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ポルトガルの病院事情(海外旅行者編)

いつもありがとうございます。ポルトピです。

こちらのメディアはSNSなどでポルトガルの現地の情報や現地生活・トレンド・移住ビザなどについて発信をしております。

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実は久しぶりにNoteを書きました。

ご存知の方も多いと思いますが、私は2021年4月にヨーロッパの
ポルトガル🇵🇹という国に家族を連れて移住してきました!

新型コロナが猛威を奮う中で海外に移住することはとても大変な事もありましたが無事にこうして移住ビザを取得してポルトガルに来ることが出来ました。いやーーー、行動するって大事ですよね!たいていのことはなんとかなるもんです(笑)

多分私の移住ビザについてのことを知りたい方は結構いると思いますのでこちらについては下記のNoteで詳しく書いていますので良かったらご覧ください。

さて、本日のトピックなのですが実は先日下記のようなご相談をXにて頂戴いたしました。


ご本人の許可をいただいて掲載しております


ポルトガルへの旅行者がコロナ後以降増えてきている中、私のXのアカウントでも日々沢山の方よりご質問、メッセージ、コメント、ご相談をいただいております。

その中で「むむ、これは必要だよな!」と思ったトピックがこちらのご相談でした。

私は医療関係者ではありませんので、医療についての具体的な話についての言及は出来ませんが、「ポルトガルの病院事情ってどうなっているの?」という旅行者の方は多いのかなと思いますので、私の知る範囲でのポルトガルの病院事情について今回は海外旅行で来た方に向けて本Noteを書いていきたいと思います。

※移住者、在住者向けの記事は別途書く予定です。

1.ポルトガルの病院

さて、まずはポルトガルの病院についてですが
ポルトガルの病院は、公立病院私立病院の2種類があります。

  1. 公立病院

    • 国の機関が運営する病院で、主に急性期医療や専門医療を提供します。

    • 待ち時間が長くなることが多いですが、費用は非常に低いです。

    • 地域によって施設やサービスの質に差が出ることがあります。

  2. 私立病院

    • 質の高いサービスや快適な環境を提供することが多いですが、費用は高めになります。

    • 民間の医療保険に加入していると、自己負担額を軽減できます。

    • 一般的に予約がスムーズで、待ち時間も短い傾向があります。

注意点

  • 言語の壁:公立病院ではポルトガル語が主に使用されますが、英語が話せる医師も増えています。私立病院の方が英語対応が進んでいることが多いです。

  • 緊急時:緊急医療が必要な場合、112に電話すると救急車が手配されます。このサービスは無料となります。

実はポルトガルって救急車は無料なんですよね。海外では救急車が有料の国も多いので、驚かれることもありますし、知らない方も多いと思います。

この中で、旅行者の方が海外旅行保険を使って行く場合はどちらでも大丈夫ですが、医療の整っている私立病院に行くケースが多いと思います

2.ポルトガル旅行中に病気になったら?

海外旅行保険に加入していれば、こちらを利用して病院を手配してもらうのがいいと思いますが、未加入の場合は自費診療になります。

下記に在ポルトガル日本大使館に記載されている現地の医療状況をシェアさせていただきます。自費診療の際の相場感など参考にしてください。

※在ポルトガル日本大使館の案内より引用

また、病気になった場合は保険会社に予約を手配してもらったり、ご自分で病院を手配して行く場合もありますが、その際に覚えておくといいのがポルトガルの大手私立病院グループの存在です。

ポルトガルの代表的な私立病院チェーンは2つです。

  • CUF: 高品質のサービスを提供する病院グループ

  • Hospital da Luz: 私立の総合病院

こちらになります。
正直ポルトガルに住んでいる個人的な感想としては「それでも日本と比較するとこんな感じか…」と感じる部分もあるくらい、オペレーションも利用後の感想も出てきますが、基本的な疾患や一定の病気や検査・手術に対応できる設備が揃っているのはこの大手2つになるかなと思います。

リスボン大都市圏や、ポルト首都圏だとこの2つの病院はかなり大型
のものもあり、中が迷路みたいに巨大な施設もあります。

地方都市にもこの大手2つの病院グループのどちらかはある印象があります。

在ポルトガル日本大使館の紹介先にもこれらの大手病院が中心に掲載されています(おすすめという意味ではなく、あくまで代表的な病院で患者の受け入れの可能性が高いという文脈で使用されています)。

こちらへの受診が目標となろうかと思います。
私の体験としては、近所にLUZ病院があるのでたまーーーーーーーに利用したことがありますが(〇〇なのかほとんど風邪を引かないので余り利用していませんw)、CUFもLUZも使用感はどちらも同じかなって思います。

3.保険会社から予約が取れないと言われたら?

冒頭のスクショにもありましたが、保険会社に病院の予約を依頼した場合「数日後の予約」になることがあります。これはポルトガルに限った話ではないと思いますが、病院の診察に予約が必要だと電話の窓口で言われてしまう場合があります。保険会社の担当者が連絡した際にそのような対応をされてしまった場合は数日後の予約みたいな扱いになってしまうことがあります。どうしても病院にかかりたい。その場合は2つの方法で病院に突撃する手段があります。

1.救急車を使う
本当に症状が良くないとか緊急事態の場合なら、ホテルのフロントに依頼をして救急車を呼んでもらう手段があります。食中毒などの疑いがある場合は迷わず使っていいかと思います。ポルトガルでは救急と妊娠者と子供の患者は優先されますので救急車を使うことも選択肢の1つです。

2.自分で当日受診で突撃する
先ほどのCUFやLUZなどのチェーンに直接訪問してしまう方法です。私個人の経験の話で恐縮ですが、朝一に病院の受付で予約無し、でも風邪引いたから受診して処方箋が欲しいなどのレベルであれば当日に診察を受けることが出来る場合があります。受診の際にはパスポートなどの本人確認書類を持参してください。会計はクレジットカードで支払えます

4.処方箋は薬局に持ち込んで薬をもらう


病院で処方された薬は薬局に持ち込んで薬をもらうのは日本と変わりません。基本的な風邪薬とか常備薬であれば、日本から持参してくるほうがいいと思います。

特に突発的になるかもしれない発熱・腹痛・咳や喉への病気などは日本の薬のほうが当然日本人には合っていると思いますので、病気になっても焦らずに、自分はどんな症状になっているのか、なりやすいのかを事前に知っておいて常備薬を持参して旅行することが安全です。

例えば私の場合は乾燥で喉を痛めやすいので発熱対応と喉の痛みに対応できる薬などは常時持参しています。海外では食事が合わないなんてこともありますので、腹痛用や下痢止めなどの薬などもあると安心ですし、女性の場合は痛み止めなどもあってもいいかもしれません。常備薬に不安があるなら日本で先に病院に行っておいてドクターに「海外旅行を1週間くらいするなどの事前相談」をして薬を処方してもらう手段もあります

現地の医療で支払った費用の明細は必ず全て控えておき、保険会社への申請時に提出出来るようにしましょう。

5.まとめ


いかがでしたでしょうか?海外旅行での不測の事態はつきものです。
なってから焦るのではなく、なる前に準備をしておく、また自分で調べることが出来る範囲は事前に調べておいて最悪のケースではどうするかのみ決めておくことで快適に旅行をすることが出来ます。

ポルトガルは食事も日本人に合いますし牡蠣で当たらない限りは私はあまり食中毒になることは少ないとは考えていますが、万が一に備えてポルトガルを楽しんでください。

その他にも観光Noteなども書いていますのでそちらも併せてご覧いただけるとより楽しめると思います。

移住情報を探している方はこちらから

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