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『中世の箱庭』と呼ばれる"オビドス"の日帰り観光攻略🇵🇹

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ご存知の方も多いと思いますが、私は2021年4月にヨーロッパの
ポルトガル🇵🇹という国に家族を連れて移住してきました!

新型コロナが猛威を奮う中で海外に移住することはとても大変な事もありましたが無事にこうして移住ビザを取得してポルトガルに来ることが出来ました。いやーーー、行動するって大事ですよね!たいていのことはなんとかなるもんです(笑)

多分私の移住ビザについてのことを知りたい方は結構いると思いますのでこちらについては下記のNoteで詳しく書いていますので良かったらご覧ください。

さて、本日のトピックはリスボンから日帰り観光地としても名高い名所でもあるObidos(オビドス)の観光Noteを執筆していこうと思います。

ずっと書こうと思いながら全然書けていなくて…「手が動かないとはこのことか?(そんなはずはない)」と1人ツッコミをしながらNoteを書いておりませんでした。

なので、先日のNoteからの第二弾ということで、Noteを書いたテンションが残っているうちに書いてしまおう!と思った次第です。

先日のNoteはこちらから↓

ということでオビドスの観光Noteです。
これ1つで、オビドス攻略は完了できるレベルに仕上げましたので、ガイドブックの代わりにこちらを読んで観光の役に立ててください。

オビドス(Óbidos)とは?


オビドスは、ポルトガルの中部にある小さな城壁に囲まれた町です。その美しい街並みと歴史的な魅力から、「白い村」として知られ、多くの観光客を惹きつけています。中世にタイムスリップしたような雰囲気が楽しめるため、旅行初心者にもおすすめの観光地です。

オビドスの歴史

1. 古代ローマ時代

オビドスの歴史は古代ローマ時代にまで遡ります。この地域は、ローマ人によって開拓され、農業が発展しました。オビドス周辺の地形はローマ人にとって理想的だったため、要塞化されていました。


2. ムーア人支配の時代

8世紀、イベリア半島全体と同様に、オビドスもムーア人(イスラム教徒)の支配下に入りました。この時代に城壁や要塞が築かれ、町は防衛の拠点として発展しました。


3. ポルトガルの征服と基盤の確立

1148年、ポルトガル初代国王アフォンソ・エンリケスがムーア人からオビドスを奪還しました。この勝利により、オビドスはポルトガル領となり、国の一部としての歴史が始まります。


4. 結婚祝いの町

オビドスが特別な存在となる大きな出来事が1282年に起こりました。ポルトガル王ディニス1世が王妃イザベルへの結婚祝いとして、この町を贈ったのです。それ以降、オビドスは長い間「王妃の町(Vila das Rainhas)」と呼ばれ、王妃たちが管理・発展に寄与してきました。

王妃たちは町を美しく整備し、教会や広場を建設するなど、その歴史的遺産は現在でも町のあちこちに残っています。


5. 近世から現代まで

  • 16世紀から18世紀:オビドスは繁栄を続けましたが、ポルトガルの主要貿易ルートが変化し、町の重要性は徐々に低下していきました。

  • 20世紀:オビドスは歴史的価値が再評価され、観光地としての地位を確立します。1970年代には町全体が歴史的保護区域に指定され、建物や城壁が保存されるようになりました。

町を彩る歴史的スポット


街中も可愛らしい飾りなどで目でも楽しめます
  • オビドス城(Castelo de Óbidos):ムーア人時代の要塞を基にした中世の城。現在はホテル(ポサーダ)としても利用されています。

  • サンタ・マリア教会(Igreja de Santa Maria):王妃イザベルが結婚祝いとして町を受け取った際、この教会で礼拝を行ったと言われています。

  • 水道橋(Aqueduto da Usseira):16世紀に建設された、町に水を供給するための水道橋。町の外れにあります。

街中は非常にコンパクトで1時間から長くても2時間あれば全然回れてしまうくらいには小さな街ですね。

オビドスの文化遺産「中世フェスティバル」


オビドスの中世フェスティバル(Mercado Medieval de Óbidos)は、ポルトガルでも特に人気のあるイベントの一つで、毎年夏に開催されます。このフェスティバルでは、町全体が中世の雰囲気に包まれ、まるでタイムスリップしたかのような体験ができます。


中世フェスティバルの概要

  • 開催時期:例年7月中旬から8月初旬にかけての数週間。具体的な日程は年によって異なります。

  • 場所:オビドスの城壁内(町全体が会場となります)。

  • 目的:中世の文化や生活を再現し、訪問者に楽しんでもらうこと。歴史教育の一環としても位置づけられています。


フェスティバルの見どころ

1. コスチュームとキャラクター

フェスティバル期間中、スタッフだけでなく、多くの訪問者も中世の衣装を着用します。騎士、農民、貴族、修道士などに扮した人々が町を歩き回り、雰囲気を盛り上げます。

  • 衣装はフェスティバル会場でレンタルすることも可能!

  • 自前のコスプレで参加する観光客も増えています。


2. 中世のショーやパフォーマンス

町中や特設ステージでは、以下のようなイベントが行われます:

  • 騎士の馬上試合(Jousting):甲冑を身にまとった騎士たちが馬に乗って戦う迫力満点のショー。

  • ストリートパフォーマンス:中世の音楽隊、曲芸師、ダンサーなどが随所でパフォーマンスを披露。

  • 演劇:中世の物語や歴史的な出来事をテーマにした短編劇。

  • 戦闘デモンストレーション:剣術や弓術の実演が見られる。


3. 中世風の市場(マーケット)

フェスティバルの中心には中世の市場が再現されています。ここでは、当時の雰囲気を再現した商品や料理を楽しむことができます。

  • 手作り工芸品:木工品、陶器、革製品、宝石などが並びます。

  • 中世料理:グリル肉、スープ、パン、蜂蜜を使ったデザートなど。

  • 飲み物:ビール、ワイン、ジンジーニャ(さくらんぼのお酒)などが中世風の容器で提供されます。


4. 子ども向けアクティビティ

  • 中世の衣装を着て行う写真撮影

  • ミニチュアの騎士ごっこや武器作りの体験

  • 伝統的な遊びや手作りワークショップ


参加の仕方と楽しみ方

チケット

  • フェスティバルは有料イベントです。チケットはオンラインや現地で購入可能。

  • 衣装レンタル付きのパッケージ騎士ショーの特別席チケットなどもあります。

準備

  • 歩きやすい靴を履く:石畳が多い町の中を歩き回るので、快適な靴がおすすめ。

  • できれば衣装を用意:さらにイベントを楽しむために、中世の服を用意していくのも良いアイデア。

食事と買い物

  • 屋台で中世料理を味わいながら、マーケットでユニークなお土産を探すのも醍醐味です。


中世フェスティバルの魅力

このフェスティバルは、観光客だけでなく地元の人々も一緒に楽しむ特別なイベントです。町の歴史や文化に直接触れながら、エンターテイメントやグルメを堪能できます。

中世フェスティバルを訪れることで、オビドスの歴史と文化をより深く体験できるでしょう。

初めてでもオビドスを楽しめるポイント


  • 歩いて観光が完結するサイズ感:オビドスは小さな町なので、半日あれば十分に楽しめます。

  • ガイド不要:案内板もわかりやすく、迷う心配はほとんどありません。

  • フレンドリーな地元の人々:英語が通じることも多く、親切な人が多いので、初めての海外旅行でも安心です。

リスボン観光をする際は2日または3日くらいの日程で組んでいる方も多いです。そうすると、リスボン市内1日、シントラ1日、残りをオビドスに使う事も出来るでしょう


ベストシーズン

  • 春(4月〜5月):お花が咲き誇り、穏やかな気候で散策に最適。

  • 秋(9月〜10月):観光客が比較的少なく、涼しい気候。

  • クリスマスの時期:町全体がイルミネーションで彩られ、特別な雰囲気に包まれます。


オビドスに行くなら朝出て町をまわりランチはここで食べてください。定番のポルトガル料理が多いので何を選んでもどこのお店に入ってもいいと思います。ジンジーニャとか食器など売り物はシントラと似ていてどっちで買ってもだいたい一緒です。

アクセス方法

オビドスはリスボンから約80kmの場所にあります。主なアクセス方法は以下の通りです。

  1. バス リスボンのセッテ・リオス(Sete Rios)バスターミナルから1時間半ほどで到着します。安価で便利な手段です。

  2. ツアー参加 リスボン発の日帰りツアーも多く、旅行初心者にはおすすめ。ほかの観光地と組み合わせたプランもあります。

  3. レンタカー ポルトガルでは車での移動も人気。自分のペースで旅ができるので、自由に観光したい人には良い選択肢です。

個人的にはバスがおすすめ。安いし本数も多くてすぐ行けます。

オビドスのまとめ


1. 城壁に囲まれた町

オビドスは、城壁でぐるりと囲まれている小さな町です。この城壁の上を実際に歩くことができ、町全体や周囲の景色を一望できます。少し高さがあるので、歩くときは注意が必要ですが、絶景が待っています!

2. 中世の街並み

町の中は、白壁の家々が並び、青や黄色の縁取りが可愛い窓やドアが特徴的。細い石畳の道を歩くだけで、まるで中世の世界に迷い込んだ気分になります。写真好きにはたまらない場所です!

3. ジンジーニャ(Ginjinha)というさくらんぼのお酒

オビドスはジンジーニャというリキュールが名物。さくらんぼを漬け込んで作られる甘いお酒で、小さなチョコレートカップに注いで飲むのが定番です。初心者でも飲みやすく、観光の合間に気軽に試せます。

4. お土産探しにぴったり

オビドスには、可愛い雑貨店や地元の工芸品を扱うお店がたくさんあります。特に手作りの陶器や刺繍製品が人気で、旅の記念にぴったりです。

いかがでしたでしょうか?今回は中世の雰囲気が色濃く残るオビドスの観光攻略Noteを書きました。日帰りで個人的には十分だと思いますが、ポサーダに宿泊したい方は宮殿に泊まるなども体験してみてください。

ぜひ旅行のお供にお役立てくださると嬉しいです。

その他にも観光Noteなども書いていますのでそちらも併せてご覧いただけるとより楽しめると思います。

移住情報を探している方はこちらから

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