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各国デジタルノマドビザの比較とポルトガル移住の決め手
こんにちは。ポルトガル移住をしたデジタルノマドのセミです。
前回の初投稿でいいね、購読をしてくださった皆様ありがとうございます。
かなりブランクが空いてしまいましたが、9月後半は遅めの夏休みをとって、仕事をセーブしながらヨーロッパを周遊していました。国内旅行の費用と時間でヨーロッパを旅できるのが、ヨーロッパ移住の魅力ですね。
今日はまず<1.ポルトガル移住を決めるまでに検討したこと、主に他国で個人事業主が取得できるデジタルノマド関連のビザについて>、そして<2.比較検討の末どのように結論を出したか、その所感>をお話します。
1.3か国のビザを比較
まず前回の記事も書いた通り、私が移住を決めてから検討をはじめ、最終的にヨーロッパ移住の候補地に残っていたのがポルトガル、オランダ、そしてスペインです。
それぞれでデジタルノマド向けのビザを、①名称 ②滞在可能期間 ③メリット ④デメリット と要約したので下記をぜひご参照ください。
<ポルトガル>
①デジタルノマドビザ(D8ビザ)
②短期ビザ:1年ビザ
長期ビザ:2年の滞在が可能で、その後5年まで更新が可能
③長期ビザは5年滞在後の更新にて永住権の取得も可能
④・ビザの情報が少なく、申請が大変と言われている
・申請時の収入条件が比較的高い(月額 約2,800 ユーロ)
<オランダ>
①個人事業主ビザ(デジタルノマド専用ではなく、個人事業主全体のビザ)
②2年の滞在が可能で、その後5年まで更新が可能
③・5年滞在後の更新にて永住権の取得も可能。
・日本との特別協定があり、ヨーロッパの中で最もビザがとりやすい。必要書類やプロセスがシンプル
④生活費が高い。特に私が2023年当時に各国首都の1K-1LDKを調べた限りだと、この3国の中で最も家賃が高かったです。
<スペイン>
①デジタルノマドビザ
②1年の滞在が可能で、その後5年まで更新が可能
③・5年滞在後の更新にて永住権の取得も可能
・申請時の収入条件がポルトガルより低い(月額 約2,500 ユーロ)
④申請が比較的大変と言われている
正直こうしてみると、あまり大きな違いはないですよね。
「全て永住権の可能性がある」という点は共通していて、ビザに関する大きな違いはオランダは取得がこの中では簡単、というくらいでしょうか。しかしながら、他国と比較して簡単なだけであり、どこの国もビザの取得は容易なものではないので移住という大きな決断のためにそこを決め手にするのも微妙なところですよね。
個人的にこの比較で唯一選択に影響したのは、アムステルダムの家賃です。本当に高い、、私は移住したら仕事を減らしてスローライフを送りたいと思っていたので、賃貸サイトを見る過程でオランダは優先順位が落ちました。リスボンやバルセロナも家賃はかなり高い都市ですが、アムステルダムはそれを超えている印象です。
2.各国のビザを比較してみて結論
このような比較もしつつ、結局「そんなに違いがないのであればやはり旅をして本当に気に入ったポルトガルに移住しよう」という結論に至ったのが私の移住決定の経緯です。比較検討をしたがゆえの結果ではありますが、やはり最も「住みたい!」と思っていた国に決まりました。
ポルトガルのD8ビザ申請の申請に落ちた方の体験談も事前に聞いていたので、「もしだめだったら、次はスペインかポルトガルに申請しよう」というバックアッププランは決めて申請準備に臨みました。ダメだった時のことを想定しておく方が、万が一ビザが取れなかったときのためにもマインドが気楽かと思います。。!
移住からしばらくたった今でも、この決断に後悔はしていません。もちろん比較のプロセスは後悔しないためにも不要なものではないですが、結局どのビザ申請も大変なものは大変ですし、好きな国・住みたい国を検討しましょう、と私は伝えたいです。
次の投稿では実際のポルトガルのデジタルノマドビザ申請のステップについて紹介していこうと思います。
今回もご購読ありがとうございました。