【絶景の海上孤島】6月から9月しか行けないベルレンガ島への行き方や予約方法
いつもありがとうございます。ポルトピです。
普段はポルトガルのトレンド・ライフスタイル・ビザの情報などをSNSを中心に発信しているメディアとなっております。
ポルトガルはとてもいい国なので、旅行でも遊びに来ていただけるといいかと思います。
ということで今回の本題の記事なのですが、今回は海外の人には人気なのですが日本人にはまだまだ知られていないベルレンガ島への行き方とその拠点となる街のペニシェについて書いていこうと思います。
旅行の際やこちらに住んだ時の参考にしていただければ幸いです。
また、ぜひこのNoteへのスキをしていただけると嬉しいです。
1.そもそもベルレンガ島とはなんぞや?
さて、そもそもベルレンガ島ってなんぞや?って話ですよね。
ベルレンガ島はポルトガルの首都リスボンから車で1時間ちょっとくらいの場所にある小さな港町ペニシェの沖合にある島々の中の1つです。
観光が出来る時期が決まっており、毎年6月から9月という限られた時期のみの観光が可能という場所になります。
エステラス、ファリルホイス、ベルレンガと名付けられたこの3つの小さな島々は100万羽はいるであろうといわれている海鳥を除いては、事実上の無人島となっています。現在、自然保護区(Reserva Natural das Berlengas)となっているこれらの島々には、パフィン、カモメ、カワウなどが生息しており、3平方キロメートルの島だけでなく、周辺の海も保護されており、985ヘクタールの海洋保護区を構成しています。
この中でメインとなる島はベルレンガで、夏にはペニシェから毎日船が出る船着場があります。また、この小さな入り江には島のビーチがあり、高い崖にまっすぐに切り立ったような細い砂地が広がっています。一度に550人しか入場できない島であるため、夏には海外からの旅行客でかなり混雑します。
ベルレンガ島で最も重要な建物は、素晴らしいサン・ジョアン・バプティスタ要塞(Forte de São João Baptista)と1940年に建てられた灯台です。要塞は岩の尖塔の間を縫うようにアーチで吊るされた細い道で島とつながっており、砦に向かって進んでいきます。この17世紀の砦は、戦略的に重要な島が北アフリカの海賊や、さらに悪いことにスペインに占領されるのを防ぐために建てられました。このような建物を見るのもベルレンガ島での醍醐味になると思います。
2.ベルレンガ島の前にペニシェに行かないとね
ベルレンガ島へはリスボンから簡単にアクセスすることが出来ます。レンタカーでも1時間ちょっとくらいなのですが、向かう先は拠点となる島でもあるペニシェという町になります。
その他、観光客の方はバスで行く方法があります。
一番メジャーなのはSete Rios駅からのバスです。
バス会社はRede Expressosという会社がメジャーです。
ポルトガルは、小さな観光地があちこちに点在しているのでバスでのアクセスがかなり良くて、このRedeを使いこなせると相当楽、且つお得に旅行することが可能です。例えば、私は家族4人で片道30.30ユーロでした。
Uberだと片道約80-100ユーロ、レンタカーもAT車は1日140ユーロほど(夏場)になるのでバスを使いこなすのが圧倒的に有利です。
※注意
Rede社でバスチケットを購入する時に外国のクレカ決済だとうまくいかないケースがあるかもしれません。その場合は当日バスステーションに行ってチケットを買う手段もあります。今のところバスは結構出ているのでオンラインで取れなくてもなんとかなるかもです。
バスのりばはこちら。Sete Rios(Expressos)ってグーグル・マップで出てきます。
とまあ、こちらで乗車すると1時間半ほどでペニシェの町に着くことが出来ます。ベルレンガ島はこちらのペニシェの町が拠点になります。
日帰りで行くことも出来ますが時間があればペニシェに宿泊してゆっくりするのもいいと思います。私は2泊しましたがほどよくローカルな感じで楽しかったです。
3.やっとベルレンガ島!どうやって行くの?
ペニシェに到着したらいよいよベルレンガ島ですね。
ベルレンガ島へは町にある船乗り場よりフェリーで行きます。
色々な船があり、どれに乗ってもほとんど料金は同じです。速くいけるボートに乗るのもいいのですが年齢制限(12歳以下は乗船NG)などもなかにはありますので普通にフェリーで行くといいと思います。
私はVIAMAR社のHPから事前に乗船チケットを購入しました。
往復で買っています。子供もOK。
島巡りとビーチがあるということで10時から6時までのフルにしました。
フェリーの時間があるので、ベルレンガ島を日帰りでっていう方は結構スケージュールが厳しいのですが、7.8月の朝8時半のリスボンからのバスに乗り、12時のフェリーで渡り、その後リスボンに21時頃戻るという文字通り1日を使うツアー行程になります。バスの時間やフェリーの時間があるので気になる方はレンタカーで行くか宿泊するとスケジュールにゆとりが持てます。
次にベルレンガ島に入るために観光庁かな?入島料を期日までに支払う必要があります。手続きはこちらから完了できます。
自分が島に観光しに行く日を選んで個人情報入力してお金払えば完了です。
支払いが終わると特に何もないんですが、これで多分大丈夫です。
あとは当日島に行くのみですね!
ペニシェの町はコンパクトでとても雰囲気のいいところでした。
城壁に囲まれている町ですが中はリスボンよりは歩きやすい。
坂がないので自転車で走っている人もいます。
私は宿泊で行きましたが時間がある方はぜひペニシェに1,2泊してペニシェを楽しんで欲しいです。ゆっくり出来る場所ですよ。宿泊はBooking.comでもエアビー対応の物件が出回っているのでホテルに泊まらなくても選択肢があります。
食事はレストランもポルトガル料理のお店もたくさん。
私は「The Capital Lounge Restaurant」というお店に初日は食べにいきました。
お店の内装がめっちゃ素敵でおじちゃん達もめっちゃ優しい。
価格はペニシェの中ではお高いのかもしれないですが、食事のクオリティはとてもよく、中々ポルトガルの市場で見かけるラングスティーヌ(手長海老)を食べる機会がなかったのでこのお店で頼んでみました。
4人家族で87EURだったのでそこまで高すぎないですがペニシェの中では高額かもしれません。
4.いざベルレンガ島へ!
本日はベルレンガ島へ行く日。
ベルレンガ島は6月から9月までしか行けないのですが
フェリーの時間がだいたい決まっています。
7月は10時と12時にペニシェから出発する船があります。
私たちは10時の便で行くことに。
船の乗船時間は50分ほどですが…
『めっちゃ揺れます』
乗り物酔いする人は酔い止め必須です。
実際大人も子供も吐いている人いました。
実際には高速船などもあるようでそれだと30分くらいで行けるようですが
お金とか色々天秤にかけるといいと思います。私は知らなくて普通に手配していました。
1日に550人しか上陸出来ないですが、島には宿もあって宿泊出来るようになっています。当然ほとんど物資がないのでペニシェで買っていくのが良いです。
私はペニシェからお水を凍らせたもの、ビーチパラソル、ビーチマット、チップス、ナッツなどを持って行きました。お酒は現地調達です。
※観光地なのにビール2€とか価格バグってました。安すぎないか?
そしてベルレンガ島へ上陸!!!
海の色が段違いで綺麗です。
ビーチに行く人やトレッキングをする人など様々な人がいますが
おすすめは最初に『砦を目指すこと』です。
砦はベルレンガ島のハイライトでもあり、インスタ映えのスポットでもありベルレンガの戦いの舞台にもなった場所ですので歴史を振り返る上でもおすすめです。ちょっと歩くのですが運動がてらおすすめしたい。
トレッキングしていると灯台が見えてきます。
中には入れません。
その灯台を通過して更に奥へとすすみます。
ここまでの登りは人によっては辛いかもですが私は荷物も持っていたので本当に肩が重かったです。笑
そして、砦に行く途中に見えるのがこの景色!!
加工無しでこれです…
すごすぎないか。
私も結構きれいな海行っていると思っていましたが中々にこれは驚きです。
本当にきれいです。
海鳥もたくさんいて写真には困りません。
そして砦に到着です。
砦の周りは秘境の海みたいに綺麗で泳いでいる人もたくさんいました。
砦の中は宿泊施設と簡単な博物館になっています。
当時の様子が伺えたりします。
ほんとにずっと見ていられるほど透き通った海です。
水温はね、びっくりするほど冷たいです笑
大西洋って冷たいのね。
あとはビーチもあるのでビーチで遊んだりレストランでご飯を食べたりして18時に迎えの船に乗ってペニシェに帰還します。
船は外より船内のほうが揺れないので船内で寝てるのがおすすめ。
ペニシェでそのまま海岸沿いのレストランに吸い込まれました。
ホテル戻るのめんどいのでそのままレストランに入りました。
ポルトガルの漁師町ですから、シーフードということで
シェルフィッシュライス(ロブスター、クラブ、エビ、貝が入ったリゾット)と金目鯛をグリルしてもらいました。
お値段は本日もまさかの87EURでした。
ロブスターやカニとエビが大量に来てこの金額は安いです。
ちなみに昨日も本日もワインのボトル頼んでこの金額です。
ペニシェめっちゃコスパいいのでほんとにおすすめです。
5.終わりに
ベルレンガ島いかがでしたでしょうか?
日本からのポルトガルツアーのほとんどが
「ポルトーコインブラーリスボン8日間」のようなツアーで終わることがほとんどです。もちろん限られた時間なので仕方ないことではありますがこのような場所もあり、ぜひリスボンに来た際にはこんな場所もあるんだと知ってもらえると嬉しいです。
また、交通費も安く外食もそこまでコストがかからないのが特徴です。
当然アジア人など皆無です。
ポルトガルに移住しなければ私も気付きませんでしたが
家族でもカップルでもソロでもおすすめの場所だと思いますのでポルトガル旅行の際にはぜひ行ってみてください。
そして楽しかった方はこのNoteにスキをくださるとモチベになります!
ここまでお読みくださりありがとうございました。