感想(ネタバレなし) 8月26日(月)



先日、新宿ピカデリーで『箱男』を観たので、感想を書こうと思う。

公開初日の朝に思い立った俺は『箱男』の上映されている映画館を調べてみたが、近所にはなく、最も行きやすいのが新宿ピカデリーだった。新宿駅東口から徒歩10分程度で、紀伊国屋書店の裏にあった。

入るとまずラブライブのパネルがあり、こんな見た目ですが、実はこれを観に来たわけではないんですよ、という顔をして、完全にパネルから目を逸らして足早に通り過ぎた。

3階のロビーに上がると、真っ白の空間が現れる。通常の映画館は黒を基調としていて窓も少なく閉鎖的なのに対し、新宿ピカデリーの白いロビーは明るく開放的な雰囲気だった。目線を遮る柱や壁がなく、映画館のロビーにしては天井が低めだったが気にならなかった。カウンターと椅子が備えられており、映画が始まるまで座って待機することもできるらしい。

ドリンクバーとポップコーンのセットしか見つからなかったので、上映中に取りに来れないのにドリンクバーにしてもな、と思いながら注文した。結局、コーラを2杯しか飲めなかったが、もしかすると、あれは上映後にも飲んでよかったのかもしれない。

売店を見ようと思ったが、ポップコーンとコーラを持っていることに気付き、やめた。開演の30分以上前に買ってしまったため、外に出ることも売店にもトイレにも行くことができず、席も空いていなかったので、30分間壁にくっついてポップコーンを食べていた。

6番スクリーンでの上映だった。ロビーの1つ上の階だろうと考えエスカレーターに乗ったら、6番スクリーンは3つくらい上の階で、エスカレーターにかなりの時間乗ることになった。道理でみんなエレベーターの方に並んでいたわけだ。俺だけがポップコーンとコーラを抱えて長い長いエスカレーターに立ち尽くしていた。上映後も気が付いたらエスカレーターに乗っていて、また長い時間をかけることになった。俺が頭を働かせても、未来の俺はそのことを覚えていない。俺は一生成長できない。

清潔感があって、新宿の割にそこまで混雑していない。キャラメルポップコーンが売っている。近所で上映されてない作品を観たくなったら、また新宿ピカデリーに行こうかな。

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