【GLP-003】
加藤いづみさんのキュート&切ない歌声

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