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ここはコリアン・カフェか?メニュー表改訂にパラパラに個展に棚ショップ新規開店など

1月30日(木)

外は雪。
「今年は雪が少ないねぇ。」
「でもきっと、いつも通り帳尻あうよ。」
と言っていた通り、帳尻合わせに雪が空からやってきました。

そんな中、開店後中国から来た若い女性2人がご入店。
英語でのやり取りでしたが、
「ブレンド中煎りにオーツミルクで。それとカフェオレ」
とオーダーを受けました。
「ん?ブレンドにオーツミルクって、カフェオレ?」
と疑問に思い、英語で尋ねようとするも、私の拙い英語ではうまく伝えられず、翻訳アプリの力を拝借。
すると、
「コーヒー80%・オーツミルク20%で」
と返答がありました。
なるほど、そういうことでしたか。
こういうオーダーは初めてでしたが、対応可能でございます。

その後、韓国人の若い男性がお一人でご入店。
浅煎りのコロンビアを飲み、バレンタインブレンドのドリップバッグを購入してくれました。
飲んだのは浅煎り、購入したのは中深煎り。
「大丈夫かなぁ」
と若干心の中では心配でしたが、笑顔でお店を後にして行きました。

午後は韓国人の男女1組がご入店。
コーヒー飲みながら静かに本を読んで過ごされていました。
女性が読んでいた本は辞書の様にとても分厚い本だったため、
「これを常時バッグに入れながら歩くのは大変じゃないのかな?」
と、心の中で勝手に余計な心配をしていました。

その後はバタバタ〜とお客さんが入ってきて、ほぼ満席に。

韓国人観光客でほぼ満席!

気がつけば、日本人のお客さんは常連の方1人のみ。
その他は全員韓国人観光客でした。
流暢に日本語を話せる方が一人いて、
「ここはコーヒーが美味しくてお店の雰囲気が良いお店として韓国人に人気があります。私たちも札幌からさっき小樽に着いて、Googleマップ見てすぐ来ました」
と言ってくれました。
韓国人観光客の間でそんなに評価されているとは知りませんでしたが、ありがたいことです。
そして
「ここの美味しいコーヒーを沢山飲みたいので、大きなサイズにして下さい。」
とオーダーされました。
当店のホットコーヒーは小樽焼きのカップで、1杯150mlでご提供しています。
カップを見せると
「大きいサイズで」
と言われたので、マグカップ220mlで3人分ご提供しました。
一気に抽出する量としては過去最高だったため、ドリッパーからお湯が溢れないか心配しながら淹れましたが、ギリギリセーフ。
良い経験となりました。
コーヒーを飲んでくれた方々は
「美味しい」
と言ってくれたり、サムズアップしてくれたりと、嬉しかったです。
喜んでいただけて良かったです。
そして17時くらいには嵐のようにサーっと去って行き、閉店まで静かな時間でした。

1月31日(金)

大雪で開店前から雪かき。
午前はご挨拶に寄ってくれた方と、1棚ショップの申し込みをしに来てくれた方の2名のみ。
激しく降る雪の中わざわざ寄っていただき、ありがとうございました。

午後はまず中国人のご夫婦1組がご入店。
ブレンド深煎りとカフェオレを飲んで休んでいかれました。

赤井川村で以前から居場所作りに興味を持たれている方お二人が久しぶりにご来店。
お一人の方はギターやウクレレを演奏できる様で、オタルブのギターで弾き語りをしていました。
加えてオタルブフリマで出品しているカセットテープを2つご購入。
ありがとうございました。
居場所作りがどう進んでいくのか、楽しみです。

小樽市中部包括支援センターの方が「生活支援コーディネーター」のパンフレットを置いて欲しいとご入店。
こちら店内に掲示していますので、興味関心のある方は是非ご覧下さい。

生活支援コーディネーターのパンフ

小学生のYちゃんが、今日もふらっと入ってきました。
スコップで雪遊びして、お財布から350円出して、ホットサンドを食べて帰っていきました。
「これ、ケチャップ付けたら絶対美味しいよ。今度やってみてー」
と貴重なご意見をいただきました。
大人では考えつかないことを子供は言ってくれるので、面白いですね。

外が暗くなると、いつもの常連さん方がご来店。
お一人が隣のみにとまとんさんでお菓子を買ってきて、常連さん同士で分けて食べていました。
なんともホッコリとした時間でした。

2月1日(土)

2月からメニュー表を変更。一部新メニューの追加と一部値上げをさせていただきました。

新メニュー表

多くのものが値上げをしているこのご時世、大変心苦しいのですが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

2月のスタートは、某病院の職員さん2人がご入店。
その後その病院の利用者さんがご来店。
いつもオタルブで資格取得の勉強をされている方で、この日もコーヒー飲みながら勉強。

余市の就労継続支援施設の管理者の方がご挨拶にご来店。
もしかしたら施設で作っているものをオタルブで販売するかも。

次いで常連の男性が息子さんとご入店。
息子さんとお二人でのご利用は初。
親子で楽しそうに談笑して、奥様と娘さんチームと合流してランチへ行かれました。
花園でのランチや飲み会前の待ち合わせ場所としても是非ご利用ください。

午後はまずは
第5回パラパラ教室。
今回はわざわざ札幌から男性お一人が参加して下さいました。

第5回パラパラ教室

ディスコへ良く行かれている、すなわち踊れる方とのことで、この回のパラパラはやや難易度高めでした。
毎回最後に講師のかなえ先生による「本気のパラパラ」披露があるのですが、本当に凄い!
この教室はパラパラ初心者向けですので、「踊る」というよりも「リズムにあわて楽しく体を動かす」という感じですので、「踊るのは苦手」という方でも心配ご無用です。
次回は3月1日(土)
みんなで楽しく体を動かしましょう!

このパラパラ教室の間に、
いしだちょこさんの、オタルブでは第2回目となる個展
アーティスティック展 いしだちょこの世界
の準備が行われました。
壁はこんな感じ

いしだちょこ「アーティスティック展」

前回もそうでしたが、やはりちょこさんの絵はオタルブを明るい雰囲気にしてくれます。

夕方にはご近所にお住まいのTさんがご来店。オタルブブレンド中煎りと小樽焼きのカップをとても気に入ってくれて、いつも褒めていただいております。
この日は、歩道にある桜の木の幹に雪が積もり、それが
「熊の顔に見える。」
と楽しそうにその熊の顔を眺めながらコーヒーを飲まれていました。
雪が降り積もる景色を、こうやって眺めながら楽しい時間にするのが、なんとも素敵だなと思いました。
暗くなり
「そろそろ帰る」
と言うと、隣でお話しされていた常連のSさんが
「送って行きますよ」
といい、腕を貸しながら家まで一緒に歩いていかれました。
いつも思いますが、オタルブは皆様の優しさでできています。

ご高齢のTさんに腕を貸しながら家まで一緒に歩いて送るSさん

2月2日(日)

この日も朝から雪。
午前はお昼前に常連さんお一人のみのご来店。

午後からは前日に引き続き、いしだちょこさんの作品の展示作業が行われました。
自称ちょこさんのお母さんであるイコロン村の方と、そのご友人でもあるご近所のTさんと3人で作業を行なっていました。
このお母さんお二人のパワーにおされ、ちょこさんはすっかりライフポイントを奪われてしまったのか、ソファーで少し眠っていました。
そして、作業を終えると
1棚ショップの壁はこんな感じに。

いしだちょこ「アーティスティック展」ポスター
いしだちょこ「アーティスティック展」1棚ショップ前の壁

いしだちょこさんの1棚ショップも。

いしだちょこさんの1棚ショップ

そしてトイレの中も!

いしだちょこ「アーティスティック展」トイレ内

テーブルの上には感想の記帳用ノートがありますので、ご覧になった方は是非一言ご感想を残していただけると、ちょこさんがとても喜びますので、よろしくお願いいたします。

いしだちょこ「アーティスティック展」テーブルの上

いしだちょこ「アーティスティック展」
は2月28日まで開催しております。

また、この期間中、オタルブブレンドのドリップバッグは
ちょこさん限定ラベル
となります!

オタルブブレンド・ドリップバッグちょこさん限定ラベル

そしてこの日は1棚ショップに新たなお店
ニセモノのお菓子屋さんが作るおいしそうなモノのお店 ミミックパルフェ
がオープンしました!
恒例のくす玉でお祝い!

棚はこんな感じです。

ニセモノのお菓子屋さんが作るおいしそうなモノのお店 ミミックパルフェ

本物と見間違えるほど、美味しそうなものばかり!
オタルブにお越しの際は是非お手に取ってご覧下さい。
このミミックパルフェの店主さんは、時々オタルブで制作作業を行なっています。
こうやって、オタルブで作品を作って、それをオタルブの棚でお店として販売し、そしてその商品をお客さんが見て、感動して、購入してくれる。
それによって自分という存在を肯定できる、そういう場にオタルブがなれれば、我々スタッフもこの上ない喜びでございます。

同じく、1棚ショップの
White Blossom
のオーナーさんがご来店。
新作が入荷されております!

White Blossom

こちらはご夫婦と娘さんの作品が並んでおります。
ご家族の温かさを感じます。

喫茶の方では
「しばらく体調悪くて部屋で寝込んでいた」
という常連のBさんのお話をご近所のTさんが心配そうに聴いていました。
常連さん同士が心配しあい、話をしたり聴いたり、そういう場面がオタルブでは良く見られるようになりました。
人と話しをすることの大切さ
を改めて認識した場面でした。

2月3日(月)

コーヒー部長のきまぐれ営業日で、13時からオープン。
雪は少し落ち着いた感じです。
この日は1棚ショップ
Budding to Bloom
のオーナーさんがご来店。
こちらも新作が入荷しております!

Budding to Bloom

その後は常連のBさんがご入店。
オーナーのSさんとBさんと、私の3人で様々な話題について会話を楽しむ時間でした。
夕方にM子さんがご来店。
Bさんと一緒にお隣のお店へ行き、ミニトマトをもらってきたようで、4人でクッキーとトマトをシェアして楽しみました。
外国人観光客が多く来てくれるのはもちろんありがたいことですが、こうやって常連さん達との会話を楽しみながらゆったりと過ごすのも自分自身にとっても大切な時間だなと思いました。

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
外国人観光客がドッと沢山来たのは結局木曜日の午後だけで、その後は比較的地元の方が多かったです。
経営的には観光客が多く来てくれるとありがたいのですが、多すぎると地元のお客さんへの接客の時間が削られてしまうし、そこのバランスはいつも難しいなと思います。
またお客さんの数は天候にかなり左右されますね。
これもまた自分たちでコントロールはできないため、仕方がないとは思いつつも、何か出来ることはないかと常に思案しています。
試行錯誤の連続で、その意味でオタルブはまだ
プレ・オープン
のままです。
さて、小樽はいよいよ
雪あかりの路
が始まります。
オタルブの前身的活動
FREE COFFEE
で韓国人の青年と一緒に雪だるまを作ってから早1年。

あの時はただ漠然としか今を想像していなかった気がします。
そして多くの方々のご支援で、今こうやって形となって動いていることに感謝です。
今年の雪あかりの路、果たして一体どんなストーリーが生まれるのか?楽しみです。
皆様のご来店をお待ちしております。

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