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クリエイターのための確定申告のすべて!
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はい!ボクもまだです!
なんだよ確定申告って!税金払うのやだよ!
と考えているからこそ学んだ方がお得な税金の話。
世の中は「ルールを決めたものに従わなければいけない」
という状態になっていますね。税金もそうです。
納税は国民の義務!
として納税をしない場合は違法になりますが節税なら合法です。
どんな政治家もやっています。
やった方がお得な仕組みにしているからです。
これからクリエイターを目指す方もおそらく個人事業主としてやっていくことになると思います。自分でお金の管理をしなくてはなりません。
今何のために働いていますか?
お金のためです!
ちょっと勉強したらそのお金を無駄に払わなくてすみます。
勉強しない手はありません。
そのための記事を書いていきます。
税理士を雇おう!
見も蓋もない言い方ですがこれが一番確実です。
税理士費用も経費になります。税金を払うならその分税理士さんを雇って
面倒な確定申告の作業をやってもらう方が創作の時間を確保出来て良いです。
クリエイターの経費になるもの全部認識出来てますか?
税理士さんに聞いた方が早いでしょう。
控除ってなんですか?
税理士さんに任せた方が良いでしょう。
面倒な手続きは嫌
税理士さんに以下略
ここではクリエイター目線で考える確定申告の仕組みをお伝えしていきます。
確定申告ってなーに?
簡単に言うと納税額を計算することです。
いやだ!税金払いたくない!という人ほどやった方が良いというのはそういう意味です。納税額出来るだけ減らしたいですよね。だったらやらないと損ですね。たまにですが給付金などがある場合、所得がこの数値以下、という証明が必要になります。それにも使えますし開業届を出していれば赤字を3年繰り越すことが出来ます。企業は10年です。それも申告していなければ出来ないのです。
税金は大きく分けて
所得税、住民税、国民健康保険料、消費税、国民年金
※個人事業税もあるのですが、開業している場合に発生し、なおかつ漫画家は免除されるケースが多いです。
ここで個人的意見を挟ませてください。
この消費税はほんと厄介極まりないのです。
よく二重課税という言葉を聞いたことがありませんか?
税金を二重に徴収しているということで話題になることがあると思います。
ガソリンなどがそうですね。
でもよく考えてみてください。あなたの手取り、既に課税された後ですよね。所得税、住民税、国民健康保険など払った後ですよね?
そこに更に何かを買う時に消費税を払うんですよ!?
どんだけ払ってるんですか!っていうことです。
これも最初は3%から始まり5%、8%と増えていきました。
最初はちょっとだけ…というのはよくある手法なので気を付けてください!
脱線しましたね。あなたの売上は何で決まりますか?
原稿料?アシスタント料?商品を販売した売上?
その合計が総売上です。仮に計算しやすく1000万としましょう。
さて住民税は約10%ですが(地域によって異なります)
このままだと100万円が税金として取られます!
安心してください。その税金減らせます!
この総売上からマイナス出来るのが、経費であり控除なのです。
よく単語で見ませんでしたか?「経費?」「控除?」
課税対象の数字を下げてくれるのがこの二つです。
仮に経費250万控除250万としたら所得は1000-250-250で500万になります!
500万の10%は50万ですね。さっきより納税額が50万減りましたよ!
こうやって納税額を減らしていくのが節税であり確定申告を理解する意味です。
そうとわかったら経費になるもの、控除になるものが知りたいですよねぇ!?
経費と控除
・経費
大雑把に言うと事業に関係する出費のことです。
あなたのパソコンは仕事をするのに使ってますよね!
あなたのいる場所、家賃払ってますよね!
電気代!水道!通信!事業に関係ありますよね!
クリエイターの経費になりやすいもの一覧です。
仕事道具
原稿用紙、ペン、インクなどの画材
デジタル作画用のPC、タブレット、ソフトウェア
トーン、スクリーントーン
トレス台
資料
漫画、イラスト集
漫画制作に関する書籍
事務用品
仕事場
仕事場の家賃、共益費
仕事場の光熱費、通信費
仕事場の清掃費
仕事場に置く家具
取材・交通費
取材費
交通費
通信費
携帯電話代
インターネット回線使用料
接待交際費
打ち合わせや取材先との食事代
お中元やお歳暮
その他
印刷費、製本費
広告宣伝費
税理士への報酬
漫画家協会の会費
これらが必ず経費に出来る訳ではないので必ず税理士さんに確認しましょう。こういう経費一つとっても正解か不正解かをいちいち確認するのは面倒です。なので最初の「税理士さんを雇おう」が大事な訳です。
・控除
控除ってどんなのがあるの?
基礎控除:一律48万円 (合計所得金額2,400万円超で逓減)
これは全納税者が持っている権利です。
青色申告特別控除:最大65万円の控除
青色申告をしている場合に受けられます。
簡易的な申告に白色申告というものがありますが、その場合控除はありません。65万の控除受けたいですよね。面倒だから白色で、という人も少なくないでしょう。なので税理士さんを雇って以下略
社会保険料控除:
社会保険料の支払額(国民年金、健康保険など)も控除になるのです。
小規模企業共済等掛金控除:最強の節税術です。退職金というものがないクリエイターだからこそ使う意味があるでしょう。
動画を見た方がはやいと思います。
配偶者控除・扶養控除・障害者控除・寡婦控除・ひとり親控除・勤労学生控除・生命保険料控除・地震保険料控除・医療費控除・雑損控除・寄附金控除
など、正直マンガを描いてる片手間で確認できるものではありません!
税金を安くしてくれるものが色々あってそれがどんなものがあるかを聞くにはやはり税理士さんが一番良いです!※案件じゃありません
どんな税金があるの?
では支払う税金は一体どんなものがあるのか?先ほども少し触れました。
所得税、住民税、国民健康保険料、消費税、国民年金
です。
・所得税
これは売上から経費と控除を引いた金額にかかる税です。その金額に応じて税率と控除額が違います。
課税される所得金額 税率 控除額
194万円以下 5% 0円
195万円超 329万円以下 10% 97,500円
330万円超 694万円以下 20% 427,500円
695万円超 899万円以下 23% 636,000円
900万円超 1,799万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円超 3,999万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円
良く勘違いされるのが、330万を超えたら全部の税率が上がる!ではなく
所得500万の人は
194万までは5%課税
195万~329万までは10%課税
330万~500万までは20%課税
と分かれているので躍起になって329万以下にしなきゃ!ということはありません。
所得税の超過累進税率
日本の所得税は、超過累進税率が採用されています。
これは、所得金額に応じて税率が段階的に上がる仕組みです。
・住民税
住民税は、以下の2つで構成されています。
均等割:
定額で課税される部分
所得金額に関わらず、一定の金額が課税されます。
年額4,000円~6,000円程度が一般的です。(自治体によって異なります)
所得割:
所得金額に応じて課税される部分
前年の所得金額に応じて税率が適用されます。
税率は自治体によって異なりますが、一般的に10%程度です。
割合の目安
住民税の割合は、所得割と均等割の割合によって異なりますが、 一般的には、所得割が約9割、均等割が約1割程度です。
これも税理士さんに以下略
・国民健康保険料
国民健康保険料は、以下の要素で構成されています。
1. 所得割
加入者の所得に応じて計算される部分です。
所得割の税率は自治体によって異なりますが、およそ10%程度が一般的です。
所得割の計算式は以下の通りです。
(前年の所得金額 - 基礎控除額)× 所得割税率
・消費税
課税事業者か免税事業者かで払う払わないが変わってきます。
売上にかかる消費税額: 課税売上高 × 10%
仕入にかかる消費税額: 仕入等の課税仕入れ額 × 10%
納付する消費税額: 売上にかかる消費税額 - 仕入にかかる消費税額
これももう面倒ですよね、税理士さんに
さて、ここまできて最初の
税理士さんを雇う
がどれだけ大きな意味を持っていたかわかると思います。
クリエイターは自営業です。
自分でお金の計算をしなくてはいけないので自分が払っているもの
そしてそれが無駄になっているのかいないのか
よく知る必要があると思います。
そうすればあなたは自営業として、経営者として
取引先と対等の立場で話が出来るようになっていきます。
でも…やりたくないよね!確定申告!!!
※税率などは細かに変わっていったりする場合があります。
その点は注意しましょう!